京風ロハス倶楽部    by ake

LOHASというコンテキストでつづる京の暮らしと情報

梅じまん

2006年03月21日 | 花鳥風月
昨秋にご近所の飼い猫が枝にお乗りになってジャンプされたので、うちの軒端の梅の枝が折れたことを『折々の記」に書いたので覚えておられる方もおありかと。
その梅が見事な花を咲かせました



考えようによっては2手に分かれていた枝を折られたことで、もう1枝に集中して見事な八重の花芽がきたのでしょうか?
花の咲く木はその年の剪定の時期によって、翌年の花の付き具合が替わります。
今年もハナミズキの花芽はいっぱい出ていますが、大昔からある池の馬酔木の花は咲きそうにありません@不思議。

京の職人さん宅のお雛さん

2006年03月21日 | 京都もの
お煎茶のお稽古に行くかせていただいている町家.杉本家へは四条西洞院のバス停から「厨子」という鉤状の路地を抜けて行くのが近道である。職人さんの家が軒を並べている中に、染み抜きをしていただいているSさんという着物クリニックがある。

おろし立ての小紋に小さなシミを発見、それにこの冬に何度着たかわからないほど着た道中着とともに持参。
そして、また今日も、ご主人が、「もしお時間があったら、上がってウチのお雛さんを見て行っておくれやす」と。そら~来た~!今回は少し時間があったので拝見してお話を聞かせていただいた


可愛い一刀彫りのミニ雛。台座は蛤の形。お雛様は乙姫様、そして、お魚さんの五人囃子。昔のものだからすべて手彫り。
奥さんを亡くされ、男ひとり暮らして数年になられる。癒されるので、すすんでお飾りしてますんや、と仰るご主人。品のいい京男さん。着物のお手入れの技能者として、京のおべべを影で支えて来た職人さんの日々の暮らしをお邪魔するたびにかいま見せていただいてます。