神秘の国 ペルー紀行

2014年09月28日 | 海外にお出かけ

神秘の国 ペルー紀行    By Yoshio Motegi

イカ(ナスカ・謎の地上絵)、クスコ(サクサイワマン城塞、サント・ドミンゴ教会、12角の石)、マチュピチュ遺跡、チチカカ湖、ウロス島、そしてリマ市内を28枚のアルバムで紹介する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ワカチナ湖

成田からロス経由、リマに着いたのは3月4日深夜0時40分。税関でのトラブルもあってホテルに着いたのは早朝3時。2時間ほどの仮眠で空港に向かい、10時発の国内線(FOKKER FZ-27 52人乗り・前ページ写真あり)でナスカ観光基地の「イカ」に10時40分着。地上絵観光のセスナ機搭乗時間待ちを使用して、ワカチナ湖(写真)とイカ博物館を見学した。

ワカチナ湖:下段写真のように一面砂漠の中にあるワカチナ湖、砂漠のオアシス

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ナスカの地上絵

6人乗りセスナ機に乗った  ナスカ地上絵は1939年米国学者が飛行中に発見した乾燥大地に描かれた謎の地上絵、写真左上はハチドリ(100m)、右上はハンド(手)、右側にアメリカンハイウェイと観測塔が見える、左下は宇宙人

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

サクサイワマンの城塞跡

3月5日リマ空港からクスコに向かった。バスに乗り換え最初に訪れたのはサクサイワマンの城塞跡、クスコの街を見下ろす丘の上に巨石で作られた城塞跡、集合写真の後ろは最大の巨石。インカ帝国と征服者の最初の戦場になった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

タンボマチャイ

ケンコーを回って、タンボマチャイに着いたのは午後2時。ウルバンバ渓谷にあるインカ時代のタンボマチャイ沐浴場、4段からなる石壁から小滝のように水流が落下する。水源は不明。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

クスコ Cuzco

インカ帝国時代の名残とスペインの征服の歴史が混じりあう古都。標高3,399m。
上段と下段中央は郊外から見たクスコの街。下段左右はインカ時代の名残を残す街の佇まい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アルマス広場 Plaza de Armas

カテドラルやラ・コンパーニーア・デ・ヘスス教会があり、多くの人が集まる街の中心。この日は復活祭最後の日で、子供たちの「水掛け祭」(下段中央)が行われていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

12角の石

「剃刀の刃1枚すら通さない」と評判のインカの石材技術で作られた第6代皇帝インカ・ロカの宮殿の石壁。スペイン人はその跡に邸宅を建てたが、1590年の大地震で崩れてしまった。現在は宗教美術博物館の壁となっている。この建物の石壁には14角の石もある。
下段はインカの石積みが続くロレト(Loreto)通りとお土産屋。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

サント・ドミンゴ教会

インカ帝国時代にコリカンチャ(Qorikancha)=太陽の神殿と呼ばれた建物があった。スペインの征服者は黄金で一杯だった神殿の上部を壊し、チュリゲレス様式の教会を建てたが大地震で崩れ落ちたが、土台の石組みはびくともしなかった。インカの石組みの精巧さを示す証拠として語り継がれている。
(左上)中庭、(左下)インカの石組み、(右)インカの石組みが支えるサント・ドミンゴ教会。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ウルバンバ・オリャンタイタンボ

クスコは高地のためとマチュピチュに近い低地のウルバンバUrubambaの小さなホテル(san agustin Urubamba)に泊まった。豪華ではないがバスタブも付いており、暖房(電気ヒーター)があり、夕食のレストランでは民族衣装での生演奏もあった。ただし、ホテルの周辺には小さな売店があるだけ。翌朝はホテルからバスで約30分のオリャンタイタンボ(Ollanntaytambo)駅から高原列車「ビスタドーム」に乗る。上段はウルバンバのホテル、下段はオリャンタイタンボ駅の風景

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アグアス・カリエンテスへ

高原列車「ビスタドーム」に約1時間半乗り、マチュピチュの基地アグアス・カリエンテスへ向かう。
写真 (右上)「ビスタドーム」はウルバンバ川に沿って登っていく、(左下)急勾配のところでは「スイッチバック」、(右下)アグアス・カリエンテス駅

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アグアス・カリエンテス Aguas Calientes

(右上)アグアス・カリエンテスの吊り橋、(左上)アグアス・カリエンテスの土産屋、(右下)マチュピチュの入り口,
(左下)アグアス・カリエンテス広場 インカの英雄オリャンタイタンボ(Ollanntaytambo)像

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マチュピチュ Machu Picchu

写真 (左)アグアス・カリエンテスからバスで約30分登ったマチュピチュから見たウルバンバ川 (右上)マチュピチュとワイナピチュ(奥の山)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マチュピチュ Machu Picchu (2)

写真 (左上)アグアス・カリエンテスからマチュピチュまで九十九折のバス道はマチュピチュの発見者に因んで「ハイラム・ビンガムロード」と呼ばれる、(左上2)リャマ(アルパカより大きい)、(左上3)段々畑(とうもろこしを植えたという

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マチュピチュ Machu Picchu (3)

写真 (左)「見張り小屋」から記念撮影、(中上)コンドル、(右上下)葬儀の石と墓地、(中下)「インティワタナ」intihuatana(日時計)最高地点にあり、石の角柱36cmの稜を結ぶ対角線を冬至(インティ・ライミ)に太陽が通過するという。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マチュピチュ遺跡全景

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マチュピチュ インカ道

マチュピチュ2日目の午前にワイナピチュに登る予定だったが、登山道が崩れて登山禁止だったので、小雨の中インカ道を太陽の門まで往復約2時間歩く。道幅は1~2mあり、山道としてはよく整備されている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

クスコの夜景

アグアス・カリエンテス駅15:30発のビスタドームに乗り、クスコの手前のポロイ(Poroy)駅でバスに乗り換え、途中の峠から夜景を見物した。風があり少し寒かったが見事な景色に暫し見惚れる。夕食はクスコのレストランシアターでショーを見ながら。初めて「ネズミ」(インカ時代から唯一の蛋白源;原住民は今でも飼育し常食している)を食べたが肉は硬くて美味くない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

クスコからチチカカ湖へ

バスでクスコを出発、途中インカ時代の城壁跡を見て、約1時間走り、トイレ休憩をかねてパン屋に寄る。自家製のパンを試食したが美味しかった。続いて金銀細工店に寄る。アルパカを飼育しているところでアルパカ製品のお土産を買う。
(左上)荷物はバスの屋根に積む、(左下)人力タクシー?、(下中)パン屋の陽気な女将さん

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ラ・ラヤ峠

今回の旅行での最高地点 ラ・ラヤ峠 海抜4,335m
写真 (左上)ラ・ラヤ峠から遠くアンデスの雪山を見る、(右)ラ・ラヤ峠の標識、(左下)ラ・ラヤ峠付近の景色、(下中)ラ・ラヤ峠のお土産屋

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

原住民のマリア家

途中で原住民の家に寄る。「ネズミ」も飼育されていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シュスタニ遺跡 Sillustani

プーノ(Puno)近郊にプレ・インカ時代からインカ時代にかけて作られた石塔の墓がある。あるものは磨き上げられ、あるものは丸石を使っている。近くに宮殿や住居の跡はない。遺跡の裏に鏡のようなウマヨ湖(Lago Umaya)があり、テーブルのような島があった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

チチカカ湖の夜明け Lago Titicaca

ホテル近くから停泊中の貨物船越しに撮影

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

チチカカ湖とトトラ舟

世界一高い(海抜3,855m)チチカカ湖をモーターボートでウロス島まで行き、ここから「トトラ」(葦)で作られた舟に乗り周辺の島を見物した。フジモリ大統領の施策で島にも学校や病院が出来て、太陽光発電機も備えられた島もある。トトラは根元の芯部分は食べられる(サトウキビのような形だが甘くない)。トトラの上に砂を敷きじゃがいもなどを栽培し、魚を釣って生活している。お土産はトトラ加工品だが通貨は米ドルであった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ウロス島観光 Isla de Los Uros

左端の少女(小学生低学年?)はトトラ舟(15人くらい乗れる)に乗り込んできて、絵を見せたり歌を歌った。日本人向けに「サクラ」の歌を歌った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ペルー富士

プーノには飛行場がないのでフリアカ(Juliaca)からアレキパ(Arequipa)経由でリマに帰る。アレキパに行く途中の機内からペルー富士山?を見た。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

リマ・アルマス広場

写真 (左上)アルマス広場で、(右上)最高裁判所、(右中)天野博物館、(下)大統領府

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ミラフローレンス海岸 Miraflorens & San Isidro

写真 (上)昼食のレストランから見た海岸、(左下)夏とはいえ寒さと強風で海水浴客は少ない、(右下)恋人達の公園

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

リマ・黄金博物館

(左上)リマ市内、(右上)黄金博物館、(下左端)シェラトンホテルから見たリマ市内、(左下2)リマ市内の渋滞の様子、(右下2)シェラトンホテルでの解散パーティ、(右下端)リマ空港カウンター

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この記事は2006年3月に茂手木良夫氏が寄稿して頂いたもの、茂手木氏は勤務先は違ったがアンクルサムが現役時代大変お世話になった先輩である。今もいろいろとアドバイスを頂いている。このアルバムは写真が中心だが、詳しい旅程などは下記の記事を参照ください。

             ペルー旅行記 By Yoshio Motegi

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿