いつも皆さまには大変お世話になり、ありがとうございます。
久しぶりのかわら版となってしまい、申し訳ございません。
皆さまお元気でいらっしゃいますか?
我が家はお客様からみて、平和な家族に映っているのではないでしょうか?
いやいや、とんでもございません。
毎日ちょっとしたゴタゴタが起こっています(笑)。
父はメールができないため、携帯電話は通話のみ。
ガラケイのままで良かったのに、
「一人旅をしたときに時刻表が見られるように」
と昨年、家族の誰にも相談せず、ある日突然スマホに変えました。
どうやらショッピングモールに行ったときに出店していた携帯ショップの兄さんに勧誘されたらしいのです。
「ほんま大丈夫かいな・・・」と一抹の不安を感じたものの、
「スマホの使い方を最初の1カ月は毎週教えてくれんねん」と意気揚々な父。
ところがです。毎週、熱心に携帯ショップに通っても、帰宅したらまったく何も使えません。
私「あ~ぁ、言わんこっちゃない」。
あきれ返っている家族に対して、唯一、田畑だけが忍耐強く、丁寧に使い方を教えていました。
毎日毎日スマホと格闘しても電話1つも取れない父。
姉がついに切れました!
「いいかげんにして!ガラケイに戻してきて!」
姉の怒りはすさまじく、意気消沈した父はひっそりと隠れてガラケイに戻しに行きました。
使いこなせず、スマホ歴たったの3カ月。
高齢の父にとっては
「なんで自分だけ使えないんだ?」
とショックな出来事だったに違いありません。
仕事の現場でも父の受難は続きます。
昔は店頭でのお支払は現金のみ。それがカードやスマホ決済が加わり、父なりに必死についていこうと四苦八苦。
娘の私も父に怒りながらも何度も何度も教えました。
可哀そうですが、現役でいるためには仕方ありません。
今、また店に新しいカード決済の機械が入ってきました。
レジも近いうちに変わります。
試練を与え続ける非情な娘ですが、きっと覚えてくれるはず。そう信じています。
でも、日常生活の中で、ふっと思うときがあるんです。
便利になって良かったと思うときと、その反対の時もあるなと。暮らしやすくなっているとはいえ、父のような高齢者にとってはその有難さが時には牙をむき、障壁となる時があるように感じます。
例えば若者ならホームページで検索したり、メールで問合せができても父なら延々とコールセンターに電話かけ続け、やっとつながっても耳が遠いせいか、内容の半分しか理解できず。
病院の予約もメールのみの場合も。
皆さまはいかがですか?
⒚kgもある桃子。
父はどうやら散歩中にひっぱられてこけたようだ。
一週間もたってからこっそり病院に行っていた。
私 「何しに行ったん?」
父 「散歩中こけた」
いつも正直でいて欲しい。