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undergroundman* ブログ

つれづれに

最先端のロボット開発

2009-03-22 00:43:36 | ロボットデザイン孝
前回は2回に分け、私なりの、ロボットの形態について
述べて参りました。

現在、最先端のロボットの世界をすすむプロジェクトが下記です。
http://www.jeap.org/web/

すばらしい取り組みです。

縦割りではなく、横のつながりを持っている。
つまりは、専門分野別に研究をすすめるのではなく、それぞれの専門分野と
情報交換をしながら、すすめてゆくところが魅力。

ロボットを作る事は、人間を知る事でもあるようで
人間を知る研究分野に対しても期待されているようだ。

前回、2回の考の中でも述べたが、ロボットを知る事は人間知る事。
については、プロも同意見だということだ。

脳が体を動かす形のロボットは、プログラムで動くことになる。
つまりは人工知能、しかし、そもそも人間に近い動きを実現するには
子供が成長するにつれ、洗練された動きが出来るのは、体が脳を生育させる意味合いもあるようで
赤ん坊ロボットに、五感を与え、そのデータから、本当の意味で人間のような動きができるようになるという
逆転的な発想で、開発もしているのだそうだ。
すばらしいですね。

なるほどですね。

人とロボットの共存をもめざし、実験的な都市も計画中とか・・・。
楽しみですね。

前回から述べているが、全くどこから見ても人間と同じというロボット(アンドロイド)には
まだまだ、個人的には不安がある。



免責:このブログはあくまで、個人的な見解です。
   なんら強要するものではありません。
   ご了承ください。
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ロボットの形態2

2009-02-15 00:40:28 | ロボットデザイン孝
前回において、
ロボットが人間の姿をリアルに再現した場合
そのマイナス要因について触れた。

そのことに、もう少し触れねばならない。

前回の文面では、人間に似てさえ居なければいいのだとも
とらえかねないので、この場を借りて明記する。

端的に、人間の形をしているかどうか、機械らしいデザインであろうがなかろうが
物(ロボットにかぎらず)は大事に扱うべきであるということを述べておきたい。



人間が危険な場所、または、重い物をもつ作業。
などにおいて、機械が進歩した。そしてロボットという
汎用性の高い人間を模倣し便利にできないかを考えた訳だ。
それが、ロボットを作る動機とも言える。

人間はやはり、隷属し従事してくれる存在を求める種族なのでしょうか?

そうした問題も考えつつ、人型つまり、ロボットを人間そっくりなデザインに
する必要があるのか、よくよく考えねばならない時もいづれくるのであろう。

今回は「もし、人間そっくりに作られたロボット」について考えたい。

AI (人工知能/Artificial Intelligence)が搭載され、『疑似人格=感情表現含む』を持ち得る
人と見まごうほどのロボットの場合、漫画 アトム や、攻殻機動隊にも描かれているが、
人とロボットの境界は矛盾に満ちてしまう。

そこには、魂が宿っているかどうか?その差ですらないほど、ある意味の危うさを秘めることにもなる。

つまりは、今後、ロボット工学が進んだ場合、その性能が人間に限りなく近づくとき、
われわれ人間側の存在すら、定義しなおす作業が必要になるかもしれない。

人工知能学会も見てみるとよい。


かの、映画 スターウォーズ の劇中には、Doroid(ドロイド)という造語が出てくる。
ちなみに、
R2-D2は、アストロメク・ドロイド
C3POは、プロトコル・ドロイド
というらしい。

戦うドロイドは、バトル・ドロイド
です。

また、医者のドロイド、2-1Pは、ドロイドながら、アカヒゲのように
人望が厚い。

劇中、大量生産されるのは、ドロイドばかりではない、
クローンも戦争に投入されている。

人間のクローンもドロイド的に、生産品化しているという、
よく考えると、ショッキングな話である。


話を、現実に戻す。

人間そっくりで、AI搭載。
本物の人間とみまごうほどのロボットで
外部記憶装置とネットでつながっていて、博識。
ロボット三原則にもこうそくされ、争いを起こさないロボット。
人間が欲する理想の人物像とも言える。
しかし、
これは、すでに、人間を越えた種族の誕生ともある意味言えてしまう。

その時、人はその事実を受け入れる事が出来るであろうか?
と、先の事を、ネガティブに考えてしまう。(笑)

であるがゆえに、個人的には、映画 アイ ロボットに出てくる
いかにも、機械の体を感じさせるデザインが好ましく思える。

そして、もし、人間と見まごうほどのロボットには、人権的な権利も与えるべきだとおもう。
これは、アンドロイド(人造人間)という言葉が近いのかもしれない。

また、映画などではすでに、こうしたロボットの姿も描かれている。
映画 イノセンスにおいてセクサロイドの、タイプハダリというロボットが劇中にでてくる。
セクサロイドとは?

また、映画 AIにも、娼婦のロボットが出てくるが
そういう、ロボットも描かれている。
こういうロボットは、人間の理想的なルックスで作られ、そうした趣味の人向けに作られるのかもしれない。

映画劇中の想像上の物とはいえ、こうした事に、高性能ロボットが使われる事も、
社会は今後考えるときもくるのだろう。


人とロボット、もしくはアンドロイド。
人間と、ロボットの愛情劇は、すでに描かれてますね。
映画 ブレードランナーには、レプリカントが出てくる。
また、 アニメ 潜脳調査室にもそれとなく描かれている。

レプリカントとは?


現実問題として、いま、AI搭載のロボットは、現段階、自分が知る限りでは、まだ幼児ロボだ。
you tube で、CB2が見れます。>>>
個人的な感想だが、リアルな人形がすこし怖いように、ボクには怖さが先にたった。
けれど、その技術は、ショックなほど驚きだった。
すごい研究だと思う。

手や足のパーツの機械部分は相当、技術が高いところまできているのだから、
あとは、AIなのでしょうねー。

すでにSFではないですね。


サイボーグ化=特殊化 はすでに、人体でのモニターが始まっている。
事故で失った、体の一部を機械化で補ったりする技術だ。
やがて、医療事業に組み込まれるのでしょうね。
以前、NHKスペシャルで、立花 隆氏が、そういう番組に出ていた記憶があり、
それも、SFではない所まできている。


ロボットを考えるということは
単にテクノロジーを議論するのではなく
人とロボットの定義の難しさの壁についても考えるという事なのだ。

SFではなく、現実に考えるときにあるのだとも言える。

薬も、飲み方を誤れば、毒となるように、
ロボットの技術も、使い方によっては、戦争の道具ともなる。

いきつくところは、結局、人類のモラルにかかってくる。
科学技術のそうした課題をブレイクスルーするには
人類個々の、心というか、そうした物を向上するということになるのかもしれない。

ロボットと向き合う事は
人を楽にする反面、責任を追わねばならない事でもあるのだろう。

ロボットを生み出す親は人間なのだから。

次回につづく

PS:あるポッドキャストにも、取り上げられた。下記をチェック!
http://radio-junky.de-blog.jp/podcast/2009/02/robota_b9b7.html


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ロボットの形態

2008-11-09 13:34:22 | ロボットデザイン孝
本ブログでの1テーマ。
『ロボットデザイン孝』は、
デザイナーの立場から感ずる、私の個人的な見解を述べるものである。

1)ロボットの原義

ロボットという言葉は、チェコ語の「robota(労働)」が基になっていると
いわれている。
小説家カレル・チャベックの書いた戯曲『RUR』にでてくる言葉です。
具体的な形態論はないのですが、言葉としてでてきた。


2)ロボットの目的

人間は思考し、より便利さをもとめ、豊かさをもとめ科学を発展してきたといえる。
とくに、『機械による自動化』は、お金では買えない時間というメリットを
我々にもたらしている。

主婦にとっては、全自動洗濯機、食器洗浄乾燥機などは、主な例に足りうるだろう。
また、機械化された、製造工場では、人員の削減(注1)、スピード化に役立ったと言える。

原義通り、人間の労働の代行役をかってくれる機械をイメージとしてはロボットといっているに違いない。

そこから、人間の未来的な良きパートナーとしてのロボットというのが、
現在の、各メーカーによるロボット開発の動機であり、理念であろう。

(注1)現在、社会は雇用不安があるが、ロボットによる人員削減は
    人の労働する仕事がなくなる、デメリットにもなりうるのかもしれない。


3)ロボットのカテゴリー

一言にロボットといっても、ニーズでそのデザインは異なるのであろう。

・家事手伝い用
・危険作業用
・愛玩用ペット用
・工事作業用
・介護、看護用
etc...

家事手伝いロボット、介護や看護ロボットなどは
人間に似せたロボットになるのだろうが、
それも、人造人間。つまり人間そっくりなロボットの追求に走るのは疑問がある。
人間と同じにしか見えないロボットの開発も行われているが
これには、私は疑問をとなえようと思う。


4)ロボットはロボットらしく

ロボットと人が、同じ空間に共生する近未来社会において
人間とロボットは明確な外見の違いが必要であると私は考える。
ロボットが、二足歩行をしても、両手を持っていても、
人間そっくりなのは問題があるとかんがえる。

AIの進歩でおそらく、自我を持ったようなコミュニケーションがとれたり
新素材や最新科学により、人間とみまごうほどのロボットが出てくるであろう。
それは、問題もでてくるとおもうのだ。

人は人らしく、ロボットはロボットらしくという定義が必ず必要になるときが
くるのではないかと私は考える。

(注2)6で詳しく述べる。


5)アシモフのロボット三原則

ここで、有名ではあるが、三原則を復習したい。

第一条:ロボットは人間を傷つけてはならない。また、人間が傷つくのをだまって見過してはならない。
第二条:ロボットは人間の命令に従わなくてはならない。但し、第一条に反する場合はこの限りではない。
第三条:ロボットは自分を守らなければならない。但し、第一条、第二条に反する場合はこの限りではない。

と、ここまで、人間は、ロボットに対し従順さを求めるであろう。
だからこそ、人間に似せるのはよいのだが、人間と見間違えるほどの模倣は要らないと思うのである。



6)人間そっくりで自我をもったロボットはすでにロボットではない。

もし、人間そっくりなロボットが完成すると、話しかけても違和感無く
会話もでき、外部記憶装置とつながっいるので、博識なロボットとなろう。
外見は、理想的な、男性、女性の容姿をきっとあたえるのだろう。
しかし、
飽きたり、故障したなら、人形や機械を捨てるように捨てるのかもしれない。
そうしたロボットを人間そっくりにつくるのは問題があるとはいえないだろうか?

もし、ほぼ人間と見まごうほどのロボットができたとしたら、
すでに、ロボットとは言えないのである。
そこには、人権にもにたロボットを社会的に庇護する法律もひつようではないか?

人間は、感情をもっている。
いらだつ日もあれば、喧嘩をしてしまうこともあろう。

よく目にするが、車が調子悪いときに、車を蹴り飛ばすシーンや
機械類をバンバンとたたいたりもする。
ロボットに対しても似たようなことをしてしまうのではないか?

ロボットは人間に八つ当たりされたり、いらだちをぶつけられても、
三原則で拘束されている以上、その人間のマイナス面を受け止めるしか無い。

相手が機械とはいえ、ヴィジュアル的には虐待そのものだろう。
であるからこそ、人間そっくりにロボットは作ってはならないのではないか?
そう感じるのである。

デザイン的には、あくまで機械的である必要があるのだ。
つまり、ロボットはロボットらしくあれ。
個人的に感じるのである。


次回につづく



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