写真で見るオータムセール２００６当歳（高額上位馬をドーンと１２頭掲載）

2006年10月24日 | サラブレッドセール（セリ市場）情報

１０月１６日（月）、北海道市場（新ひだか町）にて＜オータムセール２００６当歳＞が開催された。

写真：早朝のスクーリング風景

晴天に恵まれたが、午前９時からの比較展示への客足は伸びず、販売者側からは「今日は厳しいかも・・・」という悲観的な声が多く聞かれた。

写真：比較展示風景

午後１時からセリが開始。

写真：最高額馬（ＮＯ．６９、マヤノメイビー２００６）の落札直前

１０％台～２０％台を行ったり来たりという、終始低調な雰囲気が漂う厳しい市場となり、上場頭数２２０頭（牡１５６頭、牝６４頭）、売却頭数４６頭（牡３７頭、牝９頭）、売却率２０．９１％（牡２３．７２％、牝１４．０６％）、売上総額４億５７万５，０００円（税込）、平均価格８７０万８，１５２円（税込、牡９７２万２，４３２円、牝４５３万８，３３３円）という結果に終わった。
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近年の成績・・・
２００５年度：上場頭数２３９頭、売却頭数４６頭、売却率１９．２５％、売上総額３億６，４８７万５，０００円（税込）、平均価格７９３万２，０６５円
２００４年度：上場頭数２４６頭、売却頭数６５頭、売却率２６．４２％、売上総額５億５，６７１万０，０００円（税込）、平均価格８５６万４，７６９円
２００３年度：上場頭数１６２頭、売却頭数４６頭、売却率２８．４０％、売上総額４億５，０８１万７，５００円（税込）、平均価格９８０万０，３８０円

結果が示すとおり、この時期の当歳市場のあり方については十分に検討する必要がありそうだ。現況では、当歳のうちに欲しいと思わせる馬は、７月のセレクトセールorセレクションセールで買われ、この時期の当歳の需要が高いとは言えない。
しかも、セレクトされているわけではないので、「一歳以降でも十分手に入る」という馬が多数いる。しかも日本のセリは、歳をとるにつれて価格が下がるという傾向があるので、販売者側のお台（販売希望価格）の設定も高くなりがちで、購買者からは「高すぎるわ！」という声が多く聞かれた。
やはり、１０月当歳市場もセレクトし、「この時期の当歳市場も良い馬がいるから、見に行ってみよう！」と思わせる仕掛けが必要かと思う。当歳～１歳７月の期間はセレクトすることに統一すべきではないだろうか。

以下、高額上位馬１２頭をご紹介する。