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海猫日和

色々と思うこと,見たことについてとりあえず気の赴くままに書いてみる.

春採湖畔140518

2014-05-18 | フィールドノート
春採湖、という湖がある.
川の一部のような状態であり、昔はもっと広かったらしい。
湖畔には「チャランケチャシ」という、アイヌの民に見張り場として使われていた場所があり、昔は島であったのだとか。



釧路市立博物館と野鳥の会釧路支部の共催で、探鳥会が春から秋にかけて毎月開催されており、今回はそれに参加してみたという話である。
案外と参加者が多いのには驚いた。
知り合いもいた。

まあ、そういう事もあるだろう。




メジロは鳴いていたが姿は見えず。
オオジュリンやコムクドリ、センダイムシクイは良く見えた。
トビはまだ育雛中なのか、巣からはヒナの声が聞こえ、オスが魚をとりメスに受け渡していた。

途中でシギの群れが飛んだが,種まではわからなかった。
おそらく河口までそのまま移動していったのだろう。

種数はさほどでも無かったので、今少し早かったか,案外と居るようで居ない。

とはいえ、久々に色々と見ることができたし、仕事中は野鳥ばかり見ているわけにいかないので,こういうのはこれで良いのである。



春採湖探鳥会

マガモ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、オオセグロカモメ、トビ、オジロワシ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ハシブトガラ、シジュウカラ、ショウドウツバメ、ヒヨドリ、センダイムシクイ、メジロ、ゴジュウカラ、コムクドリ、ノゴマ、ノビタキ、コサメビタキ、キビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ、オオジュリン

今日のNFP140309

2014-03-12 | フィールドノート
さて。

以前に書いたかもしれないが、NFPでは、毎年「クマゲラ一斉調査」というものが実施される。

NFP自体は、およそ2000ヘクタールの面積を有する森林公園だが、その全域でクマゲラの生息状況を調査しよう、と、そういう調査だ。
方法は至って単純で、森全体を500m程度のメッシュに区切り、各メッシュに人を配置して、同じ時間帯にクマゲラの声と姿を確認する、いわゆる人海戦術である。

クマゲラ自体、声はわかりやすいし、姿も、そこまで間違えやすいものではない。
痕跡も割とわかりやすい。

方法が単純なのも、長年続けるには重要な要素である。そろそろ30年近くになるはずだ。

そんなわけで、わざわざ、というのも妙な話だが、数年ぶりに参加してきたのであった。

懐かしい顔もあり、久々に森を歩くことでもあり、なかなかに楽しかった。

残念ながら、担当した区域ではクマゲラそのものは見つけられなかったが、食痕と糞は発見できた。
糞は当然ながら回収してきたので、そのうちに中身を分析してみることにしよう。
今回は、全体では2~4個体という結果だったようだ。

目撃情報自体は増えているようだが、クマゲラはそれなりに広い行動圏を必要とするし、巣穴や餌をとるのにそれなりの太さの樹が必要である。
NFPだけで養える数には限りがある。

まあ、市街地で死体が回収されたこともあるので、NFPとその周辺での個体の行き来はあるようではあるが。
今後どうなっていくかは正直なところ不明だが、こうした調査が続くことで、変化は追っていくことができるだろう。
機会があればまた参加したいものだ。





スノーシューを履いて、久々に歩く。

案外とこちらでは機会が無いもので、いや、これは言い訳だな。

とはいえ、気分が良いのは事実である。
どうにも、こう、身についた習性というものはなかなか抜けないものであるようで。
私には、定期的に森を歩くことが必要であるらしい。

また、そのうちに訪れることにしよう。


10:30~13:00
森林の家~志文別線

鳥類
トビ、ハイタカ、コゲラ、アカゲラ、オオアカゲラ、ヒヨドリ、キクイタダキ、エナガ、ハシブトガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、キバシリ、マヒワ、ウソ、シメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス

哺乳類
エゾリス

その他
キタキツネ足跡、エゾリス足跡、ユキウサギ足跡、ネズミ類足跡、クマゲラ食痕と糞、オオアカゲラ食痕

今朝のNFP110531

2011-05-31 | フィールドノート
今日は熊本へと出発する日である.

此処を歩くこともしばらくは,少なくとも今年はあるまい.

そんなわけで、少し歩いてくる事にした.



流石にもう雪はなく,樹々は葉を伸べ,森は緑に包まれている.
ヤマザクラはもう終わっているが,ウワミズザクラなどはまだ咲いているようだ。

下へ目を転ずれば,多くの草本が花を付けている.

まだ残るニリンソウ,果実を作りかけているエンレイソウ,開きはじめのマイヅルソウ、開花を待つコンロンソウ.

一つ一つ,覚えてきた.


鳥は盛んに囀り,縄張りを主張しあい,時に争う.

枝先に出るアオジ,木々の隙間を縫って追いかけ合うキビタキ,遠くでツツドリやアオバトが鳴く.クマイザサに見え隠れするヤブサメ,メジロやイカルの口笛,風を掴み舞うトビ.

一つ一つ,覚えてきた.


オカモノアラガイが這う.
ワカバグモがフキの葉を歩く.
花から花を渡るエゾオオマルハナバチ.
松の枝を駆けるエゾリス.
響くドラミング.
枯れ木に残るつつき痕.
泥の上に残る足跡.


看板は新しくなり,道も少し整備された.
ヒトも増え,時に腹の立つ事もある.

それでも,森は此処にあった.
今後もきっとあり続ける.
変わり,変わらず,ヒトの近くに.


見続けてきたこの場所を離れるのは,寂しい事である.
たかだか12年ではあるが,それでも.

私にとって此処は特別な場所なのである.
多くの事を知り,多くのものを得た.

都市近郊としてはかなり広い森だとか,道立自然公園だとか,希少種が居るとかいないとか.
そんな事と関係はなく.

そんな場所と離れる事が,ただ,寂しい.

いつかまた,訪れたいものである.
変わりつつ,或いは変わらないまま,在ってくれる事を願う。


6:50~8:00

育種場~大沢園地~四季美コース途中まで


カイツブリ、トビ、アオサギ、マガモ、オシドリ、ツツドリ、キジバト、アオバト、アカゲラ、オオアカゲラ、コゲラ、ヒバリ、ハクセキレイ、アカハラ、トラツグミ、クロツグミ、ウグイス、ヤブサメ、センダイムシクイ、キクイタダキ、キビタキ、オオルリ、コサメビタキ、ハシブトガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、キバシリ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル、シメ、ニュウナイスズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス

開花
ニリンソウ、ヤブジラミ、セントウソウ、レンプクソウ、ハウチワカエデ、イタヤカエデ、ウワミズザクラ、タニギキョウ、クルマバソウ、マイヅルソウ、エンレイソウ、オオバナノエンレイソウ、オオタチツボスミレ、ミヤマスミレ、ツボスミレ、シラカンバ、マムシグサ

結実
エンレイソウ、フクジュソウ、エゾエンゴサク、ニリンソウ

その他
ワカバグモ、カニグモ科sp., エゾオオマルハナバチ、セイヨウオオマルハナバチ、ハムシ科sp., キツネ足跡、エゾリス


今朝の育種場110422

2011-04-22 | フィールドノート
小雨がぱらつく中,森に行ってみる事にした.
この週末はあまり天気が良くないらしい.


一昨日に引き続き,後輩の仮入に同行することに.
聞かれた事を適当に説明しつつ,見せたいものを見せつつ,ゆっくりと進む.

あとで聞くところによると目的地はあったらしいのだが,結局そこまではたどり着けずに終わる.まあ,そういうこともある.

フクジュソウやアキタブキが咲き始めた程度で,春と言うにはまだ寒い.

ようやくアオジが囀り始めたらしく,少しずつ春が広がって行く.

まだ葉をつけない木々に目を向ければ,コブシの花芽が緩んできたようだ.



今年は長めに待たされている.

だが,そういう年があってもいい.

自然を観ると云うのは,そういうことなのだ.



6:00~7:50
育種場内


オシドリ,キジバト,ヤマゲラ,アカゲラ,コゲラ,ハシブトガラ,コガラ,ヒガラ,ヤマガラ,シジュウカラ,ゴジュウカラ,キバシリ,アオジ,カワラヒワ,マヒワ,シメ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス

開花
アキタブキ,フクジュソウ,ザゼンソウ

その他
クマゲラ食痕,ユキウサギの糞,コシジマルトビムシ,トビムシの一種

今朝のNFP110420

2011-04-20 | フィールドノート
しばらく間が空いてしまったが,まあいい.

状況はあまり変わらないが,幾許かの時は過ぎた.

で,あるならば.

やはり変わるものは変わるのだ.



一つ脱稿したので,久々に森に行ってみた.

後輩が群れていたので静かに近寄ってみたが,思いのほか早く接近がばれた.

なんということだ.



仮入部の最中であるらしく,そういえばそんな季節だったか.

若さとは良いものだな,等とつぶやきつつ,せっかくなので同行してみる.

今年は雪が多く,林道や森の中には多くの雪が残る.
春の花々は殆ど見えない.夏鳥もまだ,多くはない.

それでも見られるものがある.

雪の上に残るタネ,枯れ葉.それらを分解するトビムシ達.
ふくらみ始めた冬芽,現れるネズミのトンネル.


気づけば,其処に全てがある.

側溝の水たまりにエゾサンショウウオの卵を見つけた.
営巣中のフクロウ,縄張りを主張するクマゲラ.
イタチ科の糞,オオジシギのディスプレイフライト.


森の春は既に始まっているのだ.



それにしても,学生の気質は変わったものだと思う.
どうしても自分たちの頃と比べてしまうが,それはそれとしてもだ.

良い悪いという話ではなく,まあ,礼儀やら外部との接し方と言う面では多少そういう部分もあるのだが,これが世代と言うものなのだろう.

年年歳歳 花相似たり
歳歳年年 人同じからず

つまりは,そういう事なのだろう.



6:20~8:40
大沢口、中央線、休養園地


オシドリ,トビ,フクロウ,オオジシギ,キジバト,アカゲラ,コゲラ,クマゲラ,ヤマゲラ,ヒバリ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,ウグイス,エナガ,ハシブトガラ,コガラ,ヒガラ,ヤマガラ,シジュウカラ,ゴジュウカラ,キバシリ,ホオジロ,カワラヒワ,マヒワ,ウソ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス

開花
ザゼンソウ,フクジュソウ,カツラ

つぼみ
フッキソウ

花芽
ヤナギsp., キタコブシ

その他
キタキツネの糞,イタチ科sp.の糞,フクロウのペリット,エゾサンショウウオ卵,コゲラorアカゲラの食痕,サッポロマイマイ,エゾマイマイ,コシジマルトビムシ,ヤチダモの種子,カツラの種子,シラカンバの種子


温故而知新 可以爲師矣

2011-01-03 | フィールドノート
と,言っても,まあ.
さして古いわけでもないが.

私の原点の一つと云う事で.



そんなわけでまた此処である.
秋には秋の,冬には冬の楽しみがある.

夏や秋に比べればカワウはあまり見かけなくなり,ユリカモメが増える.
シギチドリは少ないが,カモが増え,彩が鮮やかである.

多いのはヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,コガモあたりか.
餌付けが行われていた時代に比べれば数が減ったのかもしれないが,特にそうとも感じられない.
まあ,あまり記憶が残っていないから,確実ではないが.

どのみち餌付けで増やした数など,重要ではない.



観察センターの窓のすぐ傍にカワセミがやってくる.





小魚を獲り,しばらく休んでからまた飛んでいく.



潮の満ち引きに合わせ,カモやハマシギが居場所を変える.
サギが魚を狙い,ミサゴが飛びこむ.
休憩するカモ類を狙ってか,それとも木陰の小鳥を狙ってか.オオタカやハイタカが周囲の林に見え隠れする.



やはり鳥を見るのは楽しい.
何処であっても,どんな時季でも.

鳥は其処にいて,様々な姿を見せてくれる.



10時半~15時半
谷津干潟

カイツブリ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,ユリカモメ,セグロカモメ,ズグロカモメ,ハマシギ,ダイゼン,イソシギ,タシギ,シロチドリ,カルガモ,コガモ,ハシビロガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,キンクロハジロ,ホシハジロ,オカヨシガモ,オオタカ,ハイタカ,ミサゴ,バン,キジバト,ドバト,カワセミ,アカゲラ,コゲラ,ハクセキレイ,モズ,ヒヨドリ,アカハラ,シロハラ,ツグミ,ウグイス,シジュウカラ,ヤマガラ,メジロ,ムクドリ,スズメ,オナガ,ハシボソガラス,ハシブトガラス

Memories on tideland

2010-11-19 | フィールドノート
ちょっとしたことで現在実家に戻っていたりする.

用件は済んだので,久々に谷津干潟をのぞきに行ってみた.

自分にとっての原点は,何処になるのだろう.

純粋に鳥や自然について考え始めたというのは,大学に入ってからだ.
したがって,自分のメインのフィールドはNFPである.それは今も変わりがない.

北海道以外では,地元で色々と見る機会が多い.
特に,北海道で私が居る辺りには干潟と云う場所は無く,やや内陸になるため,海辺の鳥を見る機会は少なめである.

また,小学校時代には清掃活動があったり,近辺の埋め立てに関して調べ物をしたり,そうした事は今でも思い出される.

そういう意味では,この場所を含めた東京湾沿岸も私にとっては原点の一つなのである.



観察センターの駐輪場に自転車を止め,周辺を一回りすることにする.ちょうど干潮になりつつあるところで,鳥は泥の上に散ってエサを探しているものが多い.

秋が深まり,此処で越冬するカモ類やシギ類が増えてきている.ハマシギやダイゼンの群れは忙しく歩き回り,カニやゴカイを引きずり出しては食べている.

杭の上にはカワウが止まり,羽を広げている.
別な杭ではミサゴが食餌中で,熱心に魚をむしっているのが見える.





一回り終えて,観察センターをのぞき,中で一服してからもう一度歩きだす.



潮の流れに伴って水路は変わり,居場所が変わる.
流れの中に鱗が煌めき,其れを追ってカワウやサギが動く.

陽光の中,メジロやスズメが木々を渡る.
オナガがさりげなく横切って行く.
植え込みの陰ではウグイスがエサを探している.



記憶の中の姿と比べてみれば,ごみも減り,ヘドロの臭いもしなくなり,周辺も整備されて小奇麗な公園になっている.鳥については生憎と殆ど覚えていない.その当時はさして興味も無かったのだから,まあ,仕方ない所ではあるのだが.



潮が満ちてくる頃,日も傾いたので帰ることにする.

いずれまた訪れよう.
きっと変わらずに,いや,細かくは変わっているのだろうが,在ってくれるだろう.


9:30~15:30
谷津干潟とその周辺

カイツブリ,カワウ,アオサギ,ダイサギ,コサギ,ミサゴ,オオタカ,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,ハシビロガモ,キンクロハジロ,ホシハジロ,バン,ユリカモメ,ウミネコ,ダイゼン,ハマシギ,イソシギ,セイタカシギ,キジバト,ドバト,コゲラ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,アカハラ,シロハラ,ツグミ,ウグイス,ヤマガラ,シジュウカラ,メジロ,スズメ,ムクドリ,オナガ,ハシボソガラス,ハシブトガラス

頂きもの

2010-06-12 | フィールドノート
機会があって,札幌市にある某湿地を訪れることになった.

平地に残った高層湿原であり,以前あったとされる石狩湿原の名残である.
周囲は埋め立てられ,パークゴルフ場ができるのだトカ.其れを緑化やらグリーンベルトだと称するのだトカ.

最近は猫も杓子もそんな感じだが,ほかにやることはないのだろうか.
所謂環境政策と云うのは,そういうものであるらしい.

まあいい.



その昔,とある高名な湿地学者は,こんな場所に意味はないなどと仰られたのだトカ.まあ,偉くなった学者と云うのはえてしてそんなものだろう.

実際に意味が在るの無いのと云うのは,正直なところ専門外で何とも言いようがないのだが,もうちと気の使いようは無いだろうか.偉くなる可能性は先ず無いが,学問に関わるものとして自分はそうならぬよう気をつけるとしよう.



まあ,そんなことはどうでもいい.

湿原に立ち入れば,ノビタキやコヨシキリが縄張りを巡って火花を散らす.
足元に目を転ずれば,ミズゴケやモウセンゴケがポツポツと残っている.

周囲の埋め立ての影響なのか乾燥化が進んでいるようで,ササがかなり侵入している.水は減ってきているようだが,所々に池塘もあり,古の姿を微かだが,確かに残しているように思う.

目的としていたトンボはまだ時期が早いようで,羽化はしていないようであった.他の種は4種居たようだ.

そのうちの何個体かに,赤いダニが付いていた.



胸部の腹面や,第1腹節に多数寄生している.
種はこれから色々と調べるとしよう.

軽く調べた結果ミズダニと云う仲間の幼体らしい.

普段あまり見ないものなので,楽しみである.



マガモ,トビ,ハイタカ,チュウヒ,カッコウ,ツツドリ,イソシギ,ヒバリ,ハクセキレイ,ノビタキ,アカハラ,ウグイス,コヨシキリ,エゾセンニュウ,アオジ,オオジュリン,ハシブトガラス

開花
フランスギク,オオダイコンソウ,ミツバツチグリ,アカネ科sp., アブラナ科sp.

その他
ヒナバッタ(幼),シジミチョウsp., アワフキムシsp., サッポロマイマイ抜け殻,エゾイトトンボ,キタイトトンボ,ヨツボシトンボ,アオヤンマ,エゾアカガエル,アマガエル

今朝のNFP100505

2010-05-05 | フィールドノート
昨日に引き続き,森に行ってみる.

特に理由はない.森が其処にあるからだ.

園地に行くと,後輩が居る.どうやら調査の日であるらしい.
せっかくなので同行してみる.

参加人数は少ないようで,まあ,昨今の若いのの思考からすれば仕方がないのかもしれない.

鳥が分からないからと,もっともらしい言訳もある.

笑止千万である.

わからぬのは別に大した問題ではない.
覚えようと思えば,そう行動すれば覚えられるものだ.
森に入れば,注意して見ていれば多少は覚える.

問題は,それを盾に覚えようとしないことである.
本人の考え方次第でどうにでもなる事柄なのだが,まあ,仕方ない.
無知でいたいのなら,そう在ればいい.
其処に成長など無いがね.

其の程度で野生動物に関心がある……だと?
冗談もほどほどにしておくがいい.

まあいい.



奇しくも,昨日と歩くコースは同じになる.
全く問題ない.

同じ事など無いからだ.
万物に時は平等に流れ,昨日と変わらぬものなど何一つない.

目には見えないものも多くある.
其れを想像し,感じ取る.

自分が変わり,森も変わる.
万物は流転する.

ただ,それだけの話である.


5:10~8:00
育種場~大沢園地~四季美~志文別~イヌツゲ~大沢~大沢園地~育種場


カイツブリ,アオサギ,オシドリ,マガモ,コガモ,トビ,キジバト,アカゲラ,オオアカゲラ,ヤマゲラ,コゲラ,ヒバリ,ヒヨドリ,コルリ,ルリビタキ,クロツグミ,トラツグミ,ウグイス,ヤブサメ,センダイムシクイ,エゾムシクイ,オオルリ,ハシブトガラ,コガラ,ヒガラ,ヤマガラ,シジュウカラ,ゴジュウカラ,キバシリ,メジロ,ホオジロ,アオジ,カワラヒワ,イカル,ニュウナイスズメ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス

開花
カツラ,キタコブシ,アキタブキ,エンレイソウ,フッキソウ,ナニワズ,フクジュソウ,エゾエンゴサク,ザゼンソウ,ミズバショウ


オオバナノエンレイソウ,ミヤマエンレイソウ,ツルシキミ,シラカンバ

その他
クジャクチョウ,ベニチャワンタケ,アミガサタケsp., エゾリス,オオアシトガリネズミ(死体),エゾサンショウウオ卵

今朝のNFP100504

2010-05-04 | フィールドノート
天気が良いので森を歩くことにした.

最近フィールドに出てばかりのような気もするが,まあいい.
空が青いからいけないのだ.

森はずいぶんと賑やかになり,花も色々と咲き始めた.
葉が伸びる前なので明るく,色々なものが見やすい.


沢の水量は少し落ち着き,ミズバショウが満開となる.
今年はちょうど連休に重なったからか,人も多く,沢の中にまで足跡が付いている.正直勘弁してくれと思う.自然公園である以上,個人の我儘で荒らして良い場所など存在しない.

別に道から見れば良いではないか.
あるいは,道のすぐ傍の個体を写せば良いではないか.

写真屋の思考と云うのは,私には理解しがたい.
消えてなくなるがいい.

まあいい.



コマドリが鳴き,オオルリやコルリも鳴き始めた.
夏鳥の飛来は,まだこれからだ.


道のど真ん中に,ジムグリがじっとしている.


倒木に妙なキノコが生えている.


春の森はゆっくりと,確かに変わりゆく.



5:10~8:00
育種場~大沢園地~四季美~志文別~イヌツゲ~大沢~大沢園地~育種場


カイツブリ,アオサギ,オシドリ,マガモ,コガモ,トビ,ハイタカ,キジバト,アカゲラ,オオアカゲラ,ヤマゲラ,コゲラ,クマゲラ,ヒバリ,ミソサザイ,ヒヨドリ,コマドリ,コルリ,アカハラ,クロツグミ,トラツグミ,ツグミ,ウグイス,ヤブサメ,センダイムシクイ,エゾムシクイ,キクイタダキ,キビタキ,オオルリ,ハシブトガラ,コガラ,ヒガラ,ヤマガラ,シジュウカラ,ゴジュウカラ,キバシリ,メジロ,ホオジロ,アオジ,アトリ,カワラヒワ,ウソ,シメ,ニュウナイスズメ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス

開花
カツラ,アキタブキ,エンレイソウ,フッキソウ,ナニワズ,フクジュソウ,エゾエンゴサク,ザゼンソウ,ミズバショウ


オオバナノエンレイソウ,ミヤマエンレイソウ,ツルシキミ

その他
エゾオオマルハナバチ,クロハナアブsp., クジャクチョウ,エルタテハ,ベニチャワンタケ,アミガサタケsp., ジムグリ,エゾリス,エゾアカガエル卵,エゾサンショウウオ卵