8月10日 映画 『十三人の刺客 』を観る (テレビ朝日・東宝提携作品 試写会 都久志会館)
上映前 役所広司 山田孝之の舞台挨拶とインタビューあり 9月25日全国ロードショー公開
役所はいつものやうにスクリーンも生も変わりなく気さく 山田は初めて見る
それぞれ長崎 鹿児島出身と自己紹介あり
客層は若い女性仲間6割 若年男女2割 高年男女2割といつたところ 若い女性が多い
昭和38年 東映 『十三人の刺客』 のリメーク版
封切も観たが 事前にSVHSビデオで録画保存していたオリジナル版を見なおした
リメーク版で知つている俳優は役所 松方 幸四郎 岸部くらい
<刺客十三人>を比較すると
島田新左衛門(直参旗本):片岡千恵蔵 60歳 :役所広司 54歳
島田新六郎(島田の甥) :里見浩太朗 27歳 :山田孝之 27歳
倉永左平次(与力) :嵐寛寿郎 60歳 :松方弘樹 68歳
三橋軍太夫(倉永配下) :阿部九州男 53歳 :沢村一樹 43歳
樋口源内(三橋配下) :加賀邦男 50歳 :石垣佑磨 28歳
堀井弥八(三橋配下) :汐路章 35歳 :近藤公園 32歳
日置八十吉(倉永配下) :春日俊二 42歳 :高岡蒼甫 28歳
大竹茂助(倉永配下) :片岡栄二郎 45歳 :六角精児 48歳
石塚利平(倉永配下) :和崎俊哉 25歳 :波岡一喜 32歳
平山九十郎(島田家食客):西村晃 40歳 :伊原剛志 47歳
佐原平蔵(浪人) :水島道太郎 51歳 :古田新太 44歳
小倉庄次郎(九十郎の弟子):沢村精四郎 20歳 :窪田正孝 22歳
木賀小弥太(木曽落合宿郷士):山城新伍 25歳 :伊勢谷友介 34歳
平均年齢 41歳 39歳
千恵蔵御大とアラ寛が60歳で最高齢 最若年は沢村の20歳 精四郎が初々しい
一方 役所54歳とやや若いが 松方68歳と最高齢 いちばん若手が窪田の22歳
平均年齢はそう大差ないがやはり各人の風格がちがう
格式ある武家集団と下郎集団くらいの差か
そのほか主な役では
松平左兵衛督斉韶(藩主):菅貫太郎 29歳 :稲垣吾郎 37歳
鬼頭半兵衛 :内田良平 39歳 :市村正親 61歳
浅川十太夫 :原田甲子郎 39歳 :光石研 48歳
出口源四郎 :有川正治 ? :阿部進之介 28歳
間宮図書(江戸家老) :高松錦之助 ? :内野聖陽 42歳
土井大炊頭利位(筆頭老中):丹波哲郎 41歳 :平幹二朗 76歳
牧野靭負(木曽上松陣屋詰):月形龍之介 61歳 :松本幸四郎 67歳
牧野妥女 :河原崎長一郎 24歳 :斎藤工 28歳
牧野千世 :三島ゆり子 23歳 :谷村美月 20歳
芸者おえん :丘さとみ 28歳 :吹石一恵 27歳
加代 :藤純子 18歳
三州屋徳兵衛(木曽落合宿総代):水野浩 ? :岸部一徳 63歳
ナレーション:芥川隆行 44歳
オリジナルは画面展開 テンポがよく分かりやすい また役者のセリフに切れがあり心地よく響く
御大はじめ 牧野靭負月形はもちろん土井大炊丹波 半兵衛内田 九十郎西村晃等々
菅の演技とも正気ともつかない狂気と面貌は不気味
当時人気だつた芥川隆行のナレーションも抑制的で分かりやすい
モノクローム シネマスコープ フィルムの画面は格調高く美しい 武家屋敷 旅籠 日本風景がよく映える
いつも思うが 最近のカラー ビスタサイズ デジタル処理画面は粒子が粗く汚いのはなぜか 少しも美しさがない
殺陣は 13人対53人から リメーク13人対300人に また火薬を使うなどぐんとスケールアップ
ただ冒頭の切腹シーンを初め血糊とオーバーな擬音は好きになれない
いちばん期待していた騎馬シーンはまずゞ
戦い後の描写はくどい気がする 説明調はいまどきの傾向で仕方ないかとも思うが
オリジナルの刀と槍だけの闘いに爽快感あり
嵐寛が馬を急停止し鐙を踏んで飛び越え下馬するショットがある
簡単に見えるがあれは本当にむつかしい ましてや60歳では さすが元祖鞍馬天狗
しかし なぜ13人が必死に明石藩主斉韶を討とうとするのか いまの観客に理解できるか?
忠と義と不条理と――そこが分からないとこの映画の面白さは半減する リメークはそこが弱い
上映前 役所広司 山田孝之の舞台挨拶とインタビューあり 9月25日全国ロードショー公開
役所はいつものやうにスクリーンも生も変わりなく気さく 山田は初めて見る
それぞれ長崎 鹿児島出身と自己紹介あり
客層は若い女性仲間6割 若年男女2割 高年男女2割といつたところ 若い女性が多い
昭和38年 東映 『十三人の刺客』 のリメーク版
封切も観たが 事前にSVHSビデオで録画保存していたオリジナル版を見なおした
リメーク版で知つている俳優は役所 松方 幸四郎 岸部くらい
<刺客十三人>を比較すると
島田新左衛門(直参旗本):片岡千恵蔵 60歳 :役所広司 54歳
島田新六郎(島田の甥) :里見浩太朗 27歳 :山田孝之 27歳
倉永左平次(与力) :嵐寛寿郎 60歳 :松方弘樹 68歳
三橋軍太夫(倉永配下) :阿部九州男 53歳 :沢村一樹 43歳
樋口源内(三橋配下) :加賀邦男 50歳 :石垣佑磨 28歳
堀井弥八(三橋配下) :汐路章 35歳 :近藤公園 32歳
日置八十吉(倉永配下) :春日俊二 42歳 :高岡蒼甫 28歳
大竹茂助(倉永配下) :片岡栄二郎 45歳 :六角精児 48歳
石塚利平(倉永配下) :和崎俊哉 25歳 :波岡一喜 32歳
平山九十郎(島田家食客):西村晃 40歳 :伊原剛志 47歳
佐原平蔵(浪人) :水島道太郎 51歳 :古田新太 44歳
小倉庄次郎(九十郎の弟子):沢村精四郎 20歳 :窪田正孝 22歳
木賀小弥太(木曽落合宿郷士):山城新伍 25歳 :伊勢谷友介 34歳
平均年齢 41歳 39歳
千恵蔵御大とアラ寛が60歳で最高齢 最若年は沢村の20歳 精四郎が初々しい
一方 役所54歳とやや若いが 松方68歳と最高齢 いちばん若手が窪田の22歳
平均年齢はそう大差ないがやはり各人の風格がちがう
格式ある武家集団と下郎集団くらいの差か
そのほか主な役では
松平左兵衛督斉韶(藩主):菅貫太郎 29歳 :稲垣吾郎 37歳
鬼頭半兵衛 :内田良平 39歳 :市村正親 61歳
浅川十太夫 :原田甲子郎 39歳 :光石研 48歳
出口源四郎 :有川正治 ? :阿部進之介 28歳
間宮図書(江戸家老) :高松錦之助 ? :内野聖陽 42歳
土井大炊頭利位(筆頭老中):丹波哲郎 41歳 :平幹二朗 76歳
牧野靭負(木曽上松陣屋詰):月形龍之介 61歳 :松本幸四郎 67歳
牧野妥女 :河原崎長一郎 24歳 :斎藤工 28歳
牧野千世 :三島ゆり子 23歳 :谷村美月 20歳
芸者おえん :丘さとみ 28歳 :吹石一恵 27歳
加代 :藤純子 18歳
三州屋徳兵衛(木曽落合宿総代):水野浩 ? :岸部一徳 63歳
ナレーション:芥川隆行 44歳
オリジナルは画面展開 テンポがよく分かりやすい また役者のセリフに切れがあり心地よく響く
御大はじめ 牧野靭負月形はもちろん土井大炊丹波 半兵衛内田 九十郎西村晃等々
菅の演技とも正気ともつかない狂気と面貌は不気味
当時人気だつた芥川隆行のナレーションも抑制的で分かりやすい
モノクローム シネマスコープ フィルムの画面は格調高く美しい 武家屋敷 旅籠 日本風景がよく映える
いつも思うが 最近のカラー ビスタサイズ デジタル処理画面は粒子が粗く汚いのはなぜか 少しも美しさがない
殺陣は 13人対53人から リメーク13人対300人に また火薬を使うなどぐんとスケールアップ
ただ冒頭の切腹シーンを初め血糊とオーバーな擬音は好きになれない
いちばん期待していた騎馬シーンはまずゞ
戦い後の描写はくどい気がする 説明調はいまどきの傾向で仕方ないかとも思うが
オリジナルの刀と槍だけの闘いに爽快感あり
嵐寛が馬を急停止し鐙を踏んで飛び越え下馬するショットがある
簡単に見えるがあれは本当にむつかしい ましてや60歳では さすが元祖鞍馬天狗
しかし なぜ13人が必死に明石藩主斉韶を討とうとするのか いまの観客に理解できるか?
忠と義と不条理と――そこが分からないとこの映画の面白さは半減する リメークはそこが弱い
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