さる所から情報をいただいたので,シャチの骨格発掘のお手伝いに行ってきた.
2005年に羅臼で氷に閉じこめられた個体のうち,2頭が埋められていたのだとか.ちなみに他の個体の骨格は道内各地の博物館や大学に保管や展示されている.それ以外の内臓や筋肉や様々なサンプルは,今も各地で研究が行われていたり,保管されていたりする.その辺の細かい話はこのブログでは割愛する.
今回の骨格は,北海道開拓記念館と石狩市教育委員会が引き取ったものだそうである.
以前に某教授が引き取ってきた個体の標本づくりを少し手伝った事もあり,また少々現実逃避がしたかった事もあって,自重せずに行ってしまったという次第.
そんなわけで,私にとってシャチの骨格標本に関わるのは,今回で一応2個体目と3個体目ということになる.
浜の一角に埋めたとの事で,重機で表層を剥がし,その後は人力で掘り進める.
3月になったと言えど,未だに冷え込みはきつく,ついでに海辺なので吹きさらしである.表層の土はかなり分厚く凍っており、重機でもなかなか崩せない.晴れた上に風も殆ど無かったから良いようなもので,これで吹雪いてでもいたのなら,満足に作業できなかっただろう.
最初は肋骨の一部が見つかり,そこから周辺を探って椎骨,腕と探していく.最後に頭である.幼獣の方は,1個体分を掘り終えてから改めて探していく.5年も経つからか,少々海獣らしい臭いはするものの,気になるほどではなかった.寒いためハエもわかず,コガネムシ系の幼虫が見つかったくらいである.よくもまあ,こんな場所にいたものだ.
指の一部など見つからなかった部位もあったが,開始して6時間ほどで大体の作業が終了した.この後,持ち帰った各地で洗浄や並べ替えなど様々な作業は残っているはずだが,現地でできるのはここまでである.
そんなわけで,貴重な経験になったのだった.
写真は後ほど整理できたら貼ります.
2005年に羅臼で氷に閉じこめられた個体のうち,2頭が埋められていたのだとか.ちなみに他の個体の骨格は道内各地の博物館や大学に保管や展示されている.それ以外の内臓や筋肉や様々なサンプルは,今も各地で研究が行われていたり,保管されていたりする.その辺の細かい話はこのブログでは割愛する.
今回の骨格は,北海道開拓記念館と石狩市教育委員会が引き取ったものだそうである.
以前に某教授が引き取ってきた個体の標本づくりを少し手伝った事もあり,また少々現実逃避がしたかった事もあって,自重せずに行ってしまったという次第.
そんなわけで,私にとってシャチの骨格標本に関わるのは,今回で一応2個体目と3個体目ということになる.
浜の一角に埋めたとの事で,重機で表層を剥がし,その後は人力で掘り進める.
3月になったと言えど,未だに冷え込みはきつく,ついでに海辺なので吹きさらしである.表層の土はかなり分厚く凍っており、重機でもなかなか崩せない.晴れた上に風も殆ど無かったから良いようなもので,これで吹雪いてでもいたのなら,満足に作業できなかっただろう.
最初は肋骨の一部が見つかり,そこから周辺を探って椎骨,腕と探していく.最後に頭である.幼獣の方は,1個体分を掘り終えてから改めて探していく.5年も経つからか,少々海獣らしい臭いはするものの,気になるほどではなかった.寒いためハエもわかず,コガネムシ系の幼虫が見つかったくらいである.よくもまあ,こんな場所にいたものだ.
指の一部など見つからなかった部位もあったが,開始して6時間ほどで大体の作業が終了した.この後,持ち帰った各地で洗浄や並べ替えなど様々な作業は残っているはずだが,現地でできるのはここまでである.
そんなわけで,貴重な経験になったのだった.
写真は後ほど整理できたら貼ります.