BS3 <『開かずのトランク』本多猪四郎>より抜く
本多きみへの手紙
「・・・山一つ向ふには王鳳郭の一派が居ると云ふ 朝から雨だつた
途中上等兵が鮮人の若者を銃劍で突き殺す 鮮匪は中々大たんな行動をするらしい
しかし三名は射殺された 秋空のもとでノンビリとこんな記事を書いている
俺も現在の生活になれてしまつたのだ と云つても平気でいられなければ
気でも狂うか自殺でもしなければならない・・・」
親友黒澤明から本多猪四郎への手紙
「・・・実際に戦つている兵隊の苦労はしよせん内地にいちあわかる訳がない
すまんすまんと云うより外はなくそれもまた何か白々しく 結局心の隅の方に
絶えず戦つている兵隊さんのことが良心の呵責のやうに積りつもつて行く・・・」
本多きみへの手紙
「・・・山一つ向ふには王鳳郭の一派が居ると云ふ 朝から雨だつた
途中上等兵が鮮人の若者を銃劍で突き殺す 鮮匪は中々大たんな行動をするらしい
しかし三名は射殺された 秋空のもとでノンビリとこんな記事を書いている
俺も現在の生活になれてしまつたのだ と云つても平気でいられなければ
気でも狂うか自殺でもしなければならない・・・」
親友黒澤明から本多猪四郎への手紙
「・・・実際に戦つている兵隊の苦労はしよせん内地にいちあわかる訳がない
すまんすまんと云うより外はなくそれもまた何か白々しく 結局心の隅の方に
絶えず戦つている兵隊さんのことが良心の呵責のやうに積りつもつて行く・・・」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます