endy's teapot

今朝のSKshow!

今どきの産経抄(10/28)「石井タンの寄り道(地震→イラク)」

2004年10月28日 | skshow
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論理構造タイプ: 落語枕型
出現テクニック:「」,専門家,落語枕 一部の人 といえば 擬態 反語 ロングパラグラフ プチ枕 中心人物 事例紹介
インプレッション:産経らしさ ◎ 構造の魅力 ○ 読みごたえ ○

●分析前の一言
ははは,毎日かかないとあっというまにヒット数がおちるものなんですね.細くながくやるこつを考えよう.まじめに分析するんで,家にかえってから2,30分かかって,それを昼間見直して投稿なんてこと結構面倒なんです.その日の昼休みに書いて午後のどこかであげたりとか.一言だけでも許されるなら少し楽かなと思うんだけど,それって読んでいただいてたのしいのかな.
閑話休題.得意の自己責任のテーマをどうさばくかとおもって読みました.
地震の親子をあっさり枕として,使い捨て.触れずにはおられなかったんだが,これは字数の無駄づかい.もっとイラクに注力したほうがいいと思う.
折しも,報道の自由ランキングで先進国最下位をいただいたらしい国で,オーソライズされたジャーナリストとフリーのボランティアと旅行者がかくも差別される扱いを受けるのはどうしてでしょう.
その理由はどうしても文章構造からは読み取れないんですね.
おっと内容に踏み込んでしまった.

でも,微妙におとなしめの文章はおもしろいと思いませんか.過激な筆者が少しトーンダウンしているのをお楽しみください.


●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]話題の紹介
 [論理構造]といえばにもなってない
 [中心人物]地震親子と小泉首相とイラク青年
 [分析]"何という奇跡、何という発見か。地震発生以来行方不明だった車の母子のうち男の子が埋没現場から救出された。"

このはなしはこれでおわり.なんで,これを書く必然があるのか,某元大学の先生のぼやきの新書とは違うんだから,紙面を無駄に使わないでほしい.

"それとは対照的に暗い話だが、小欄はイラクの武装勢力の日本人拉致を書く。"

そんなこと書くから,こういう言い訳がましい枕がいるようになる.いらぬ寄り道である.


"小泉首相が「自衛隊は撤退しない」と言明したのは当然だった。"

これが全然脈絡なく出てくるわけ.


→第2パラグラフ
 [概要]筆者の主張
 [論理構造]
 [中心人物]イラクの青年
 [分析]極めてまっとうな論理展開.このパラグラフがしっかりしているだけに第一はもったいない.
"国には国民の生命保護の義務と責任がある。救出に全力を傾注すべきこともまた当然"しっかりした主張.次ぎがこの前提に対しての惜なので,反語的な正義といえなくもないが.

"だが、二十四歳のこの男性のイラク入りはボランティアのためなどではない。“何でも見てやろう”的漫遊の途上だったという。"
事例をあげて,

"その無謀と軽率がやり切れないのである。"
主張と事例から主張を導いている.まともな構造

→第3パラグラフ
 [概要]筆者の考察,過去の事例
 [論理構造]一部の人, [中心人物]
 [分析]過去の自己責任論を振り返っている.この青年へのあてはめのための布石

→第4パラグラフ
 [概要]
 [論理構造]それだけのことだった

 [中心人物]
 [分析]"テロリストの要求をそのまま主張する家族が自覚も反省もないことに、世論は嫌悪感を覚えたのである。「個」と「公」のけじめのなさと"
家族にそんなものを誰が要求出来るのかなということで,世論に自分の主張の理由を付け替えているのがわかる.
"それだけのことだった"これが,「らしい」キーワードなんでしょう.

個の自覚ということであれば,当事者がどう考えるかということと,家族がどう考えるかということは別のことでしょう.都合のいいところだけ集団主義を持ち込んだ構造.


→第5パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
"勝谷誠彦(まさひこ)さんの行動基準"は本人の行動基準
"テロリストの要求をそのまま主張する"の家族の行動基準
個人の意向表明と家族の支持がやはり構造的に混同されている.国語の試験なら×がつくよね.

逆に,教育の現場では「うちの子が勝手にやったんですから」と引き取りを拒む親もいるという
そういうモデルイラクに当てはめると「天晴れ」ということになるのか.

→第6パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]反語
 [中心人物]
 [分析]"すべての人がそうであれというのではないが、"反語.ちょっと主張がトーンダウンしているのがわかるだろうか.
"超危険地帯ではそれに近いものが要るだろう。" 今回割と政府がすねたり開き直ったりしていないので,あまりしり馬に乗った論陣か張りにくいのだろうか.


●今日のあとがき
結構おもしろかった.

今どきの産経抄(10/22)「琉球の(台)風」

2004年10月22日 | skshow
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論理構造タイプ: エッセイ型
出現テクニック:専門家,さげ 落語枕 一部の人 といえば 擬態 反語 ロングパラグラフ プチ枕 中心人物 事例紹介
インプレッション:産経らしさ △ 構造の魅力 △ 読みごたえ △

●分析前の一言
台風の話題に対して,沖縄は枕なのかなと読み始めたのですが,沖縄の台風の話題だった.
エッセイタイプなのだが,特徴的なのは,文章の途中で終わっているようなそんな感じ
最後に話題を提供して,その話題が膨らむ前に文末.
新聞紙で読んでいるひとは,文のおわりが視覚的にわかっているからいいのだが,
今日は私は携帯で読んだので,歩いていたらいきなり足元の大地がなくなった感じ.

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]話題の提供
 [論理構造]歴史事例
 [中心人物]台風
 [分析]台風の怖さという興味のわきそうな話からスタート
→第2パラグラフ
 [概要]話題の提供
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]今年の台風の話
→第3パラグラフ
 [概要]筆者の主張
 [論理構造]といえば
 [中心人物]沖縄人
 [分析]台風といえば沖縄
→第4パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]沖縄人
 [分析]インフラだけではないよと事例を追加
→第5パラグラフ
 [概要]事例紹介
 [論理構造]といえば,専門家
 [中心人物]
 [分析]雨,沖縄といえば宮古島
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]「」,専門家
 [中心人物]
 [分析]宮古島の方言で沖縄の人の気質を象徴

●今日のあとがき
第5以降のつながりが悪いし,6はしり切れという感がしてしまう.

今どきの産経抄(10/20)「それはマスコミを味方につけること」

2004年10月20日 | skshow
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論理構造タイプ: 落語枕型
出現テクニック:専門家,さげ 落語枕 一部の人
インプレッション:産経らしさ ○ 構造の魅力 ○ 読みごたえ △

●分析前の一言
「それはマスコミを味方につけること」
いいたいのはそれだけ.
我田引水というか,自分たちが重要なんだという主張に向かって,すべてが使い捨てにされているコラム.筆者が問題提起している主張点は,自らの属するマスコミによって作られているという立場をまったくわすれて,書いているのは片腹いたし.
使い捨てにされたのは,日銀,日銀の店長のいる都市,ライブドア,楽天,ソフトバンク,日ハム
すべて使い捨てにされている.



●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]話題の提供
 [論理構造]専門家
 [中心人物]日銀
 [分析]事例を順に提示してゆく手法
→第2パラグラフ
 [概要]紙面の紹介,事例の続き
 [論理構造]
 [中心人物]日銀と支店長の街
 [分析]珍らしく紙面からの引用を明記
→第3パラグラフ
 [概要]別の話題の紹介
 [論理構造]といえば
 [中心人物]ソフトバンク
 [分析]これが本題と思いきやという位ホットな話だけどこれも枕
そもそも
企業規模が大きい方が良いという仮説を前提している.しかし,それが提示されていない

→第4パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]孫正義
 [分析]さっきのパラグラフでも述べたが,"いまの社会状況と経済環境でいえば最強の“助っ人”というわけだろう。"という根拠がまるで提示されていない.
→第5パラグラフ
 [概要]筆者の考察,事例紹介
 [論理構造]「」
 [中心人物]日ハム
 [分析]地域性の観点からの事例を紹介し,地域重視を提示.「道民球団」という言葉で象徴している.
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の主張
 [論理構造]
 [中心人物]マスコミ
 [分析]我田引水とか手前味噌とはこのことであろう
関心を寄せなかった自らの立場は思いっきり棚に上げている
「自分達は重要」だという主張を導く構造としてはいささか無邪気な構成といえよう
「一部のマスコミのセ偏重報道もこの際に構造改革し、メディアは積極的に支援を明確にすべき」位を書くと落ちつきがいいのですが


●今日のあとがき

今どきの産経抄(10/18)「石井氏がエッセイ!誤解をおそれずにいえば驚愕」

2004年10月18日 | skshow
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論理構造タイプ: エッセイ型
出現テクニック:「」,専門家,プチ枕
インプレッション:産経らしさ ○ 構造の魅力 △ 読みごたえ ?

●分析前の一言
珍しく,石井と思われる文章で,徒然なるままにエッセイがつづられている.分析はともかく,取り上げないわけにはいかないでしょう.しかし,もうひとりの方に比べて,なんか力が入っていて,「重厚長大産業が多角化で作ったコンシューマー製品」とでもいうような読みごたえなのが,おもしろい.なんでそう読めるのかを分析.
構造がシンプルでしかけがないぶん,キーワードだということがわかる,普段政治を斬るときに
つかう,武器が民生用に転じたら,重くて固いのだ.
務め,居職,ただではすむまい,小欄,小生
いずれも,花鋏で野花を摘み取ればよいところに青龍刀を持ち込んでいるみたい.
そういう意味でおもしろい.言葉の魅力はつきません.

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]話題の提供
 [論理構造]「」
 [中心人物]
 [分析]重厚キーワード「書かなければならない務めがあるが」 単に「書かなければならないが」で十分なんです.ここがおもしろい.
→第2パラグラフ
 [概要]筆者の感想
 [論理構造]専門家,キーワード
 [中心人物]
 [分析]重厚キーワード「居職(いじょく)」こういう漢語をつかうから重いのね.
「それは明日やればいい。」これはいつもの石井さんの言い回し.
貝原益軒を引用しているが,倉嶋功の引用に比べるとさらっとおしまい.

→第3パラグラフ
 [概要]事例紹介
 [論理構造]状況描写
 [中心人物]筆者
 [分析]ここは,エッセイらしく,「しかし今年のヤマノイモの黄葉は枯れて、ムカゴはすでにこぼれ散っていた」やわらか文章

→第4パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ,筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]ここもやわらかく,「雨後」と「瀬音」と文章らしいことばを使っているが,この言葉は重厚というほどでもないかな.
→第5パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]「それにしても」で,異常気象に対する問題提起をしているが,それにしても天気がよいと元の話に戻している.
→第6パラグラフ
 [概要]さげ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]エッセイなので,筆者の感想で締められている.
重厚キーワード 「小文」「ただではすむまいと覚悟している。」
文章ならではのキーワード「夕映え」「怠惰」「お目こぼし」

ただではすむまい なんて表現は10代はしないでしょうね.

●今日のあとがき

今どきの産経抄(10/11)「腐食した日本人」

2004年10月13日 | skshow
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論理構造タイプ: 落語枕型
出現テクニックさげ 落語枕 一部の人 といえば 事例紹介
インプレッション:産経らしさ ◎ 構造の魅力 ◎ 読みごたえ △

●分析前の一言
変わらぬ主張の数行以外はすべておまけなのですが,
そのおまけがおもしろいかどうか.
パラグラフごとにばらして書くとテンポがでないので,ここでまとめてしまいます.
台風-(といえば)→台風一過
台風一過-(といえば)→東京五輪の時の天気
東京五輪-(といえば)→大量生産,消費,廃棄の始まり
大量生産-(といえば)→腐食のはじまり
故に,東京五輪-(といえば)→腐食のはじまり
腐食-(といえば)→日本人の魂と精神をむしばむ
という推移(といえば)が続いている.なるほどと思うかどうか読者次第.
蝕んだという主張をして

・敗戦国病と自虐史観は、海の砂の塩分
・周辺諸国の「反日」や「侮日」の仕掛けにも、はれものにさわるようなあんばい。
・多くの文化人や評論家は、複眼思考も平衡感覚もない反米論で世間に迎合する。
・政治家は政治家で確かな国家観も歴史観も吐露しない。
と持論を例示

短いといえばを繰り返し,飛躍につぐ飛躍をして,
最後に
“憂国の台風は“一過”とならない”
冒頭の台風の比喩を持ってきてキュッと下げる.

個人的にはおもしろいので今日はこれを取り上げます.
しかし,台風から書き起こして,大量消費が精神を蝕んで,国家感を失ったっていう推移律はりっぱ.鰯の頭も国家感って感じ.


●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]  話題の提供
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析] 小さな「といえば」をたたみかけることに一気東京オリンピックへ
台風22号→台風一過→40年前のオリンピック
→第2パラグラフ
 [概要] 事例紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析] 東京オリンピックの紹介

→第3パラグラフ
 [概要] 筆者の主張
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析] 天気は晴れて明るい話へ行くのかと思いきや、「弔鐘」というキーワードを放ち暗い話への予兆としている

→第4パラグラフ
 [概要] 事例紹介 筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析] 大量消費の例としてコンクリ
「塩」を腐食の象徴として用いる

→第5パラグラフ
 [概要] 筆者の主張
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析] 「塩の腐食といえば」
→日本人の魂の腐食
ここがいつもの主張で核の部分

→第6パラグラフ
 [概要] 筆者の主張 さげ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析] 台風22号から始まった連鎖は
「憂国の台風は“一過”とならない。」
でさげとなる



●今日のあとがき

今時の産経抄(10/8)「中二階」

2004年10月10日 | skshow
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論理構造タイプ: エッセイ型
出現テクニック:「」,専門家,プチ下げ
インプレッション:産経らしさ △ 構造の魅力 ○ 読みごたえ △

●分析前の一言
石井さんはおやすみか,この前にエッセイ風を取り上げたので,こんどこそ,濃いーのと
思っていたのですが,何か,やさしいのばかり続く
ぷち枕があるので,8日分を取り上げてみる.なんか「読書の秋」というか,上品なのが多くて.

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]話題の提供
 [論理構造]プチ枕
 [中心人物]高村正彦、平沼赳夫、古賀誠、麻生太郎
 [分析]「流行語大賞」という言葉がすでに,キャッチーである.しかし,流行語大賞自身はあっと言う間に枕として消費されてしまう.
→第2パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]専門家
 [中心人物]
 [分析]「二階」という言葉は今日ずっと使われ続ける.
→第3パラグラフ,筆者の考察
 [概要]ロングバラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第4パラグラフ
 [概要]事例紹介
 [論理構造]といえば,プチ枕
 [中心人物]永井荷風
 [分析]二階といえば,って ここで,専門家の事例を紹介.
→第5パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]プチ下げ
 [中心人物]中山前参与
 [分析]中山氏のさげが全体を枕にというほどの強さを感じることができない.なぜなら,
「二階」という言葉の方がずっと強いからだ.中山氏はプチ下げというか,事例紹介にしか
すぎない.なぜそう読み取れるかを,事実として語らなくてはいけないのだが,
”むろん書き過ぎというものである”とあけすけに否定しているからここは,本人が主張点では
ないと言っている通りに読み取れば良い

●今日のあとがき

もし,小泉総理にとっての2階を,前半の中二階の男性陣から永井荷風の薄幸の女性に移すのであれば,もっと別の人か,別の表現を用いた方がいいかも知れない.
たとえばこんな書き方ではどうか.
”小泉首相にとっては,中山恭子・前内閣官房参与は,気にはなるが,入閣しているわけではないので,ちょと遠い.もじもじしている間に,中二階に,本物の旦那を招き入れてしまったんで,するりと奥間に引っ込んでしまった.”
なんてのはどうか.結論が違うし,事実はこうでないかも知れないので,言葉のお遊びですけどね.


今どきの産経抄(10/3)「物静かなイチロー」

2004年10月04日 | skshow
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論理構造タイプ: 落語枕型
出現テクニック:「」,専門家,さげ 落語枕 ロングパラグラフ 中心人物 事例紹介
インプレッション:産経らしさ ○ 構造の魅力 ○ 読みごたえ ○

●分析前の一言
少し選んで書くようにした第一弾がいきなり石井氏のものではなさそう.
枕をたてて,ちゃんとさげているので,エッセイの構造として良いと思うので取り上げます.

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]事例紹介,話題の提供
 [論理構造]専門家
 [中心人物]べーブ・ルースとタイ・カッブ
 [分析]突然に文献を紹介していて,そりゃこの本の話題だけで,6段いくとは思わないとおもうけど,著名人が2人入っていることから目を引くイントロになっている.著者は明記されるだけで,特にこの本についての話題は広がらない.
→第2パラグラフ
 [概要]内容の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]エピソードの紹介
→第3パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第4パラグラフ
 [概要]別エピソード
 [論理構造]といえば
 [中心人物]
 [分析]変人といえば,シスラーは変人ではなかった.シスラーはイチローの前の記録保持者だった.という構造.イチローの冷静ぶりを語るためにここまでが枕になる.イチローは冷静だった.イチローは変人録に載っていないでは,一段飛躍があるので,シスラー氏も見事に糊として
活用されている.

→第5パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]イチロー
 [分析]イチローは冷静だという考察.
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の主張
 [論理構造]
 [中心人物]イチロー
 [分析]「静か」がキーワードなので,文体も静か「ルースやカッブらとともに、」というところで,枕を再利用している.
9月の産経抄では枕の再利用例が他にもあったけど,単純に「といえば」で使い捨てないで
もう一度,ちょっと違う角度で引合にだすと,文章の構造が複雑になって文が深みを増してくるかな.


●今日のあとがき

今後の今朝の産経抄について

2004年10月04日 | skshow
エンディです.
半年間,このブログサイトにお立ち寄りありがとうございます.毎日多くのみなさまに来訪頂きかんしゃしています.
遅れながらも,半年分欠落なく分析を続けられたのもみなさまのアクセスが励みになったのは確かです.
いろんな意見も頂きました.大体構造も理解できてきたので,ただ続けていても繰り返しなので,
今後は自作のコラムを少し増やしながら,構造分析は「らしい」日に絞ろうかと思います.
いきなり激減はしないですが,欠落する日が出てくる日があるのはご容赦ください.

産経抄,石井氏の主張の強さからくる文章のおもしろさは,私が言うまでもないのですが,
構造として参考にはならないときもあります.
石井氏でない方は,あくの強さはないものの,これぞエッセイという構造をみせてくれるので
参考になることもめずらしくありません.
この対照的な執筆が興味が続く理由のひとつです.

今朝のという看板はちょっと気恥ずかしいので,今朝頃のか,今どきのでもしようかと思います.
そのあたり,少しみながら続け行こうと思います.


勝手にSKshow(10/1) 「今日は都民の日!」

2004年10月01日 | skshow
▼台風の長かった滞在も多くの爪痕を残しつつやっと過ぎ,東京の空にも秋晴れが帰ってきた.
▼「東京には空がない」という高村智恵子の詩の一節は,我々東京をふるさとにする身にはぐさりと突き刺さるコピーだが,なかなかどうして東京にも抜けるような青空はやってくるものである.
▼東京といえば今日は「都民の日」,1898年に東京市が誕生したことに由来するそうで,
今日は都営の施設が無料開放され,子供たちで賑わっていることだろう.
▼私が幼少の頃は,「かっぱバッチ」というバッチを買うと動物園が無料になるバッチがあって,学校や幼稚園を通じて販売されていて,実際に行くかどうかべつとして買ってほしいもののひとつだった.
▼大学の創立記念日も10/1だったこともあり,人生の半分近くにおいて10/1は祝日として過ごして来た.今や民間企業に勤める身としては,10/1は上期の締めでもあり,有給休暇の切り換え初日.休みなんてとれるわけはないが,この日は休みというのはこの身に染みついてしまっている.
▼抜けるような空を見ると,どこかに遠くへ飛んで行くほどではないが,近くで遊びたいなんて思う,下半期のスタートである.


勝手にSKshow(10/1)「手のひらPC 汎用PC 対 アプライアンスの バトル」

2004年10月01日 | IT
手のひらに載るWindows XPマシン--OQOの超小型PC、ついに発売へ



にとってもおもしろそうなXPマシンが載っています.写真付き
トランスメタ1Ghzではワープは厳しそうですが,
小型,可搬型は専用マシンの牙城かと思ったけど,
こういうのが,サクサク動くとアプライアンスでないと思っていたものが意外と汎用機で間に合ってしまう
この辺がおもしろいです.


アプライアンス vs 汎用機(ソフトで実現)の戦い.見逃せません.

ワープロ 汎用機の勝ち
ルータ アプライアンスの勝ち
TVゲーム アプライアンスが圧倒かと思いきや,汎用機も善戦
電話機 アプライアンスが圧倒かと思いきや,ソフトホンも巻き返しなるか
AIマシン 汎用機の圧勝
DBエンジン 汎用機の圧勝

Java携帯 対 PDA 対 極小PC の戦いは...

今朝の産経抄(9/30)「らちと月」

2004年10月01日 | skshow
原文はこちら

論理構造タイプ: エッセイ型
出現テクニック:「」,専門家,一部の人 といえば 反語
インプレッション:産経らしさ ○ 構造の魅力 △ 読みごたえ △

●分析前の一言
不思議な構造

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]話題の提供
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]これって,次へのつながりが全然みえない.不思議な書き出し
→第2パラグラフ
 [概要]報道の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]一転,横田めぐみさんの話へ
→第3パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]月を枕にするには線がうすすぎ
→第4パラグラフ
 [概要]筆者の主張
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第5パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の主張
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]

●今日のあとがき
なんともとらえにくいコラム
もう一度みなおさないと