児童生徒 学級 学年 学校の取り扱い説明書

教育のことや子育て 不登校問題への対応等について、考えてみます。

子育てのポイント

2014-06-26 09:53:23 | 教育相談
 今回は、ある大学の先生が、子どもを育てる際の留意点について掲げていますので、その中から、幾つか選んでご紹介したいと思います。


子育てに完全はない。完全を期しすぎない。
 百点満点の子育ては極めて難しいことだと思いますので、求めすぎない方が賢明だと思われます。
 親が自分自身に満点の子育てを求めると、ついつい肩に力が入りすぎ、緊張してしまいます。その緊張は自然に子どもに伝わり、そして、子どもを緊張させてしまいます。
 子どもにとっては、親から与えられる緊張や圧力はありがたくないものの代表ですから、それを与えられることで、かえってやる気が減少したり、やり始めても能率が悪くなったりして、自分の本来持っている力(潜在的能力)も出せないようになってしまう可能性があると思います。それでは、親、子どもの両方にとって損なことですので、「やり過ぎや求め過ぎはかえって失うことも多い。」ことを頭に置いて子どもを養育することがたいせつなようです。


子どもと言えども別人格。親の思い通りにはならない。
 子どもは両親から生まれます。父母の特性を受け継ぎながらも、生まれた瞬間から父親とも母親とも違う新たな独自の存在です。
 そのような理由から、親が子どもに一方的に指示したり命令したりする権利はないと思います。親が子どもを支配したり、親の願望を押しつけたりすることは行き過ぎの子育てだと思われます。気をつける必要のあるポイントだと思われます。


子どもから目を離さない。
 子どもは親に対して求めていることがあると思われます。何を求めているか考えてみると、暖かい心配りと、積極的な肯定的関心を求めていると思われます。
 積極的肯定的関心は、心理学の言葉ですが、成長していく力を持ち信頼できる一人の個人として子どもを見てあげることだと思われます。
 暖かい関心を持って見守りながら、過剰には期待や干渉をしないことが大切であるように思われます。
 子どもの様子を関心を持って見守りながら、必要なときには十分に話しを聴いてあげられる、そんな適度な関係ができればよいと思われます。