endy's teapot

今朝のSKshow!

今朝の産経抄(9/15)「北の手口」

2004年09月17日 | skshow
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論理構造タイプ: 単純反復型
出現テクニック:「」,専門家,さげ 落語枕 一部の人 といえば 擬態 反語 ロングパラグラフ プチ枕 中心人物 事例紹介
インプレッション:産経らしさ ◎ 構造の魅力 △ 読みごたえ ○

●分析前の一言
もう,らしい,こてこて

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]筆者の主張
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]"やっぱり、である。"これだけで,十分堪能できる.
→第2パラグラフ
 [概要]筆者の主張
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第3パラグラフ
 [概要]筆者の主張
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第4パラグラフ
 [概要]報道の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第5パラグラフ
 [概要]事例紹介,筆者の主張
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の主張
 [論理構造]一部の
 [中心人物]
 [分析]"こうして軍事優先の基地建設をつづける秘密国家・北朝鮮と、小泉首相は国交正常化交渉を急ぐ気らしい。せっせと援助や賠償の金をみつぎ、日本の上空にきのこ雲でも立てるつもりだろうか。",ここで矛先を日本の首相へ


●今日のあとがき
もう申し上げることはありません.筆者は書きたいことを一気に列挙.これぞ単純反復の見本です.ということは構造は単純.

今朝の産経抄(9/14)「四季のオリジナル 南十字星」

2004年09月17日 | skshow
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論理構造タイプ: エッセイ型
出現テクニック:専門家,一部の人
インプレッション:産経らしさ △ 構造の魅力 △ 読みごたえ △

●分析前の一言
浅利さんを枕に,いつも昭和史を主張するかとおもえば,プチ枕程度
毒のあまりないコラム
劇団四季のオリジナルミュージカルは大好きです.何作か観にいったことがあり,これも
いずれ行きたいです.中でも,日下武史が飛びぬけて大好きで,あんないい俳優さん他に
ないというくらいに好きなんです.
今はストレートプレイばかりですが,スルースは2度観に行きました.
現在ベニスの証人のチケット手配中です.


●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]事例紹介
 [論理構造]専門家,
 [中心人物]
 [分析]実は,ここではまだ専門家の紹介だけで,コラム全体の書きたいことはみえない.ただ,非常に著名な人の引用なので,それに惹かれて読み進めることになる.

→第2パラグラフ
 [概要]話題の紹介
 [論理構造]といえば,
 [中心人物]
 [分析]ここで司馬遼太郎は枕に使われたことがわかる.いきなり浅利慶太でも十分な気がするので,ここは筆者の博学披露といったところだろうか.
"昭和の戦争に大胆にも挑戦し続けている劇団四季である。"という書き出しでも十分な部ランディングはされていると思う.
→第3パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]浅利慶太
 [分析]"昭和の戦争"という言葉で"明治"の司馬遼太郎と比較して"昭和の浅利"としてエッジをたたせている.ここまできて,枕が活きてきている.
→第4パラグラフ
 [概要]内容紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第5パラグラフ
 [概要]筆者の主張
 [論理構造]プチ枕
 [中心人物]
 [分析]"植民地独立の動因となったことも確かだった。そうした事実を学校や家庭では教えようとしていない。" ここは,とても産経らしい主張.普段の毒がないのでさらっと過ぎてしまいそうになる.
→第6パラグラフ
 [概要]話題の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]浅利慶太
 [分析]このさげで,エッセイ風ということにした,前のパラグラフでおわっていたら落語枕型でもっと産経らしいがこの方がコラムとしては上品で好感がもてる.

●今日のあとがき

今朝の産経抄(9/13)「今日は休刊日」

2004年09月13日 | skshow
▼久々の休刊日.自分の文章を各時間がなく,分析しているばかりでもしょうがないので,休刊日の時くらいオリジナルのコラムを思うのだか,これもなかなかままならない.
▼小欄も始めて,もうすぐに半年,なかなか毎日かっきりというわけにはいかないが,送れながらも,全日分析はなんとか達成している.コンスタントに訪問者がいて,コメントを寄せてくださる人も時々いらしてくれてありがたい.
▼人気のあるBlogってどんなのかなって思ったりもするが,意外と日常のことを書いているだけだったりして,実はそもそも有名な人なんかなと想像したりする.
▼産経抄そのものは,別の場(板?)で派手にいろいろやりとりが行なわれているようで,そこの議論は大変活発.しかし,そこでの議論は中身の斟酌であり,興味の主体は中身ではないので,そこに加わると熱くなりそうなんで,自分のペースは守りたい.
▼載せる日を"らしい日"に限るという手はあるが,"毎日"だからつづくんで,"気がついた日"だと,"一日も気がつかない"と日々になっていくような気がしてしょうがない.つづく素材にめぐり会えたことに今日のところは感謝したい.


今朝の産経抄(9/12)「コーカサスの力士」

2004年09月13日 | skshow
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論理構造タイプ: エッセイ型
出現テクニック:「」,専門家,さげ 落語枕 一部の人 といえば 擬態 反語 ロングパラグラフ プチ枕 中心人物 事例紹介
インプレッション:産経らしさ △ 構造の魅力 △ 読みごたえ ○

●分析前の一言
読み物としてはおもしろい.テロと日本のスポーツ,異国の地に"選手という"絆を見いだしている.
昨日国技館の前を歩いていた私としては,身近なイントロだったりする.

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]報道の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]露鵬(二四)と新十両の白露山
 [分析]相撲という今日に絶好の話題からスタート.ロシア人の入幕を話題.その2人は話題の北オセアチア出身.ということで,今日的話題に事欠かない素材.

→第2パラグラフ
 [概要]報道の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]露鵬(二四)と新十両の白露山の友人
 [分析]彼らの目線からみた,テロの被害.共感できる人からつながりをつけていくと"人ごと"度が低くなる.他人の命に差はないはずなんだが.

→第3パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]露鵬(二四)と新十両の白露山
 [分析]カフカス(コーカサス)の危険についての考察
→第4パラグラフ
 [概要]歴史事例の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]カフカスとロシア中央とのかかわり.これが布石となっているので共通意識としての提示
→第5パラグラフ
 [概要]歴史事例の紹介
 [論理構造]といえば
 [中心人物]
 [分析]ここで,歴史からみて,紛争がたえないといえば,格闘技に人気がある.と導いている.本当か?という気もするが,すっっと入ってしまう構造.

→第6パラグラフ
 [概要]筆者の主張
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]ここで,プチナショな一言でもあるかと思えば,極めてオーソドックスな"兄弟には「ロシアの若・貴」を目指して頑張ってほしい。"という締めになっている.


●今日のあとがき
オセアチアにとって,コーカサスの人にとっての国って何だと思っています.って,産経にきいてみたくなる今日のコラム.
ロシアネタは,敵味方,善悪の構造が単純化できないので歯切れが悪いですね.

今朝の産経抄(9/11)「実は何を支持しますか?」

2004年09月13日 | skshow
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論理構造タイプ: 落語枕型
出現テクニック:「」,専門家,さげ 落語枕 一部の人
インプレッション:産経らしさ ○ 構造の魅力 △ 読みごたえ △

●分析前の一言
今日は
"反テロを支持しますか"
"ケリーを支持しますか"
"日本の功利的な振る舞いを支持しますか"
の3つの判断を突きつけているんです.
明確に言わないところが,産経らしくないのですが.

ここから,産経のテロへの気持ち,国を思う気持ちの根底が文章からみえてくればいいのですが,外にある予備知識や推論なしには導けませんね.
言い換えれば,
"日本の功利が通るなら,外国のテロなんてどうでも良い"というような推論が導けるかどうかなんですが,そこまでは無理です.

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]話題の紹介,筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]"、“いまそこにあるテロ”への対応が選挙の行方を左右しそうである。"というのがここの主題.大統領戦はあくまで,"枕"である.

→第2パラグラフ
 [概要]報道の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]テロの位置づけの事例紹介.
→第3パラグラフ
 [概要]報道の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]選挙の位置づけについての紹介
→第4パラグラフ
 [概要]報道の紹介
 [論理構造]一部の
 [中心人物]
 [分析]日本のマスコミはケリーを支持しているということの紹介
→第5パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]前のパラグラフの事実を受けての考察.民主党支持への日本の立場としての疑問の提示.
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]さげ
 [中心人物]
 [分析]"ぜひご自分で検討を。"ここが,今日の構造のミソ.普段強烈に主張する本欄にしては読者に判断を委ねている.委ねているのは選挙支持ではないのは明らかと言いたいが,そう明確には述べていない.

●今日のあとがき

今朝の産経抄(9/10)「水上勉」

2004年09月11日 | skshow
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論理構造タイプ: 追悼型
出現テクニック:といえば
インプレッション:産経らしさ △ 構造の魅力 ◎ 読みごたえ △

●分析前の一言
典型的な追悼型

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]
 [論理構造]といえば
 [中心人物]水上勉
 [分析]猛威で連れ去ったといえば,というイントロはいいです.
→第2パラグラフ
 [概要]事例紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第3パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第4パラグラフ
 [概要]別の事例,作品紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第5パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第6パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]”やがてその羽音も絶えた、と水上さんは『一休』を締めくくっている。恐らく自分をそれに重ね合わせて。”ここで,一休の締めと水上氏の締めをクロスさせ上品な文末を作ってる.

●今日のあとがき
でも,存命のときというか,最も良い作品としている作品で,自分の死を重ねるなんて,落ち着いて考えると妙としか言いようがないが,作品が作者を超えて,作品の主人公が作品を超えて歩きだすと,こういうシンクロも自然に感じるから,文章というのは面白い.

今朝の産経抄(9/9)「新世界の2楽章のオブリガードは本当にきれいなんだ」

2004年09月11日 | skshow
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論理構造タイプ: 落語枕型
出現テクニック:「」,専門家,落語枕 一部の人 といえば さげ
インプレッション:産経らしさ ◎ 構造の魅力 ◎ 読みごたえ △

●分析前の一言
ここのところ不調だったので,久々にらしいコラム

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]筆者の主張
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]筆者の主張自身が枕に使われているという珍しい例.
→第2パラグラフ
 [概要]事例紹介
 [論理構造]専門家
 [中心人物]
 [分析]”日露戦争当時の西欧諸国には、有色人種や異教徒に対する強烈な偏見”があったかもしれないが,日露戦争に偏見があったのだろうか.
→第3パラグラフ
 [概要]別の事例
 [論理構造]
 [中心人物]岩城宏之
 [分析]
→第4パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]”“新世界から”故郷ボヘミアをしのんで作曲された交響曲なのだった”いまさら声高に言わなくても,必ず学校の音楽の授業で習ってくることなんだが.
→第5パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]「とてもアメリカ的でした」は意味不明なのは確かだが,新世界は作者にとってのだから,アジアから渡航しようが, どこへ行こうが関係ない.満州で新世界を書いたって言い訳で,
彼の地で,君が代でもふるさとでも口ずさめば,その地と溶けた音楽が出来上がる.決して元の
民族音楽のままではない.
その意味では,遣唐使が三笠山を歌った歌と同じなわけ.
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の主張
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]”同感、かかる西洋中心史観でみた典型が東京裁判だろう。”これこれ,これが言いたかったこと.岩城さんも今日はダシに使われている.

●今日のあとがき
作家の主張に一緒になって踊って,あっさり使い捨てる.とっても産経らしいコラム
岩城さんの書かれていることが薄っぺらいというより,引用の仕方が薄いのか.筆者のバランスがないままに引用されているのが,問題なのかな.

今朝の産経抄(9/8)「小さな英雄」

2004年09月11日 | skshow
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論理構造タイプ:単純反復型
出現テクニック:「」,専門家,
インプレッション:産経らしさ ○ 構造の魅力 △ 読みごたえ △

●分析前の一言
作家や宗教行事を出してはいるが,基本的には事実列挙だけで終わっている

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]筆者の考察,話題の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]”大仰な物の言い方を承知で書くが、”こういう書き方も時々みかける,筆者独特の言い回し
→第2パラグラフ
 [概要]報道の紹介
 [論理構造]
 [分析]
→第3パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]専門家
 [中心人物]
 [中心人物]
 [分析]”これはドストエフスキー文学、たとえば『悪霊』の登場人物の所業である。
”単純になんか凄そうと思わせる
→第4パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ,報道の紹介の続き
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第5パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]13歳の少年
 [分析]
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]

●今日のあとがき

今朝の産経抄(9/7)「世に怖いものといえば」

2004年09月07日 | skshow
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論理構造タイプ: エッセイ型
出現テクニック:といえば
インプレッション:産経らしさ △ 構造の魅力 ○ 読みごたえ ○

●分析前の一言
文頭に慣用句を持ってきて,そこのキーワードからとんでゆくような形.

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]話題の提供(キーワードの提供)
 [論理構造]キーワード,といえば
 [中心人物]
 [分析]"地震・雷・火事・おやじ"といえば"台風"今日のお題を一気に列挙
→第2パラグラフ
 [概要]報道の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]まずは台風の話題を紹介
→第3パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第4パラグラフ
 [概要]次の話題を紹介,歴史事例の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]次は地震の話題
→第5パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の主張
 [論理構造]さげ
 [中心人物]
 [分析]
"正しく恐れる地震情報は難しいが、いたずらにおびえる流言飛語も、怖いものの一つに挙げておきたい。"
最後に苦言を呈するのは,コラムの王道.産経ではむしろ珍しいパターン.あのかたがあまり用いないせいか,はたまた苦言の毒が強すぎて,さげというレベルを超えているのか.
●今日のあとがき
あのかたのコラムを楽しむのであれば,今日は休刊日でも良いが,こちらの構造もある種のスタンダードとして分析しておきたい.

今朝の産経抄(9/6)「目的なきテロ」

2004年09月06日 | skshow
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論理構造タイプ: エッセイ型
出現テクニック:「」,専門家,さげ 落語枕 一部の人 といえば 擬態 反語 ロングパラグラフ プチ枕 中心人物 事例紹介
インプレッション:産経らしさ △ 構造の魅力 △ 読みごたえ △

●分析前の一言
時事ネタだけど,疑問を列挙しているだけなので,エッセイ

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]報道の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第2パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第3パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第4パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第5パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]プチ枕
 [中心人物]
 [分析]"万事おおざっぱなのがロシア的伝統なのか"
今日はここくらいしか,みせる構造がない.
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の主張
 [論理構造]
 [中心人物]イスラム教徒によるテロ
 [分析]日本も気をつけろという警鐘を発している.
"懸念されるのはテロリズムは一種の伝染病" 筆者の主張
"テロリズムは、世界的感染が始まっている" 筆者の観察
"イラクでは警官襲撃","フランスのスカーフ紛争" 報道事実
"イスラム原理主義の影が濃く" ●ここが事実か考察かがポイント
"日本も例外でありえない。" イスラムの影響が少ないが乗り込んでくるということか.

●今日のあとがき
昨日は歯切れの悪い苦悩が伝わるが,今日のはそれさえも伝わらない.ほんとうにエッセイの人かもしれない.

今朝の産経抄(9/5)「圧政に対するレジスタンス」

2004年09月06日 | skshow
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論理構造タイプ: 単純反復型
出現テクニック反語
インプレッション:産経らしさ ○ 構造の魅力 △ 読みごたえ △

●分析前の一言
ねじれに弱い産経抄らしいコラム.イスラエルやパレスチナ,アフガンは水平な関係だから
構造が簡単.「圧政に対するレジスタンス」というのは苦手そう.そこをどう
問題を解きほぐしてくれるのだろうか.

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]報道の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第2パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第3パラグラフ
 [概要]報道の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第4パラグラフ
 [概要]歴史事例の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第5パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]反語
 [中心人物]
 [分析]敵味方と単純に形式化できないので,筆者が苦労しているのがわかる.
"独立要求を力でねじ伏せるプーチン政権への風当たりも強い。だがこんな非道なテロを繰り返していては、国際社会のチェチェンへの同情も遠ざかるばかりだ。"


●今日のあとがき
無抵抗な少数民族を帝国主義が弾圧ってな感じであれば,文章も単純にかけるのでしょうが,
テロが発生する背景なんて,そんな単純なもののわけはないですね.
同情なんて,曖昧なものいいだと主張の構造がよく見えない.

今朝の産経抄(9/4)「脱北者」

2004年09月06日 | skshow
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論理構造タイプ: 単純反復型 落語枕型 追悼型 エッセイ型
出現テクニック:「」,専門家,さげ といえば 事例紹介
インプレッション:産経らしさ ◎ 構造の魅力 △ 読みごたえ △

●分析前の一言
中身は産経らしいが,構造の魅力はまあまあと
といえばでつないでいる


●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]報道の紹介
 [論理構造]プチさげ
 [中心人物]脱北者
 [分析]"北朝鮮という独裁国家が今いかなる事態に陥っているかを如実に示している"がいいたいこと

→第2パラグラフ
 [概要]事例紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第3パラグラフ
 [概要]別の事例紹介
 [論理構造]といえば,
 [中心人物]
 [分析]強制収容所といえば,と文献紹介
→第4パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]文献の中身
→第5パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]といえば
 [中心人物]日本政府
 [分析]"問題は、このような国家(と呼べるとして)に対し、日本はどんな国家戦略と外交展望をもって対応しようとしているのかである。"がいいたいこと
→第6パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]

●今日のあとがき
脱北者といえば,収容所出身者,収容所といえばこんな文献.
ところで日本はどうよ.

というのが骨子かな

今朝の産経抄(9/3)「浅間山噴火」

2004年09月04日 | skshow
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論理構造タイプ: エッセイ型
出現テクニック:「」,専門家
インプレッション:産経らしさ ◎ 構造の魅力 ◎ 読みごたえ △

●分析前の一言
基本的に事例を順次紹介するエッセイ

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]事例の紹介
 [論理構造]「」専門家
 [中心人物]
 [分析]文献の転載から,自分の筆致でなく,著名な人の筆致で引きつけようとするのは,ムムム
→第2パラグラフ
 [概要]報道の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第3パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]第1パラグラフの続き
→第4パラグラフ
 [概要]別の歴史事例
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]天命の噴火の例
→第5パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第6パラグラフ
 [概要]専門家の談話の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]

●今日のあとがき
人の文献や事例ばっかつないで,自分の主張がないのは,違法かどうかは別として物足りないね.
編集著作物としては面白いけど.

今朝の産経抄(8/31)「夏のおわりに」

2004年09月02日 | skshow
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論理構造タイプ: エッセイ型
出現テクニック:「」,専門家,さげ 落語枕 一部の人 といえば 擬態 反語 ロングパラグラフ プチ枕 中心人物 事例紹介
インプレッション:産経らしさ ◎ 構造の魅力 △ 読みごたえ △

●分析前の一言
エッセイ型の日はわたしも休んだらというアドバイスをいただいた.確かに毎日続けるのは大変で,しばしばまとめての投稿になる.エッセイ型の日は中身は楽しいものも少なくないので,拝見はさせていただくとして,その時間を自分の文章書きにあてるのも一案.何にしても反響はありがたいものです.


●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]話題の提供
 [論理構造]専門家
 [中心人物]夏,倉嶋さん
 [分析]
→第2パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]専門家
 [中心人物]李白
 [分析]
→第3パラグラフ
 [概要]報道の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第4パラグラフ
 [概要]報道の紹介その2
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第5パラグラフ
 [概要]報道の紹介その3
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
”テレビは口をそろえて「癒やされるわァ」と歓声を上げていた。ワラならぬクラゲをもつかむ癒やし願望に笑った。”
テレビは歓声をあげないよね.わざと書いているのだろけど

●今日のあとがき
本当は,防災の日なんで,こんな無難な話題よりももっと台風に絡んだ防災の話題が欲しかった.
地震と噴火がつづいたのも,大地の警鐘とでもいうべきか.

今朝の産経抄(8/27)「橋本さんの説明責任その2」

2004年09月02日 | skshow
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論理構造タイプ: 単純反復型
出現テクニック:「」,専門家,さげ 落語枕 一部の人 といえば 擬態 反語 ロングパラグラフ プチ枕 中心人物 事例紹介
インプレッション:産経らしさ ○ 構造の魅力 △ 読みごたえ ◎

●分析前の一言
この話題,すごく大事なことなのにオリンピックや野球の話題で隠していたのか,やっといろんなメディアで取り上げられるようになってきた.大人が凛とした背中をみせなくてはいけない話.

今日はある意味正攻法なコラム,得意のヒネリとか最初の反語的なところだけで,あとは
関係者の証言をたたみかけて,一気に最終パラグラフに持っていている.
まっとうな作りだと,なんとなく産経らしく感じなくなってしまう.

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]話題の提供
 [論理構造]「」,多くの,反語
 [中心人物]
 [分析]"「政治家のウソ」に対して。いやこれは言い過ぎだ。訂正すると「政治家の記憶」"わざと言いなおす.推敲しているのだから言い過ぎだと思ったらかかなければ良いので,言い過ぎだとは思っていない.ひっくりかえして,印象を強くする手法
→第2パラグラフ
 [概要]報道の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第3パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]「」
 [中心人物]橋本氏,野中氏,青木氏
 [分析]会話を多用して,臨場感を出している.
→第4パラグラフ
 [概要]報道の紹介,筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]「」
 [分析]
→第5パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]東京地検,橋本氏
 [分析]
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]ここまでを踏まえて,新しい問題を提起
●今日のあとがき
極めてまっとうなコラム...