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うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#193 【新体制 海南と陵南】

2009-09-17 | #08 高校 新体制編
本日は土曜日、ブロック決勝の4試合が行われる。

明日の日曜日には、決勝リーグの第1戦が行われる。

そして、次週の土日で、第2、第3戦が行われ、上位2チームが全国の切符を手にする。




Aブロック決勝 海南大附属高校 × 武里高校


牧世代が抜け新海南の初陣。

相手は、古豪と呼ばれる武里。

選抜第4位の海南の初戦とあって、その注目度は、県内外問わず高い。



大勢の観衆で埋め尽くされた観客席から試合を見守る陵南、翔陽、そして湘北メンバー。


「清田のやつ、PGが板についてやがる。」

と宮城。

「神が凄い。3Pに加え、ドライブも速くなっている。」

と安田。

「・・・。」

(海斗は、スタメンか・・・。悔しいな。)

と柳。



湘北と反対の観客席には、陵南メンバーが座っている。


「よく似ているねー。君たち。」

山岡が上杉の顔を見ながらいう。

「あっちのほうは、シュータータイプかな。」

と仙道。

「はい。海斗は、外が得意でしたから。」

「だから、今日は神が中から攻めているのか。侮れねぇな。」

越野に気合が入る。

(ジンジン・・・。#4・・・。いいな。)


「だが、インサイドは相変わらず手薄だ。」

後ろに座っていた田岡が口を出す。

「あのセンターは、高砂さんタイプのようや。PFも小菅さんがやっとる。
今年も海南は小さいチームやで。」

「そのようだ。」




試合は終了した。


「初陣にしてはいいだろう。」

(4アウトは、決勝リーグまでおあずけだ。)


『パタ。』

高頭が扇子をしまう。


「よっしゃーー!決勝リーグ進出だーー!!」

いつものように、清田がヘアーバンドを高く放り投げた。

「ふーー。」

「大丸。海斗。お疲れ様。」

一呼吸をして、仲間をねぎらう神。

「はい!!」


海斗は、コートサイドをちらっと見て、拳を突き出す。

(空斗、勝ち上がって来いよ!)


試合に備えている空斗もコートに向かって、拳を突き出した。

(ナイスゲーム。)



海南は、昨年までのような圧倒的な強さは見せることは出来なかったが、
ウィークポイントをつくバスケスタイルは受け継がれていた。

そして、何より、静かなエース神を中心にまとまった組織力に秀でたチームであった。



海南 89
武里 72




Bブロック決勝 陵南高校 × 緑風高校

続いて、県内No.1プレーヤーの呼び声高い仙道擁する陵南対
アメリカ人ハーフのマイケル沖田率いる新鋭緑風高校の対決となった。


観客席の湘北、白田。

「あっ!克美先輩だ!」

「そうか。白田は、武石中だったね。昔、緑風高校とは練習試合をしたんだが、あいつは、ホントに性格が悪かった。
白田もいじめられたんじゃないか?」

と石井。

「えっ、まぁ、少しは・・・。」

と頭をかく白田。

「まぁ、決勝リーグに上がってくることは、万に一つもねぇから、安心しろ。」

宮城が笑った。




「お金持ちたちのバスケ部ね。」

と気楽な仙道。

「気に入らない。」

福田の機嫌が悪い。

「がっつりやってやりましょう!!」

山岡のテンションは高い。




「柳、お前の仲間っていうのは、どいつとどいつだ?」

「ベンチに座っています。あの黒い坊主とその横の海南の#11と同じ顔のやつですよ。」

宮城の問いに、素早く答えた。

「スタメンではなさそうだな。」

「実力的にはスタメンでもよさそうなんですが・・・。
何か裏がありそうな・・・。」

柳は首をかしげた。




「ふっふっふっ。」

田岡が不気味に笑っている。

(田岡の作戦その壱。上杉と黒川は、秘密兵器として決勝リーグまで温存だ。)




試合は第3Qも終盤になっていた。


「仙道は、PGではなさそうだな。」

(少し安心したぜ。)

と宮城。


「流川。仙道は、任せたぜ!」

「うす。」




「ふっふっふっ。」

田岡がまだ不気味に笑っている。

(田岡の作戦その弐。PG仙道は、決勝リーグまで温存だ。
PGに仙道を置き、上杉と黒川を投入したときこそ、新生陵南の門出となる!
高頭!安西先生!度肝を抜きますよ!!)



『ピィーー!』


試合終了を告げるブザーがなった。



「作戦通り!!今年こそ、陵南が優勝するときだーー!!!ひゃっひゃっひゃ!」


「俺たちがいなくても、先輩たちは強いな。」

「あぁ。さすが仙道さん、40点オーバーって簡単にできることじゃない。」

「俺、陵南に入って、よかった。早くあの人と一緒に試合出たいよ。」

「大丈夫。俺たちは決勝リーグからって、監督も言っていたし、もう少しの辛抱だ。」

「あぁ。」



陵南 106
緑風 71




仙道と福田のホットラインが得点を荒稼ぎし、ブロック決勝にもかかわらず、100点ゲームで圧勝した。


こうして、ブロック決勝、海南と陵南が順調に勝ち上がった。

お互いに余力を残したバスケを展開して。


続いて、桜木の出場しない湘北の試合が行われる。







続く。


3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様です (ちな)
2009-09-17 19:26:59
いよいよ、始まりましたね。わくわく。
試合結果が楽しみ。
花道はどこへ??
ほんと、インフルエンザには要注意です。きっと、お肌の調子も悪いし、ストレスがたまってるのかも。
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Unknown (Unknown)
2009-09-17 23:08:25
海南と竹里競りすぎだと思います
返信する
おはようございます (うまだんく)
2009-09-18 08:38:55
ちなさん

賛否両論だと思いますけど、花道のあそこへ行きます。お楽しみに。
ストレスですか・・・。なんだかんだで、一番怖かったりしますよね。


Unknownさん

常にスタメンが出ていたというわけではないとお考え下さい。
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