児童生徒 学級 学年 学校の取り扱い説明書

教育のことや子育て 不登校問題への対応等について、考えてみます。

進路指導について 続き

2024-08-16 15:32:46 | 学校での活動について
お世話様です。
前回は、9月の活動について記してみましたが、また進路指導のことに触れます。進路指導の意義と6つの活動について触れていますので、今回は、さらに進路指導の全体的なことについて触れてみます。

進路指導は、将来のあり方や生き方に関する指導のことでした。
現在の社会状況の中で自分の将来を自分の力で切り開いて、社会への理解と自己の能力、適性、志向性、希望などの各要素を理解し、それに合わせて充実した生活につながる進路をイメージ(明確化)できるようにすることでよいかと思います。

学級の中の具体的な生徒を見ると、学校生活への適応状況に大きな差があるのも現実と思います。適応状態もよく、意欲的に生活できている生徒は、大まかな印象ですが、20%程度とも感じられます。60%程度は普通の適応状態で、20%程度はあまり意欲的ではなくて適応状態も低調の場合の生徒も存在します。但し、この数値はあくまでも印象的なものです。科学的な根拠はありません。

将来を考えることができるためには、本人が情緒的に落ち着いていて、生活へのエネルギーや意欲を持っていることが必要と考えられます。従いまして、進路指導を進めるにあたっても、他の支援と同様に、生徒の心的健康や意欲を育てることが基本になると考えられます。将来への見通しや夢を持つことができるのは、健康や安定を基盤としたものと考えられます。

教育の活動では、生徒に対して、その実情に応じて、さらに伸ばす開発的な活動が必要ですし、落ち込みを防ぎつつ開発を行う予防的な指導も必要ですし、様々な事情で落ち込んでいる場合には、校内外との連携も図りながらですが、治療的な指導を行うことも必要と思います。

「人の問題は人によって発生し、人によって解決に至る」ことができる。という言葉をふと思い出しました。そうですね、人は人によって傷つけられることが多くあり、またその傷も人によって癒されることも多いですね。
先生と生徒の関係の中でも、親と子どもの関係の中でも、人間関係は本当に微妙ですね。
特に学校の中での先生と生徒の関係は微妙で、先生がなにをどのように考えているか等は、すぐに生徒に見破られてしまいますね。特に課題を多く持っていると思われる生徒、例えば不登校や不登校気味の生徒、非行傾向のある生徒等の場合は本当に敏感ですね。自分が先生からどのように思われているか等は過敏すぎるのではないかと思われるくらいに敏感です。なので、先生は、自分の言葉が相手にどのように聞かれる可能性があるのかをきちんと意識して、話す必要があると思います。自分の存在をどのように見てくれているのか、見てくれるのかということを気にかけていますので、本当に注意位して話す必要があると思います。
どのような状態にある生徒でも、まずは冷静に対応して、可能な限り受け入れる気持ちになって、と言うか受け入れて、相手の気持ちを推し量りながら共感的に話をしたり聞いたりして、そして何か良い点はないか、何か生かせる点はないか、何か認められる点はないかと探しながら、肯定的にかかわっていくことが一番大切と思われます。相手を否定的な存在として、心の中で思うとそれはすぐに相手に感じ取られてしまって、うまくいかない場合が多くなるように思われます。
進路の話から思わぬ方向に行ってしまいましたが、今回はここまでとさせていただきます。
次回は6つの活動の中での具体的な活動で、学校の中でもできそうな活動の例を話させていただこうかと思っています。よろしくお願いいたします。


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