彼岸花満開 見沼代用水東縁

2009年09月21日 | まち歩き

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彼岸花満開 見沼代用水東縁

見沼代用水東縁の彼岸花が見ごろを迎えている。彼岸花群生というとテレビでも報道される日高市巾着田が有名だが、ここ見沼代用水東縁沿いの散歩はこの時節お勧めポイントだ。A0909_101見沼代用水東縁の「締切橋」から「七里総合公園」までの2.3Km・40分ほど、彼岸花観賞のほか自然が楽しめる。交通は電車・バスだと大宮駅東口から浦和美園駅行の国際興業バスが本数も多く便利、締切橋(しめきりばし)で下Aimg_4106車。車だと締切橋に見沼自然公園があり駐車が出来る。井澤弥惣兵衛為永(1654-1738)が8代将軍吉宗から命ぜられて、この地に新田開発のために利根川から水路(見沼代用水東縁と西縁)が建設さAimg_4102れた。その新田は見沼田圃と呼ばれるが、この一角は加田屋彼岸花が咲いている。この散歩道には桜が植えられており春には桜見物が出来る。(9月21日午後撮影) 半分ほどが稲刈りが進んでおり、彼岸花と稲刈り、まさに秋の風物詩である。10分ほど歩くと「平成桜の碑」がある。左側にはのどかな田園風景が広がる。

代用水と芝川には野鳥が多く住みついており、カルガモは至るところで、サギの仲間やカワウ(写真左)なども良く見かける。小さな社の見沼弁財天(写真右)を過ぎて10分ほど歩くと七里総合公園に着く。この公園は平成8年に開設された新しい公園で野鳥観察には良い環境で、ゆっくりと散歩するだけで気持ちがすっきりする公園だ。

 見沼で見られる野鳥をアップしました  見沼で出会える野鳥たち

旧坂東家見沼クラシック館

A090906_02七里総合公園からの帰路は芝川(加田屋川)の西側に出て田園を散策しながら出発点の締切橋へがお勧めだ。ルートはさいたま市が発行しているコース案内・農と見沼代用水の原風景コースを参考にされるとよい。最後に旧坂東家住宅に寄ってみよう。坂東家は江戸に住む紀州出身の商人だったが、享保13年(1728)の見沼代用水完成に合わせA090906_11aてこの地の新田開発を手掛けた。加田屋という屋号であったため加田屋新田と名付けられた。この住宅は坂東家10代目のとき(1857年)に建てられた床面積300㎡ほどの居宅です。坂東家は見沼代用水の見回り役と名主役を幕末まで代々継承されたとのこと。運が良ければ囲炉裏端でお茶を頂きながら15代目?の奥様から代々伝わる話が聞くことが出来る。


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