「サンタさんが来るまで、起きて待ってる!」クリスマスイブの夜、子どもたちはこんなふうに宣言して、居間のツリーの脇に毛布を抱えて陣取ります。ガレージやクローゼットにプレゼントを隠しているホーム・サンタさんはひやひやしますが、でも、たいていの子は、真夜中になるのを待てずに・・・ぐっすり。
だから・・・というわけでもないでしょうが、子どもたちは、ぐうぐう高いびきで冬眠してしまうくまさんのお話が大好き。
![]() | Bear Snores on |
Simon & Schuster Children's |
でも、くまさんは、今年は「起きていて、ともだちとクリスマスを楽しむぞ!」と決心。冬眠する前に、ともだちにも宣言しました。
だから、クリスマスの前日、くまさんの友だちが心配して、次々にくまさんの巣穴にやってきて、くまさんを起こしておこうと一生懸命になります。 ねずみさんも来ました。もぐらさんも、あなぐまさんも、からすさんも・・・。
"The Bear Stays up for Christmas" は小さな子に圧倒的に共感を呼びそうな絵本です。はじめは、ねずみやからすに感情移入して、一緒になって一生懸命くまさん起こそうとしていた子が、いつの間にか眠ってしまったり・・・。
![]() | Bear Stays Up for Christmas (Classic Board Books) |
Margaret K. McElderry Books |