B20形タンク式機関車

2005年08月27日 | 保存鉄道車両

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B20b202002_1 B20形 B2010号 (梅小路蒸気機関車館)

B20形は第2次大戦末期から戦後直後にかけてごく小数製造された作業用小型タンク式機関車で本線用機関車とは区別されている。B20という形式は動輪軸が2軸で重量が20トンであることから単純にB20と付いたそうだ。B2010号は1946年立山重工業で製造、1972年に廃車となり梅小路にやってきた。その後車籍も無くなり静態保存となっていたが、平成14年梅小路蒸気機関車館開館30周年(JR西日本発足15周年)を記念して動態復元工事を行った。ただし車籍が復活していないので展示走行用備品の扱いとなっている。動態復元工事を記念して右のような銘板が本体側面に取り付けられている。現在はSLスチーム号として同館の中で運転している。軸配置B(0-4-0)、全長7.0m、運転整備重量20.3t、動輪直径860mm。

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D50形蒸気機関車

2005年08月27日 | 保存鉄道車両

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D50形 D50140号 (梅小路蒸気機関車館)

大正時代の代表的な貨物用テンダー式機関車、大正12年から昭和4年までに380両製作された。当初の形式は9900形、D50140号機は大正15年3月に日立製作所で製造された。当初の形式番号は19140号、昭和3年に9900形からD50形に形式変更されたのでD50140号なった。9600形より大型のボイラー、シリンダーが採用されて牽引重量は1.5倍の900トンとなった。愛称デゴマル。諸元は全長17.25m、全高3.955m、軸配置1D1(2-4-2)ミカド、動輪直径1400mm、機関車運転整備重量78.14t、炭水車重量49t、最大出力1510馬力、最高速度75km/h。この140号機は昭和47年まで活躍したが、若松を最後に引退した。D50の保存機は少なく梅小路の他には北海道北見市三治公園に25号機のみでいずれも静態保存。

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