気がつくとあの場所に足が向いていた
この前は水が枯れていた女滝にも清らかな流れが戻っている
人の営みに関わらず、悠久の時間は流れ
揺れ動く心にかまわず、水はせせらぐ
自然の中で心を無にできれば、迷いは消え、答えは見つかるかもしれない
カメラをしまい、自然に身をゆだねる
そのまま時間だけが過ぎていき、迷いは消えず、答えも見つからなかった
人は毎日数えきれないほどの判断と選択を繰り返している
だが、すべての判断と選択を間違えないで行えるほど
人は万能ではないし強くもない
今はまだそうではないが
いつか自分の判断と選択を後悔する日が来るとしたら
自分の弱さが判断と選択を狂わせ人を傷つけているとしたら
正しい判断と選択は自分しか行えない
正しい判断と選択のもとに、つらい決断をしなければならない時は近いのかもしれない