こんにちは。また続けようと思います。
前回アップしたものの最後の部分に私の備忘や余分な文が残されてしまいました。おかしなことになってしまってすみませんでした。
今回は本当に進路指導の一区切りにしようと思います。
進路相談は個人や集団を対象にして、進路指導の全体を行うことと同じであることを記してみました。
しかし、相手の実態に即して、その全部の活動を必要としない場合もあることは当然です。また、相談というのは、支援者、例えば教員等が一方的に行うことではなく、相手との適切な会話の中で相互に高めていくようにするものですので、対話の主導権は相手にあることも当然です。
但し、この分野の相談の場合は、相手の経験不足や認識力の不足等から、支援者からの適切な、時期に応じたアドバイスも多少は行われることも必要とも思われています。
例えば対話の中から相手の良さや特性を引き出して明確化し、それを相手に伝えていくことで、相手が新しい経験をして、新しい考えや気づきを得るということも十分にあり、そのことで改めて自分の特性に気づき、進路を具体的に考えやすくなるということも十分に起こりえることだと思っています。
やはり対話の中のバランスや、支援者が何とか相手を生かそうとする真剣なまなざしや姿勢が、相手の変容を促すものだと思っています。
この部分は普通のカウンセリングと全く変わらないことであると思います。
さてさて、進路相談の全体について、もう少し補足的に記してみたいことに触れてみます。
何度も言うように、進路相談は、相手の自己理解を促すものであること、自己理解に基づき、将来の具体的な生活の指針を探し出すこと、すなわち短期の目標の具体化、中期、長期の目標のイメージ化とできる限りの具体化を行うことが目標であると考えてきました。
したがって、進路相談をすることで、自分の今の環境の中で、自分らしい生活の仕方を自覚できることが大切であるということかと思います。
将来の生活への意欲化、具体的な行動を行うこと、取り組みを促すことが必要なことであり、これは他の教育活動とも共通するポイントです。
教育のポイントは、相手の生徒や学生の活力の高進、意欲化というところに最終的な目標がありそうだと思われます。
進路指導について、まだ触れていないいくつかの活動を挙げておきたいと思います。
進路に関する情報を得させる活動は、ある程度は現実の教育活動の中で行われていると思います。進学に関するもろもろの情報、上級学校に関する具体的な情報、等々、各種の情報をそろえておくことが必要です。
学校によっては、ガイダンスセンターというような名称の部や課を置いて、積極的に情報の収集と提供を行っている学校があります。また、ここでは希望する生徒に、(職業)適性検査等を行ったり、進路相談を専門的に行ったりすることもあります。
就職に関しても進学と同様で、情報は極めて大切と思われます。
学校は社会と離れているところが多くあり、学校の先生や支援者も、一般社会の情報をあまり多く持っていない面もあるようです。
大学を卒業して、他の職業や社会生活を経験しないで教職員になった場合には、それは悪いことではありませんが、社会・企業・組織に関する経験的な情報が少なくなってしまうのはやむを得ないかもしれません。
私見ですが、学校も社会の中にある情報機関と適切な関係で連携していく必要があるようにも思われます。また、教員や支援者がより幅広く情報を得ることができる機会を持てることも大切で必要なことと思います。
啓発的な経験を得させる活動は、例えば、職場体験や上級学校体験などが含まれます。この活動もすでに行われていると思います。生徒は学校内では得にくい活動を実際に体験できることで進路を考える良い機会になっていると思われます。
進路指導は、最後は自己決定の指導ですね。進学にしても就職にしても、最後は一つの進路先にしか進めないわけですから、本人が自分で決めることが最も大切なことと思われます。
その時に、その時点で本人がある程度のきちんとした自覚を持って決められることがもっと大切なことと思います。
迷いながらの決定も当然あるわけですし、この時点で決定したからと言って、それでそこに進めるとも限りません。第二、第三の道も当然考えておく必要もあるわけです。これらから逃避しないで、自主的に決められるような指導を行うことが最終的な進路指導と思われます。
就職、進学の手続きの指導、面接・作文等への各種の対策指導も当然この中に含まれます。面接では自己表現能力が求められるでしょうから、その指導も広い意味では進路指導の一つです。
また、これは生徒指導の大きな一つの分野でもあります。二つの分野が重なっている部分かと思います。その意味で学校全体で取り組むべき課題と思われます。
最後に追指導があります。よく合格した生徒とこれから受験を迎える生徒が混在しているととても活動がしにくいなどと言われますが、確かに緊張の場面にいる生徒と、緊張感が持ちにくい生徒がいるのでは指導はやりにくくなるかもしれません。
このような時期に進路指導をどのように展開していくかも課題の一つかと思われます。
また、卒業後の進路指導、例えば進んだところをすぐにやめてしまった等の場合も、必要に応じて追指導を行うことも生じてくるかと思われます。これも進路指導の一つの課題ではあります。
特に事件や事故等に関連している場合は、いろいろと難しい側面もあるように思います。
可能な範囲でにはなると思われますが、追指導としての活動も必要かもしれませんし、別の社会的な組織が担うことになるのかもしれません。自演、事故等にならないような指導も追指導かもしれません。
以上、進路指導に触れてきましたが、今回で一区切りにして、次からは、生徒指導の活動について、その意義や役割について考えてみたいと思います。
今回はここまでにしたいと思います。また、今後もよろしくお願いいたします。
より多くの人に見ていただけると嬉しいので、可能であれば他にご紹介をいただければ幸いです。感想やコメントもよろしくお願いいたします。
前回アップしたものの最後の部分に私の備忘や余分な文が残されてしまいました。おかしなことになってしまってすみませんでした。
今回は本当に進路指導の一区切りにしようと思います。
進路相談は個人や集団を対象にして、進路指導の全体を行うことと同じであることを記してみました。
しかし、相手の実態に即して、その全部の活動を必要としない場合もあることは当然です。また、相談というのは、支援者、例えば教員等が一方的に行うことではなく、相手との適切な会話の中で相互に高めていくようにするものですので、対話の主導権は相手にあることも当然です。
但し、この分野の相談の場合は、相手の経験不足や認識力の不足等から、支援者からの適切な、時期に応じたアドバイスも多少は行われることも必要とも思われています。
例えば対話の中から相手の良さや特性を引き出して明確化し、それを相手に伝えていくことで、相手が新しい経験をして、新しい考えや気づきを得るということも十分にあり、そのことで改めて自分の特性に気づき、進路を具体的に考えやすくなるということも十分に起こりえることだと思っています。
やはり対話の中のバランスや、支援者が何とか相手を生かそうとする真剣なまなざしや姿勢が、相手の変容を促すものだと思っています。
この部分は普通のカウンセリングと全く変わらないことであると思います。
さてさて、進路相談の全体について、もう少し補足的に記してみたいことに触れてみます。
何度も言うように、進路相談は、相手の自己理解を促すものであること、自己理解に基づき、将来の具体的な生活の指針を探し出すこと、すなわち短期の目標の具体化、中期、長期の目標のイメージ化とできる限りの具体化を行うことが目標であると考えてきました。
したがって、進路相談をすることで、自分の今の環境の中で、自分らしい生活の仕方を自覚できることが大切であるということかと思います。
将来の生活への意欲化、具体的な行動を行うこと、取り組みを促すことが必要なことであり、これは他の教育活動とも共通するポイントです。
教育のポイントは、相手の生徒や学生の活力の高進、意欲化というところに最終的な目標がありそうだと思われます。
進路指導について、まだ触れていないいくつかの活動を挙げておきたいと思います。
進路に関する情報を得させる活動は、ある程度は現実の教育活動の中で行われていると思います。進学に関するもろもろの情報、上級学校に関する具体的な情報、等々、各種の情報をそろえておくことが必要です。
学校によっては、ガイダンスセンターというような名称の部や課を置いて、積極的に情報の収集と提供を行っている学校があります。また、ここでは希望する生徒に、(職業)適性検査等を行ったり、進路相談を専門的に行ったりすることもあります。
就職に関しても進学と同様で、情報は極めて大切と思われます。
学校は社会と離れているところが多くあり、学校の先生や支援者も、一般社会の情報をあまり多く持っていない面もあるようです。
大学を卒業して、他の職業や社会生活を経験しないで教職員になった場合には、それは悪いことではありませんが、社会・企業・組織に関する経験的な情報が少なくなってしまうのはやむを得ないかもしれません。
私見ですが、学校も社会の中にある情報機関と適切な関係で連携していく必要があるようにも思われます。また、教員や支援者がより幅広く情報を得ることができる機会を持てることも大切で必要なことと思います。
啓発的な経験を得させる活動は、例えば、職場体験や上級学校体験などが含まれます。この活動もすでに行われていると思います。生徒は学校内では得にくい活動を実際に体験できることで進路を考える良い機会になっていると思われます。
進路指導は、最後は自己決定の指導ですね。進学にしても就職にしても、最後は一つの進路先にしか進めないわけですから、本人が自分で決めることが最も大切なことと思われます。
その時に、その時点で本人がある程度のきちんとした自覚を持って決められることがもっと大切なことと思います。
迷いながらの決定も当然あるわけですし、この時点で決定したからと言って、それでそこに進めるとも限りません。第二、第三の道も当然考えておく必要もあるわけです。これらから逃避しないで、自主的に決められるような指導を行うことが最終的な進路指導と思われます。
就職、進学の手続きの指導、面接・作文等への各種の対策指導も当然この中に含まれます。面接では自己表現能力が求められるでしょうから、その指導も広い意味では進路指導の一つです。
また、これは生徒指導の大きな一つの分野でもあります。二つの分野が重なっている部分かと思います。その意味で学校全体で取り組むべき課題と思われます。
最後に追指導があります。よく合格した生徒とこれから受験を迎える生徒が混在しているととても活動がしにくいなどと言われますが、確かに緊張の場面にいる生徒と、緊張感が持ちにくい生徒がいるのでは指導はやりにくくなるかもしれません。
このような時期に進路指導をどのように展開していくかも課題の一つかと思われます。
また、卒業後の進路指導、例えば進んだところをすぐにやめてしまった等の場合も、必要に応じて追指導を行うことも生じてくるかと思われます。これも進路指導の一つの課題ではあります。
特に事件や事故等に関連している場合は、いろいろと難しい側面もあるように思います。
可能な範囲でにはなると思われますが、追指導としての活動も必要かもしれませんし、別の社会的な組織が担うことになるのかもしれません。自演、事故等にならないような指導も追指導かもしれません。
以上、進路指導に触れてきましたが、今回で一区切りにして、次からは、生徒指導の活動について、その意義や役割について考えてみたいと思います。
今回はここまでにしたいと思います。また、今後もよろしくお願いいたします。
より多くの人に見ていただけると嬉しいので、可能であれば他にご紹介をいただければ幸いです。感想やコメントもよろしくお願いいたします。