【ＯＣＤ（離断性骨軟骨症）】について～ＪＲＡ育成馬日誌更新

１０月３１日（金）、ＪＲＡ育成馬の情報を発信している【ＪＲＡ育成馬日誌＝ブリーズアップＳ上場予定馬】が更新された。

今回は、ＪＲＡ宮崎育成牧場からのレポートで、「育成馬を手術しました」と題し、飛節のＯＣＤ摘出手術の報告およびＯＣＤ（離断性骨軟骨症）に関するＪＲＡとしての見解、そしてセリにおけるレポジトリーのあり方等について報告されている。
⇒詳しくはＪＲＡ育成馬日誌へ
⇒ＪＲＡブリーズアップセール情報ページへ


Photo by JRA

上記で報告されているが、欧米では「ＯＣＤは時間が経過すると消失することもあり、競走馬としての能力に影響を与えないことが多い。その根拠としては、Ｇ１勝ち馬の中にもＯＣＤを持つ馬がたくさんいることがあげられる。欧米の購買者はこのような情報を多く得るにつれて、ＯＣＤをあまり心配せず寛大になっている。」と、日本よりも一歩も二歩も先を行っている。

日本でも、上場者がより積極的に情報を開示していく（全ての情報を開示するのが当たり前の時代がくる）とともに、市場開設者は、購買側がその情報を見て正しく判断できる様々なデータや知見を提供していくことが急務だ。また、ＨＢＡセレクションセールのように、情報が開示されていたにも関わらず、落札後にその情報を見直して「ＯＣＤだ」とキャンセルが成立してしまうようなことがまかり通ってはならない。時代に応じてしっかり市場規程も見直してほしい。

by 馬市ドットコム