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【八戸市場2020(Hachinohe Sale、1歳)】が開催!(最高額はウインバリアシオン牡駒)

2020年07月07日 | サラブレッドセール(セリ市場)情報
2020年7月7日(火)、青森県軽種馬生産農業協同組合が主催する【八戸市場2020(Hachinohe Sale、1歳、Yearlings)】(開催場所:八戸家畜市場)が開催されました。
2020 Hachinohe Sale(Yearlings) - Results


写真:八戸市場2020ポスター

同セールは、北海道外で行われる最大規模の1歳市場。2001年のJRA最優秀2歳牝馬タムロチェリーや、重賞3勝馬イナズマタカオー、同2勝マイネレーツェルなどの出身市場としても知られています。その歴史は古く1956年(昭和31年)に日本軽種馬協会東北支部主催として開催された八戸及び七戸市場がその前身です。以来、約60年間にわたって東北地方の軽種馬流通の一翼を担ってきました。

今年度は、新型コロナウィルス感染症拡大防止に伴う対応として、厳しい入場制限を設け購買関係者、販売申込者の安全対策を施したうえでの通常開催となりました。(入り口で検温、マスクの着用、腕章青黄白をした者だけ入場許可)
上場予定馬には、カンムル(埼玉新聞栄冠賞、戸塚記念)の半妹「No.32-ムレイニー2019(父ラニ)」やウインバリアシオン産駒11頭など、計43頭(牡27頭、牝16頭)がラインアップされていました。
開催情報や上場馬一覧は八戸市場情報ページから


写真:比較展示の様子

セリ当日は、午前10時30分より上場馬42頭(欠場馬:1頭)が3組に分かれて比較展示され、各展示終了後には常歩&速歩が披露されました。
昼食をはさみ12時30分から競りがスタート、高橋啓太氏(鑑定人)と浅野靖典氏(進行)の2人体制でセールが進行され、結果概要は下記のとおりでした。
※購買登録者数:108名(2019年度:97名、2018年度:112名、2017年:94名、2016年:83名、2015年:85名)


写真:セリ鑑定台

【八戸市場2020】 - 2020/7/7開催
■上場頭数:42頭(牡26頭、牝16頭)
■落札頭数:29頭(牡18頭、牝11頭)
■売却率:69.0%(牡69.2%、牝68.8%)
■売却総額(税別):79,600,000円(牡49,200,000円、牝30,400,000円)
■平均価格(税別):2,744,828円(牡2,733,333円、牝2,763,636円)
■中間価格(税別):2,500,000円
■最高価格(税別):6,200,000円(No.35-バーニングラブ2019)
牡 鹿毛 2019/3/20生
父ウインバリアシオン 母バーニングラブ(母父スキャターザゴールド)
落札者:犬塚 悠治郎 氏
販売者・生産牧場:清水 貞信 氏

各馬の結果一覧こちらから

<参考-2019年度の成績>
【八戸市場2019】 - 2019/7/2開催
■上場頭数:35頭(牡14頭、牝21頭)
■落札頭数:24頭(牡11頭、牝13頭)
■売却率:68.6%(牡78.6%、牝61.9%)
■売却総額(税別):87,400,000円(牡49,700,000円、牝37,700,000円)
■平均価格(税別):3,641,667円(牡4,518,182円、牝2,900,000円)
■中間価格(税別):2,900,000円
■最高価格(税別):11,000,000円(No.18-ワンダーサークルの2018)
牡 黒鹿毛 2018/4/24生
父ゼンノロブロイ 母ワンダーサークル(母父グラスワンダー)
落札者:高橋 福三郎 氏
販売者・生産牧場:(株)タイヘイ牧場


2019年度結果レポート

<参考-2018年度の成績>
【八戸市場2018】 - 2018/7/3開催
■上場頭数:36頭(牡14頭、牝22頭)
■落札頭数:28頭(牡11頭、牝17頭)
■売却率:77.8%(牡78.6%、牝77.3%)
■売却総額(税別):85,500,000円(牡37,800,000円、牝47,700,000円)
■平均価格(税別):3,053,571円(牡3,436,364円、牝2,805,882円)
■中間価格(税別):2,400,000円
■最高価格(税別):7,700,000円(No.36-ドルフィンルージュ29の4)
牝 黒鹿毛 2017/4/5生
父リアルインパクト 母ドルフィンルージュ(母父ティンバーカントリー)
落札者:(有)ディアレストクラブ
販売者・生産牧場:(株)諏訪牧場

2018年度結果レポート

<八戸市場とは>
北海道外で行われる最大規模の1歳市場です。
2001年のJRA最優秀2歳牝馬タムロチェリーや、重賞3勝馬イナズマタカオー、同2勝マイネレーツェルなどの出身市場としても知られています。
その歴史は古く1956年(昭和31年)に日本軽種馬協会東北支部主催として開催された八戸及び七戸市場がその前身です。この年は2市場あわせて31頭が上場され、うち18頭が売却されるなど上々のスタートをきり、以来、宮城県鳴子町の川渡市場などとともに約60年間にわたって東北地方の軽種馬流通の一翼を担ってきました。
1987年の春季1歳サラブレッド市場では、初めて総売上げが1億円を突破。バブル景気に沸いた1990年には1,000万円以上の高額取引馬4頭含み総額2億円以上を売り上げるなど順調に数字を伸ばしましたが、その直後に到来した外国産馬ブームや、トレーニングセールなどの市場の多様化、あるいは八戸市の市街化等による開催市場の移転(市内中心部から現在の三戸郡へ)などが重なって失速しました。
しかし、危機感を持った市場関係者の努力と、独自の顧客サービスなどがあいまって、1999年から再び右肩あがりに上昇。タムロチェリー(前出)の出身市場として注目を浴びた2001年からは北海道産馬の誘致なども功を奏して再び総売上げが1億5,000万円を超え、2003年の144頭を最高に4年連続で上場頭数が100頭を超えるなど活況を呈しました。
かつては年に2回開催されていましたが、組合員数の減少などにより2007年からは年1回の1歳市場に集約。近年は開催時期が定まらずに苦戦を強いられましたが、2015年からは7月上旬の開催となって回復。同年から4年連続で売却率レコードを塗り替え、2018年度は77.8%を記録しました。
同セールの年次推移など詳細情報ページへ

 <参考>
  ・八戸市場の総合情報ページ

by 馬市ドットコム

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