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ピアニスト 矢野嘉子 yoshiko yano のBlog

ボブ ミンツァー&ラッセル フェランテ ワークショップ

2012-06-25 | ミュージック



             
                   ミンツァーとラッセル
                          Peacefulなおふたりでした。





*ボブ ミンツァー&ラッセル フェランテ ワークショップ
              2012 6 23 at 石森管楽器イベントホール




来日のたびにワークショップを開催しているsax奏者のボブ ミンツァーですが
今年はイエロージャケッツのキーボード奏者のラッセル フェランテと一緒に
3つのバンドのクリニックを行った。


1つ目のバンドは
テナーサックスがリーダー
テナー、ギター、ピアノ、ベース、ドラムの編成
オリジナルを2曲演奏


2つ目のバンドは
ソプラノサックスとピアノのDUO
オリジナルとソフトリーを演奏


3つ目のバンドは
アルトサックス、ピアノ、ベース、ドラムのカルテット
スタンダードナンバーを2曲演奏



どのバンドも上手!!
ピアニストは私なんぞよりも上手な人ばかり。
若者は優秀だ。


ミンツァーからは
こんなアドバイスがありました。

*リズムの練習
2、4を足ぶみしながら楽器を演奏する

*スケールの練習
リズムを保ったきれいなフレーズで
音が上がる時はクレッシェンド、下がる時はその反対。

*音のメリハリ
平均的には柔らかく吹いて
その中に大きい音、強い音、弱い音などがあり
それらをレガートでつなぎ、バラエティに富んだ内容となる。


*昔のプレーヤーを研究することも大事。
音の使い方など。


*アーティキュレーション
雰囲気を出す、音楽的にメリハリが出る。


*ベースとドラムがいない状況でDUOで演奏する場合
音のバランス
二人とも同じリズムを感じているか。
自分のプレイを通じてリズム感を伝える




さて、ラッセルのアドバイスは

ピアノのコードのヴォイシングであるが
1.トップの音をあえて全部同じにして弾いてみる。

2.マッコイタイナーがやっているような4度音程もやってみる。

3.Drop2のヴォイシングもあるよ。

4.コード進行が同じものが続く場合は代理コードを使って変化をつける。




私はボブ ミンツァーが大好きなので、
石森でのクリニックもほとんど毎回聴講しています。
すっかり白髪になってしまいましたが、
そのプレイは進化しつづけています。

知り合いのサックス奏者と久々に再会、
同じように聴講していた彼いわく、
「ミンツァーとラッセルの
このPeacefulさはいったいなんだろう。
いったいどうやったら、このようになれるのか。」


まさにそうなんです。


一流ミュージシャンを聴いていつも思うのは
音の感じと演奏者の印象が全く同じということです。

ミンツァーのサックスのフレーズは
彼が言葉を話す時と同じような感じなのです。





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