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第14回SBS杯の結果は?~韓国競馬情報

2006年07月24日 | 海外競馬情報
by M.Ushiyama

23日、ソウル競馬場で第14回SBS杯(混合1群、3歳以上、牝、ダート1400m、別定)が行われ、日本産馬1頭を含む9頭が出走。5番人気の米国産馬ヒアカムスミームが、3番人気の韓国産馬チョントンソンを差し切り優勝した。勝ちタイムは1分25秒9(含水率10%)。圧倒的な1番人気に推された韓国産馬カムンヨングァンは3着、格上挑戦で7番人気の日本産馬ピルスンガンヂャは8着に敗れた。

距離延長に対応しようとしばらく後方からの競馬を続けていたピルスンガンヂャが、貴重な牝馬限定の短距離戦をものにしようと9番枠から渾身の逃げに出た。先手を取り切るとすぐに折り合い、内カムンヨングァン、中レベルアップ、外ストレートキャッシュの3頭を引きつけて逃げたが、それでも前半の3ハロンが35秒3。3歳馬のストレートキャッシュが4コーナーを過ぎて脱落すると、レベルアップも思うように伸びず、ピルスンガンヂャの外に持ち出して先頭に立ったカムンヨングァンにも切れがない。5番手から内ラチ沿いを抜けてきたチョントンソンが残り300mで先頭に立つと、そのまま押し切るかに見えたが、7番手の内々を追走していたヒアカムスミームが残り200mからエンジン全開。カムンヨングァンの外を伸び、残り50mでチョントンソンを捉えると1馬身差をつけてゴールした。久しぶりにその快足を披露したピルスンガンヂャだったが、首の高い走法で追い出されてからもほとんど首を使わないのが難点。残り200mを過ぎて脚が上がってしまった。

優勝したヒアカムスミームは、父Kipper Kelly(その父Valid Appeal)、母Glory's Angel(その父On to Glory)の6歳。韓国でデビューし、これで47戦6勝。1800mで行われた昨年のSBS杯2着以来2度目の重賞挑戦で、これが重賞初制覇となった。


写真:ヒアカムスミーム(3月5日の1群一般戦出走時)

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写真で見るセレクションセール2006(1歳)

2006年07月23日 | サラブレッドセール(セリ市場)情報
7月18日(火)、北海道市場(新ひだか町)にて<HBAセレクションセール2006(1歳)>が開催された。

前日の当歳市場以上に多くの購買関係者が集まり、購買登録者数は284名を数えた。「本番は今日の1歳市場なんやわ」という方が多く、比較展示は大いに賑わった。




比較展示のあとは、展示会場真ん中の直線走路を使い、<速足>が行われた。

この速足は、比較展示の中でも多くの時間を占めてしまい、市場終了時間の遅さを考えると、続けるべきなのか真剣に協議する必要がありそうだ。

セリ結果は、上場頭数188頭(牡132頭、牝56頭)、売却頭数115頭(牡87頭、牝28頭)、売却率62.2%(前年比+5.7%、牡65.9%、牝50.0%)、売上総額12億2,934万円(税込、前年比-5,2563,000円)、平均価格1,068万9,913万円(税込、牡1,142万2,000円、牝841万5,000円)だった。
結果一覧表(番号順、高額順)はこちらからどうぞ

ちなみに昨年の成績は、上場頭数191頭(牡123頭、牝68頭)、売却頭数106頭(牡78頭、牝28頭)、売却率55.5%(牡63.4%、牝41.2%)、売上総額12億8,190万3,000円(税込)、平均価格1,209万3,424円(税込、牡1,330万7,538円、牝871万1,250円)だった。

以下、高額馬上位を少しご紹介する。



写真:NO.132レアシングチェリーの17(牡、父フォーティナイナー)
4,700万円(税抜) 購買者:ノーザンファーム


写真:NO.107ミスジョリアンの17(牡、父キャプテンスティーヴ)
2,000万円(税抜) 購買者:小川 直司 氏


写真:NO.109ミスベイブリジイ2005(牡、父フジキセキ)
2,000万円(税抜) 購買者:水戸 富雄 氏


NO.41チャンジイの177(牡、父ゴールドアリュール)
2,000万円(税抜) 購買者:杉立 恭平 氏

売却率6割を超えたことは大いに評価できそうだ。
しかし、売却総額と平均額が落ちてしまったのは残念だ。これは、2,000万円以上で取引された馬が少なかったことが一因で、昨年の14頭に比して、今年はたったの4頭だった。この金額層は、セレクトセールの1歳に流れていたと考えられる。
来年は上場馬集めの為に、両主催者の熾烈な争いが繰り広げられそうだ。
(今から結果を分析し、営業しないといけませんよー!)

また、先に書いた<速足>に関しては存廃の協議が必要だ。1歳馬のセリ終了時間が7時頃になってしまう現状では、終盤で購買関係者が帰ってしまう。この問題を改善するには、速足を無くして(比較展示を無くすわけにはいかないので)セリ開始時間を早めるか、開催日を当歳と入れ替える方法が良いのではないだろうか。

1歳市場が主軸であることは、誰もが認めるところ。
良いところをより伸ばす方策を是非考えてもらいたいところだ。

レポジトリーに関しては、正直大失敗だろう。規定との整合性が無いまま踏み切ったことも論外だが、購買者からも「18枚(セレクトセールは36枚)だけでは参考にもならんわ・・・」と指摘されていた。
販売申込者やコンサイナーともじっくり協議を重ね、方向性を見出してほしい。

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写真で見るセレクションセール2006(当歳)

2006年07月23日 | サラブレッドセール(セリ市場)情報
7月17日(月)、北海道市場(新ひだか町)にて<HBAセレクションセール2006(当歳)>が開催された。

地元のホテルは早々に満室となっており、「多数の購買者が詰め掛けるのでは?」と予想されていた通り、近年にない賑わいとなった。
約30頭づつが並ぶ比較展示では、各馬の馬体や並足がじっくりとチェックされた。



写真:最高額馬の1頭となった「インヴァイトの2006」の並足

関係者は、「これだけの人が集まったのも久々だし、良い馬も揃っているから期待できるね!」と一様にコメントしており、好結果が期待できる展示となった。

セリ開始前には、北海道市場出身馬として最近のG1競走を勝ったテイエムプリキュア、キストゥヘブン、ロジックの関係者の表彰式が行われた。

写真:表彰を受けるキストゥヘブン関係者

セリ結果は、上場頭数168頭(牡122頭、牝46頭)、売却頭数69頭(牡55頭、牝14頭)、売却率41.1%(前年比+6.3%、牡45.1%、牝30.4%)、売上総額9億1,833万円(税込、前年比+1億7,592万7,500円)、平均価格1,330万9,130円(税込、牡1,439万4,545円、牝904万5,000円)だった。
売上総額9億1,833万円は、昨年のレコードを大幅に更新する記録となった。
結果一覧表(番号順、高額順)はこちらからどうぞ

ちなみに昨年の成績は、上場頭数178頭(牡113頭、牝65頭)、売却頭数62頭(牡42頭、牝20頭)、売却率34.8%(牡37.2%、牝30.8%)、売上総額7億4,240万2,500円(税込)、平均価格1,197万4,233円(税込、牡1,364万5,000円、牝846万5,625円)だった。

以下、高額馬上位3頭と牝馬最高額馬を紹介する。


写真:NO.113ユウキビバーチェの2006(牡、父フジキセキ)
4,000万円(税抜) 購買者:(有)コスモビューファーム


写真:NO.145インヴァイトの2006(牡、父タイキシャトル)
4,000万円(税抜) 購買者:(有)コスモビューファーム


写真:NO.88プレミアムショールの2006(牡、父スペシャルウィーク)
2,900万円(税抜) 購買者:(有)堀 紘一 氏


写真:NO.44テレサザティーチャーの2006(牝、父タイキシャトル)
1,500万円(税抜) 購買者:高橋 勉 氏

レコードを更新したとはいえ、売却率は4割を少し超えた程度。
1歳市場の成績と関係者の意見から、主軸は1歳市場であるのは明らか。開催日程(当歳と1歳の開催日を入れ替えるのも一つの案)や上場馬選考など、協議すべき事項はたくさんありそうだ。決して「良かった良かった」で終わらせてほしくない。

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コスモバルクの後継候補・インパーフェクトがラベンダー賞を制す!(写真付)

2006年07月23日 | サラブレッドセール(セリ市場)情報
22日、函館競馬場でラベンダー賞(2歳OP、芝1200m)が開催され、HBAオータムセール出身馬・インパーフェクト(牡2、ホッカイドウ競馬所属)が、逃げたエイシンイッテンをクビ差交わして優勝した。

当馬は、デビュー戦(ホッカイドウ競馬)で2着に2.7秒差をつける圧勝劇を演じ、馬主・厩舎が同じことも相まってコスモバルクの後継馬として注目されている。


インパーフェクト
函館10R ラベンダー賞(2歳OP) 芝1200m
牡2 父ナリタトップロード 母ブルールミナール(アイシーグルーム)
2005年度オータムセール1歳(No.708) 7,000,000円
落札者:ビッグレッドファーム  販売者:(有)荒谷牧場
写真:1歳時(オータムセール取引後)

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JRAブリーズアップセール出身馬・ハロースピードが、マリーゴールド賞を完勝!(写真付)

2006年07月23日 | サラブレッドセール(セリ市場)情報
22日、新潟競馬場でマリーゴールド賞(2歳OP、芝1400m)が開催され、JRAブリーズアップセール出身馬・ハロースピード(牝2)が、先に抜け出したセレクトセール出身馬・ピンクカメオを一気に交わし、2馬身差をつけて完勝した。


ハロースピード
新潟9R マリーゴールド賞(2歳OP) 芝1400m
牝2 父マヤノトップガン 母ハローヘレン(Secretariat)
2005年度HBAサマーセール1歳(No.1233) 4,000,000円
落札者:JRA日本中央競馬会  販売者:(有)山際牧場
写真:ハロースピード1歳時(サマーセール取引後)

その後、JRAブリーズアップセールに上場され、1,170万円で落札(福島実氏)された。

写真:ハロースピード2歳時(JRAブリーズアップセール調教供覧時)
調教タイム:2F12.4-1F11.8

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