オール・ユー・ニード・イズ・キル

視聴環境：映画館、字幕

　試写会に行ってきました！
　新作の試写会ではなく、ブルーレイ・ＤＶＤの発売を記念した催しみたいです。けど久しぶりに映画館のスクリーンで見られてシ・ア・ワ・セ！

　もう何度か鑑賞しているのですが、何度も繰り返される死を経ながら次第に”戦友”として絆を深めていくケイジとリタという設定が良かったですね～。お互いが事情を承知しているとはいえ二人は現実世界では初対面から１日ほどしか時間を共有していない、しかし同じ１日を何百回も何百日も戦った戦友でもある、というのが不思議な感じ。

　主役のトム・クルーズもさすがで、冒頭の実践経験なしのＰＲ将校という薄っぺらい人物から数百という死を乗り越えた歴戦の猛者に変わっていくところを表情と仕草のみで演じ分けるというのがすごい（日本のテレビ番組のインタビュアーが「同じシーンを何度も演じた苦労は？」とつまらない質問をしてトムが「同じシーンは１つもないんだよ？」と半ば呆れたように答えていたのが印象的）。

　ただでさえタイムループものは複雑な上に、敵の仕組みやトムたちの攻略が割と難しくて中盤あたりからぼんやり見ていると置いていかれるというのは事実。ラストも「けっきょくあれってどういうこと？」となりがち。
　しかしそれはそれとして、トム・クルーズの安定した主演ＳＦアクション映画だし、バトルスーツをはじめＳＦギミック的にも見所たくさん。男の子にとってはおなかいっぱいの映画でしたね～。

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