お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

愉快な天才数学者

2013-12-21 | about 英語の絵本



 数学者は孤独癖のある、偏屈なひとたち・・・というイメージがあります。実際、数学者というのは一般に、ひとりで集中して仕事をするのが好きです。でも、ハンガリー生まれの天才数学者ポール・エルデーシュは全然違うタイプでした。

 ポールは、4歳のとき、誰彼かまわず「ねぇ、生年月日を教えて!」と質問してまわる子どもでした。誰かが答えると・・・ポールは驚くべきスピードで、その場で「そのひとのがこれまで生きた人生の『秒数』の合計」を暗算してみせました。もっとも、一方・・・ポールは20歳になるまでどうやってトーストにバターを塗るのか知らなかった・・・というエピソードもあるのですが。

 大きくなってからは、ポールは世界中の高名な数学者を訪ねて旅をし、各地で共同研究し、難問を解決し、1500以上の論文を書きました。いつも旅していたポールは「放浪の数学者」のニックネームで呼ばれていましたが、とにかく「数学が愉しくてしかたない!」ポールは、いつでもどこでも寝ないで何時間でも数学の問題を解き続けることでも知られていました。

 "The Boy Who Loved Math" は、こんな愉快な数学者:ポール・エルデーシュを子どもに紹介する入門書です。天才を自然体で生きた愉快な「ポールおじさん(Uncle Paul)」のできるまで・・・親子でお楽しみください。

The Boy Who Loved Math: The Improbable Life of Paul Erdos
Roaring Brook


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