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10月にはハロウィーン用のカボチャ"pumpkin"が小学校の教室にも登場。いろいろな教材になります。
カボチャの中をくりぬいて、ジャッコランタンをつくるパンプキン・カービングは10月の恒例行事。これは図画工作の時間?
今日の写真は、カービングナイフでカボチャのへたの部分をきりとって、これから中をくりぬく準備がととのったところです。こういうふうにヘタをとり終わると、いきなり青臭いニオイが漂います。そして、中を見るとネバネバ。威勢の良かった子どもたちも、ちょっと怯んで腰が引ける一瞬です。でも、実は、このネバネバした中身を取り出す作業は、どろんこ遊びのようで、なかなか楽しいもの。皆、夢中になって、辺り一面に中身を散らかしてしまいます。
カービングをする日、小学校の低学年の教室では、よく「取り出したタネを数える」という授業をやります。自分のカボチャにはタネがいくつはいっていたかな?と一人一人が数えるのです。けっこうたくさん入っているので、1年生では数えきれない子も出たり、10個ずつのかたまりにまとめたりと工夫も必要になり、それなりに楽しめる教材です。
が、1人ずつ自分のタネを数えてくださいと言われると、子どもたちはカボチャの中身をできるだけまとめようとし、また他の子どもと混じらないように努力するので、中身があまり散らからないという副次的な効果が期待できるのです。それに気づいたのは娘の小学校のクラスにパンプキン・カービングの手伝いに行ったときです。昔の先生方は、さすが! 子どもが散らかさないように「タネを数える」という課題を出されたのではないでしょうか?
「タネを数える」を発展させて、タネはどうしてできるのか?タネの数は皮の外からでも予想できるか?カボチャの大きさとタネの数の関係は?などなど、さまざまな問いに発展させて理科の授業につなげていく先生もいます。
"How Many Seeds in a Pumpkin?"は教材にもなる1冊ですが、ハロウィーンの時期の教室の様子がよくわかります。
![]() | How Many Seeds in a Pumpkin? |
Schwartz & Wade |
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