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伊勢神宮内宮の別宮・月讀宮

2010年07月28日 | 記紀創世紀

 月讀宮は内宮の別宮で祭神は月讀尊といって天照大神の弟神である。 そして外宮別宮に祀られている月夜見宮の祭神・月夜見尊とは同じ神である。 それでは何故同じ神が月讀尊と月夜見尊に名を変えて内宮・外宮の二箇所に祀られているのかを調べてみたがよくわからない。 元々天照大神と仲のよかった月讀尊は高天原を二人で統治していたが、月讀尊が葦原中国を治める妹・豊入姫命を殺してしまったことから月讀尊と天照大神は仲が悪くなった。 月讀尊は高天原の夜を、天照大神は昼を治め、お互いに顔を合わさなくなった時から月讀尊は月夜見尊と名を改めたというのが私の推測である。 つまり月讀尊のときには”陽”、月夜見尊になってからは”陰”の世界に生きたことになる。 従って内宮の別院・月讀宮は男神でありながら陰様式、外宮の別院・月夜見宮は陽様式となっているのであろう。  

 宮域には、月讀尊の魂を祭神とする月讀荒御魂宮、伊弉諾尊を祭神とする伊佐奈岐宮、伊弉冉尊を祭神とする伊佐奈弥宮の3社があり、参拝は月讀宮-月讀荒御魂宮-伊佐奈岐宮-伊佐奈弥宮の順に行うらしい。 これは月讀尊が最高神天照大神の弟神であることから、別宮としては天照大神の魂を祭神とする荒祭宮に次ぐ最高位の別宮であることによる。 ここ4社の社殿は祭神が男神か女神かに関係なく内宮に準じて、内削ぎの千木と、偶数の鰹木を持つ萱葺の神明造で南面している。 ところで、伊佐奈岐尊は月讀尊の父親、伊佐奈弥命は母親である。 

月讀宮

 

伊佐奈岐宮と伊佐奈弥宮

 

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