endy's teapot

今朝のSKshow!

今朝の産経抄(9/10)「水上勉」

2004年09月11日 | skshow
原文はこちら

論理構造タイプ: 追悼型
出現テクニック:といえば
インプレッション:産経らしさ △ 構造の魅力 ◎ 読みごたえ △

●分析前の一言
典型的な追悼型

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]
 [論理構造]といえば
 [中心人物]水上勉
 [分析]猛威で連れ去ったといえば,というイントロはいいです.
→第2パラグラフ
 [概要]事例紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第3パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第4パラグラフ
 [概要]別の事例,作品紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第5パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第6パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]”やがてその羽音も絶えた、と水上さんは『一休』を締めくくっている。恐らく自分をそれに重ね合わせて。”ここで,一休の締めと水上氏の締めをクロスさせ上品な文末を作ってる.

●今日のあとがき
でも,存命のときというか,最も良い作品としている作品で,自分の死を重ねるなんて,落ち着いて考えると妙としか言いようがないが,作品が作者を超えて,作品の主人公が作品を超えて歩きだすと,こういうシンクロも自然に感じるから,文章というのは面白い.

今朝の産経抄(9/9)「新世界の2楽章のオブリガードは本当にきれいなんだ」

2004年09月11日 | skshow
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論理構造タイプ: 落語枕型
出現テクニック:「」,専門家,落語枕 一部の人 といえば さげ
インプレッション:産経らしさ ◎ 構造の魅力 ◎ 読みごたえ △

●分析前の一言
ここのところ不調だったので,久々にらしいコラム

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]筆者の主張
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]筆者の主張自身が枕に使われているという珍しい例.
→第2パラグラフ
 [概要]事例紹介
 [論理構造]専門家
 [中心人物]
 [分析]”日露戦争当時の西欧諸国には、有色人種や異教徒に対する強烈な偏見”があったかもしれないが,日露戦争に偏見があったのだろうか.
→第3パラグラフ
 [概要]別の事例
 [論理構造]
 [中心人物]岩城宏之
 [分析]
→第4パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]”“新世界から”故郷ボヘミアをしのんで作曲された交響曲なのだった”いまさら声高に言わなくても,必ず学校の音楽の授業で習ってくることなんだが.
→第5パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]「とてもアメリカ的でした」は意味不明なのは確かだが,新世界は作者にとってのだから,アジアから渡航しようが, どこへ行こうが関係ない.満州で新世界を書いたって言い訳で,
彼の地で,君が代でもふるさとでも口ずさめば,その地と溶けた音楽が出来上がる.決して元の
民族音楽のままではない.
その意味では,遣唐使が三笠山を歌った歌と同じなわけ.
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の主張
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]”同感、かかる西洋中心史観でみた典型が東京裁判だろう。”これこれ,これが言いたかったこと.岩城さんも今日はダシに使われている.

●今日のあとがき
作家の主張に一緒になって踊って,あっさり使い捨てる.とっても産経らしいコラム
岩城さんの書かれていることが薄っぺらいというより,引用の仕方が薄いのか.筆者のバランスがないままに引用されているのが,問題なのかな.

今朝の産経抄(9/8)「小さな英雄」

2004年09月11日 | skshow
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論理構造タイプ:単純反復型
出現テクニック:「」,専門家,
インプレッション:産経らしさ ○ 構造の魅力 △ 読みごたえ △

●分析前の一言
作家や宗教行事を出してはいるが,基本的には事実列挙だけで終わっている

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]筆者の考察,話題の紹介
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]”大仰な物の言い方を承知で書くが、”こういう書き方も時々みかける,筆者独特の言い回し
→第2パラグラフ
 [概要]報道の紹介
 [論理構造]
 [分析]
→第3パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]専門家
 [中心人物]
 [中心人物]
 [分析]”これはドストエフスキー文学、たとえば『悪霊』の登場人物の所業である。
”単純になんか凄そうと思わせる
→第4パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ,報道の紹介の続き
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第5パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]13歳の少年
 [分析]
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]

●今日のあとがき