南部領辻の獅子舞

2009年10月11日 | お祭り

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華麗で激しく 勇壮な舞い 南部領辻の獅子舞

見沼代用水東縁では見沼自然公園から国昌寺までの区間は気持ち良く散歩が出来るところAmg_0747_2だ。丁度その中間地点の南部領辻に「鷲神社」がある。朱塗りの山門脇に市教育委員会の案内板(下記)があり「南部領辻の獅子舞」が紹介されていた。披露Aimg_04952されるのは毎年五月と十月、いずれも15日に近い日曜日、今年(2009)は10月11日に披露されると聞いて訪ねた。午後1時から「辻の獅子舞保存会」の中野茂貞会長(写真左)の司会で始まった。獅子舞の演目は17あり、順序通りに進められる。2番目の「街道下り」で獅子舞一行は戈Aimg_0649を持つ天狗(猿田彦)を先頭に、弓持ち、御幣(お守り)を持つ世話人(氏子代表)、花笠を付けた笛方の二人と簓を受け持つ二人、その後ろに太夫獅子、女獅子、中獅子の三頭の獅子の一団で、合計十人で成り立っている。

 

南部領辻の獅子舞(さいたま市指定無形民俗文化財)

Aimg_0677 この獅子舞は、八幡太郎義家が奥州へ兄を助けに向かう途中、兵士の士気を鼓舞するために舞ったものを、土地の人たちが習って伝えたものといわれます。いわゆる「三頭一人立ち」の獅子舞で、毎年五月と十月に鷲神社に奉納されるほか、五月の奉納後には地域を回り、氏子の庭先でも舞われます。地域の「厄払い」のために舞われるという本来の姿をよく伝える獅子舞で、太夫(大獅子)を中心にした三頭の獅子が勇壮に舞います。(さいたま市教育委員会資料より) 写真は太夫獅子の舞い

南部領辻の獅子舞獅子頭、衣裳及び道具類(市指定有形民俗文化財)

Aimg_0764 天狗、弓持ち、お守り持ち、笛(二人)、簓(ササラ・二人)、太夫、中獅子、女獅子の十人分の衣裳及び道具類からなります。笛方、簓方が被る花笠(オゼン)の一つには、明和五年(1768)に岩槻の林藤町で作ったことが墨書されています。獅子頭をはじめ弓や天狗面に至るまで、制作は優れており、激しい舞にもかかわらず、良好な保存状態を保っています。なお、これらの衣裳及び道具類を納める長持及び長持覆い一式が付けたり指定となっています。(さいたま市教育委員会資料より) 写真は子供たちが演ずる獅子舞

 

 

 


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