不整脈のトラウマに打ち勝って明るく前向きに生きる男の顛末記

明るく前向きに生きることで
不整脈とQOLをコントロールした男の生きざまを描く

Z 6Ⅱと70-200のニッパチで皆既月食撮りをシミュレート

2021-05-06 19:22:59 | 脈○神▵評○

今日は算数のお勉強

 星は1時間でどれくらい動く?
 では月は?

ジジンガーZでございま~~す





皆既月食では明るい部分と暗い部分の明暗差が大きくなるので
よりダイナミックレンジの広いフルサイズセンサーを積んだ
Z 6Ⅱの描写力でどのように表現できるのか?
とても楽しみでありますが、その前にどう撮るかを考えておく必要があります

 国立天文台 皆既月食(2021年5月)

例えば、前回の記事でちょっと触れた、よく見る多重露出の話
まあいわゆるこういう作品ですね

実際はもっと月が小さくて、たくさん並んでて
欠けていく段階ももっと細かいんですが
適当にチャチャ~~~ッと作ったヤツなのでご勘弁
(作るのメンドクセ~~んすよ~)


Z 6Ⅱであれば、撮影メニューの多重露出モードで最大10枚重ねられますので
欠け始め 皆既食 かけ終わりの3枚を基準に考えると
途中の段階、食に向かうところと満月に戻るところを
3枚ずつ計6枚入れて9枚撮影することができますが
この一大イベントをたった9枚しか撮らんでいいのか?
(しかも、撮影間隔が長いのでカメラの省電力設定を変更して
 電源入れっぱなしにしなければなりません)


もう一つの選択肢として
フルマニュアルで撮って、後でソフト側で比較明合成で作る方法もあります
これは撮影枚数も間隔も自由自在


では、この二つを当日アタフタしないで済むように
シミュレーションします


撮影は固定撮影で食の初めから終わりまでカメラを動かさずに済む
焦点距離=撮影画角を考えますが、これを決めるために

 ❶ 月が何分でどれくらい動くのか?(地上の風景を基準に)
 ❷ 皆既月食の始まりから終わりの時間

を知ることが必要です


【月の動き】
  夜空の星は地球の自転で動きますが、それが1時間に15°(360÷24)
  月は自身が公転して逆行しているので
  その分を差し引くと約14.5°動くそうです
  (拳を握って立てて腕を伸ばした、その拳の高さが15°くらいです)

【月の視直径】
  おおよそ0.5°

【皆既月食の時間】
  部分食は18:45~始まり21:52分に終わるので食全体では187分間
  皆既食は20:09~20:28の19分間

以上から導き出される月が重ならない撮影間隔は1時間に7.52コマなので
(あとで位置調整とかやりたくないので重ねないようにします)
500秒間隔くらいで露出を調整しながら撮っていけばいい計算になります
(タイマーが必要ですね)
食全体で必要なコマ数はたった22コマ(^-^;
まあ皆既食中は微妙な変化も撮りたいので1分間隔で撮るとして19枚
両方合わせて計40枚程度

187分間で月が動く角度は14.5°で3時間なので43.5°

 まずい

70mmの画角は長辺で28.8°(1時間55分くらい)
対角辺でも34.3°(2時間30分くらい)
う~ん

ただ、これ以上の望遠や、これ以下の広角では他のカメラとカブりますし
ぜひとも70-200の望遠域内で押さえておきたいのですが
フルサイズの解像感で
APS-Cクロップで300mmで追尾して撮る方をZにすると言う手も・・・・

う~~ん どうすべか?
悩むわ~