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論理構造タイプ: 単純反復型
出現テクニック:といえば,「専門家」
構造的には単純反復だが,中身は久々に「産経らしい」内容.
今日の「といえば」はちょっと凝っている.
・話題の提供,筆者の感想
実に強引なスタートで,その唐突さで挽子もうのというのか
”イラク暫定政府への突然の主権移譲という事態に、けったいなことだが平成十三年夏の小泉首相・八月十三日靖国神社参拝を連想してしまった。むろん二つには何の関連もない。しかしどちらも突然の「二日前倒し」で、それに同じくびっくりした。”
びっくりしたのは後付けかと思うくらい,びっくり.その後も
説明がないので唐突感は残ったまま.
”イラク暫定政府への突然の「二日前倒し」の主権移譲という事態に、けったいなことだが平成十三年夏の小泉首相・八月十三日靖国神社参拝を連想してしまった。むろん二つには何の関連もない。”
ならわかる.あえて,本人の驚きをそのまま表現する価値はないだろう.数学で解き方と回答の書き方が違うようなもの.
→といえば
私がリライトしたほうで,ここを「といえば」と理解するとして,小泉さんの話は後にもつながらず,産経らしい寄り道で
”小泉首相の八月十三日参拝は明らかに中韓の圧力に屈したもの。「八月十五日」という当初の参拝公約の日時にはそれなりの意義があった。”
なんてくだりは,なくても全く意味を失わない.こういう構造が産経らしく,実はこの一文さえかければ,後は
「おまけ」と言っても言い過ぎでないと思う.
→反語?
”そんなことはどうでもいい。”
書いておいて,これはないだろう.私からみれば余分な第2パラグラフでも,シンパの人からみれば「そのとーり」と一緒に寄り道してくれているのでは,その読者たちはここで,ポーンと飛ばされてしまった.
→筆者の主張,「専門家」(紙面の紹介)
他紙の数値を紹介し,筆者の主張を展開
→筆者の考察
気になるのは
”ヨルダン人ザルカウィ容疑者など外国人テロリストの標的になっているのは、”というのが突然でてきている.こういう重要な事実の前提こそ,連文節の前半に埋め込まず,一回事実として提示すべきだろう.逆に死亡者の割合を
”イラク人約四百人、米兵約四十人、そして拉致された民間の外国人十数人だという。”と紹介しているが,これはマクロの数値でその後の外国人容疑者の行動と何の関係もない.
内容がどうこうというより,構造としてなりたっていない.
→筆者の主張
とにかく”無法の外国人”に関心があるように想像してしまう.構造上立証できないので,意味から想像すると本欄を超えてしまうので,この辺でやめておくが.
一文ごとに前提,考察,主張という構造ではなく,2パラグラフごとにあらかじめいいたいことがあって,それを述べているという構造.あまり得るテクニックはなかった.
→
→
論理構造タイプ: 単純反復型
出現テクニック:といえば,「専門家」
構造的には単純反復だが,中身は久々に「産経らしい」内容.
今日の「といえば」はちょっと凝っている.
・話題の提供,筆者の感想
実に強引なスタートで,その唐突さで挽子もうのというのか
”イラク暫定政府への突然の主権移譲という事態に、けったいなことだが平成十三年夏の小泉首相・八月十三日靖国神社参拝を連想してしまった。むろん二つには何の関連もない。しかしどちらも突然の「二日前倒し」で、それに同じくびっくりした。”
びっくりしたのは後付けかと思うくらい,びっくり.その後も
説明がないので唐突感は残ったまま.
”イラク暫定政府への突然の「二日前倒し」の主権移譲という事態に、けったいなことだが平成十三年夏の小泉首相・八月十三日靖国神社参拝を連想してしまった。むろん二つには何の関連もない。”
ならわかる.あえて,本人の驚きをそのまま表現する価値はないだろう.数学で解き方と回答の書き方が違うようなもの.
→といえば
私がリライトしたほうで,ここを「といえば」と理解するとして,小泉さんの話は後にもつながらず,産経らしい寄り道で
”小泉首相の八月十三日参拝は明らかに中韓の圧力に屈したもの。「八月十五日」という当初の参拝公約の日時にはそれなりの意義があった。”
なんてくだりは,なくても全く意味を失わない.こういう構造が産経らしく,実はこの一文さえかければ,後は
「おまけ」と言っても言い過ぎでないと思う.
→反語?
”そんなことはどうでもいい。”
書いておいて,これはないだろう.私からみれば余分な第2パラグラフでも,シンパの人からみれば「そのとーり」と一緒に寄り道してくれているのでは,その読者たちはここで,ポーンと飛ばされてしまった.
→筆者の主張,「専門家」(紙面の紹介)
他紙の数値を紹介し,筆者の主張を展開
→筆者の考察
気になるのは
”ヨルダン人ザルカウィ容疑者など外国人テロリストの標的になっているのは、”というのが突然でてきている.こういう重要な事実の前提こそ,連文節の前半に埋め込まず,一回事実として提示すべきだろう.逆に死亡者の割合を
”イラク人約四百人、米兵約四十人、そして拉致された民間の外国人十数人だという。”と紹介しているが,これはマクロの数値でその後の外国人容疑者の行動と何の関係もない.
内容がどうこうというより,構造としてなりたっていない.
→筆者の主張
とにかく”無法の外国人”に関心があるように想像してしまう.構造上立証できないので,意味から想像すると本欄を超えてしまうので,この辺でやめておくが.
一文ごとに前提,考察,主張という構造ではなく,2パラグラフごとにあらかじめいいたいことがあって,それを述べているという構造.あまり得るテクニックはなかった.
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