自然観察系ぷち旅日記 うにまるが行く!!

遅咲きのなんちゃってトラベラーうにまるが再び動き始めます。薔薇と化石と砂漠を巡る、自然観察系旅日記です。

聖地 !タクツァン僧院へ!

2016-11-28 18:00:15 | ブータン
こんばんは。
今夜は聖地タクツァン僧院へ行ったお話。



切り立った崖の中腹に建つこちらの僧院がタクツァン僧院。

こりゃすごい!!!
一体どうやってこんな場所に建立したのやら…∑(゚Д゚)



標高3000m
今なお僧侶が修行を続ける生きた僧院。

伝説では、ブータンの開国の父であるバドマ・サンババがトラの背に乗ってここにたどり着き、僧院を建てたと言われています。別名タイガーズネスト。

トラに乗って空を飛べない私たちが行き着ける場所なのか…。行ってみたいけれど、崖をよじ登るなんて、絶対無理(>_<)

安心してください!!!

ちゃんと道があります。
スタート地点は標高2500m。ですから、実際に登るのは垂直方向にして500m。



ロッククライミングのような高度な技術は必要ありません。

スタート地点で木の杖をレンタルすることができます。500円するというし、今はやりのトレッキングポールのように軽くないし、なくてもいいかなと思っていたのですが、最終的にガイドさんが、自分の杖だから使っていいよと車から出してきてくれました。



登り始めはほとんど勾配がありません。

川のせせらぎが聞こえてきたり、水車マニ車の回る音が聞こえてきたり…



マニ車は一回転すると鈴のような鐘のような、チンという澄んだ音を鳴らします。その響きが静かな森に吸い込まれていきます。

やがて、道はだんだんと上り坂に。



山道にはところどころにケルンのように石が積み上げられ、この場所が祈りの場所であることを教えてくれます。



勾配がきついところもありますが、のんびり上がっていけば、1時間ほどで第一展望台へ。







展望台の手前には、大きなマニ車があり、色鮮やかなルンタが空に揺れ、一気にテンションが上がります。

ここからあと少し登れば休憩所の茶屋へ。





目指すタクツァン僧院を眺めながらクッキーと紅茶でティータイム。お湯を入れてあるポットが可愛い♪



現在地はここ↓



先はまだまだ長そうです。ここから道はさらに急になりますが、しばらく進むとまた緩やかに。







それでも一歩一歩登っていけば、やがて頂上にたどり着くのが登山。今度は1時間かからずに第二展望台へ到着。

着いたー!!



ここからはタクツァン僧院が目の前に見ることができます。



ここからは、崖に設置された道は歩いていくことになります。こんなところに、ちゃんと道が付いていたんですね。



道と言ってもほとんど階段。しかも一度下ってまた登らなくてはなりません。

さあ、がんばるぞ!



下りはいいんですよ、下りは。
下から見上げるタクツァン僧院。



下りの終わりに滝が現れました。





滝が落下する音。水のしぶき。色とりどりのルンタ。伝説の物語の中を歩いているようなそんな風景です。

でもここからの登りがきつい。階段が急なんです(T_T)





すぐ目の前なのにへこたれそう…
その結果ここで写真が途切れています(笑)

もっとも僧院の敷地に入ると撮影は不可。荷物も全て入り口で預け、身一つで僧院の中へ。

観光客はもちろんですが、ブータンの方もたくさん来ていました。ここまで来るのも大変なのに、皆さん立ったり座ったり、頭を地面につけながら熱心に祈りを捧げてました。

中はとても広く、説明を聞きながらぐるっと回ると30分以上が過ぎていました。

帰り道は行きよりも晴れてきました。





あんな細い道を歩いていたのか∑(゚Д゚)
上から眺めてびっくり!!
歩いているときは、それなりに道幅もあったので、全く気付きませんでした。

タクツァン僧院までの道のりは片道およそ2時間半。それなりに山道ですが、歩けない道のりではありませんでした。ちなみに高尾山は標高差400mですので、それよりさらに100m登ると言った感じ。

ただし、標高か3000mありますから平地よりは空気が薄くなっているはず。万全の体調で臨むのがベスト。

下りはさくさく歩を進め、あっという間に第一展望台。





ここまでは、馬で登ることもできるそうです。誰かが乗ってきた馬なのでしょう、何頭かつながれていました。

このサービス、途中馬糞が多いのが難点(^^;;

スタート点の小川ではレンタル用の杖を洗う女性の姿が



目に入ってくる風景の一つ一つが素朴で、ノスタルジック。

最後はちょっと欲にまみれてお土産を物色(笑)



あとで分かることなんですが、町よりもここで買ったほうがお得です。交渉すると少し値引きもしてくれます。もしもこれから行かれるという方、覚えておいてくださいね。




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