セレクトセール２００６～１歳馬入厩とレポジトリーについて

１０日（月）に開催される＜セレクトセール２００６（１歳）＞の上場馬が、７日（金）から続々と入厩している。

すでに、ＪＲＡ日本中央競馬会の購買官一行は、各厩舎にて事前実馬検査と、レポジトリー（１歳上場馬の検査資料の閲覧室）にてレントゲン等の確認を行っている。

写真：事前実馬検査中のＪＲＡ日本中央競馬会

注目されるレポジトリー（閲覧室）の設置は８日に完了し、欠場馬を除く全頭の＜レントゲンフィルム＞と＜上部気道部内視鏡映像＞の閲覧が可能となっている。（獣医師の帯同のない方は閲覧できない）
このレポジトリーはまだまだ手探り状態であり、購買者側にどのように利用されるか注目である。

ある獣医師は、「全く何もないという馬の方が少ないですよ。調べてみれば、四肢の骨関節疾患の有無は思った以上にありますが、それがその後の競走成績に有意な相関関係はないというデータが出ています。明らかな臨床症状がない限り、あまり神経質になりすぎない方が良いでしょう。」とのことだ。
提出された資料がマイナス要素（値引き交渉の材料など）としてでなく、購買後の適切な育成・調教に利用されることを望みたい。


写真：８日に設置完了したレポジトリー

＜（社）日本競走馬協会・セレクトセール２００６＞

　■開催日：１歳・・・７月１０日（月）
　　　　　　　 当歳・・・７月１１日（火）～１２日（水）

　■開催場所：ノーザンホースパーク（北海道苫小牧市美沢１１４－７）

　■上場頭数：１歳市場１７０頭（牡１２２頭、牝４８頭）
　　　　　　　　　当歳市場３１６頭（牡２２８頭、牝８８頭）

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　■主催：（社）日本競走馬協会・セレクトセール

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