今回は学年の始めですので、一年間を見通した教育の活動について、生徒指導や教育相談を中心の視点にしながら、一般的にできる活動について掲載してみます。参考になれば幸いです。
◎教育活動の目標
教育の活動は、学校の中で子どもたちにいろいろな体験を持たせ、その中で考えさせたり、感じさせたりしながら、人間性の成長を図る活動だと思います。
1年間、子どもを担任したり、授業や部活の中で覚醒との特性を把握し、それぞれの生徒との人間関係を持ち、各生徒のよさを一層伸ばしたり、逆に、そのままの特性では生徒にとってマイナスの影響があったり、集団にとっても負の影響があるような点を、例えば自己中心性が強すぎる等を可能な限り改善して次の年度に渡すことであると思います。
今日では、社会の変化や豊かさの広がりの中で、本来ならそれぞれの年令で経験してほしいことや、親の口出し手出しによって年令に応じた発達上の課題を克服できていない生徒も見られます。発達的に未熟な生徒も多くなっています。特に共感性が十分に育っていないために他者の気持ちが理解できない生徒、自分の考えや気持ちを上手に適切に表現できない自己表現力の乏しい、対人関係能力の低い生徒が多くなってきているのが現状だと思われます。
担当した生徒が、教員との出会いやふれあいの中で、人間的に成長していくことができるように、時期や特性に応じて、生徒指導や教育相談の考え方や技法は生徒の成長を促すのに大いに役立つと思われます。
1年間の生活を生徒指導・教育相談の実践期間ととらえ、その中で、教育相談の考え方や技法を活用して生徒の成長を援助していく活動を行うための基本的な例を表にしてみました。(表は掲載できないので文で参照してください)
同じ年齢で同じ時期にある生徒たちは、共通する課題を持っていることが多いので、課題克服の援助として、時には個別指導を行い、時には集団活動を行っていくのがよいと思います。
表の中にある実践項目は、筆者がこれまでの教育職の中で実施して、自分なりに良い成果を得られたものを中心に、わずかなものはこれを実践してみるのも良いのではないかという試案も記述してあります。
◎一年の初めに
はじめに適応指導と特性把握及び信頼関係をつくる。
年度の初めは、生徒が、学校、学年、学級になるべく早くなじみ、「心の居場所」を得られるように適応指導を行います。その中で、各生徒とかかわりを持ち、それぞれの特性把握や理解に努めながら、生徒との人間関係を形成し深めて信頼関係を形成することに努めます。具体的な活動については表の参照をお願いします。
個別の生徒に必要なかかわり、指導を行います。教育の活動は、やはり信頼関係がある程度形成されていないとなかなかうまく行きません。先生に対する反感、不信感等が強すぎると、教師が何を言っても生徒は受け入れません。受け入れない場合が多くあります。また、教師の言うことが教師の都合や一方的な思いこみによる場合も、生徒の共感を得られ
ず、話しが伝わりません。やはり信頼関係が基本で大切です。
中には信頼関係が形成しにくい生徒もいるので、生徒指導・教育相談の基本的な技法を活用しながらねばり強く、時間がかかっても信頼関係をつくる活動を行う必要があると思います。生徒を肯定的に見て、心情を受け入れ、配慮することが大切です。悪い状態であってもこれまでの事情の中でそうなっているだけであり、どの生徒も変容するし成長する力を持っています。また、そう思ってやることが大切だと思います。
関係がある程度できたら、まずは生徒のよさを指摘してやることが大切だと思います。この活動、集団での活動を利用しながら生徒の成長や変容を促します。これはやはりある程度時間がかかることなので、2学期の活動になるかも知れませんが継続的に行う必要があると思います。
◎2学期は学校生活の深化と発展の時
学年、時期で多くの生徒に共通の課題があるので、それを明確に意識しながら克服を援助するための技法を活用します。具体的な内容は表を参照してください。
表には、1学期に、あるいは違う学年で示されていても、実態や必要に応じて、違う時期や学年で、あるいは毎年行っても当然よいと思います。
2学期においては、それぞれの生徒の特性を活用しながら、各生徒の個の伸長を図る活動を行います。
◎3学期は総まとめと次のステップへの意識を育てる時
3学期は期間も短く入試の影響等もあって、あわただしく過ぎる時期であると思います生活リズムをきちんと維持させたいと思います。この時期には、ここまで順調に伸びてきた生徒はそのまま成長して行けると思いますので、次のステップに移行するための各生徒の学年の課題を示してやればよいと思います。
順調な成長を示すことができなかった生徒、教師から見て十分に成長を促すことができなかったと思われる生徒に対して、時間は短いですが、もう一度これまで行ってきたことを再点検しながらやってみるのがよいと思われます。
年の初めの計画、意識をつくる指導から始めて、各生徒が自分の現状を自覚できるような指導を行いたいと思います。特に、集団で各生徒に年初の思いを表現させるのがよいと思います。それぞれ表現して、相互に学ぶことが多いと思います。
指導をしながら生徒の内面に入っていき、関係をつくりたいと思います。関係ができれば言葉のやりとりができますので会話し、次年度の課題をはっきりと示してやり、取り組みを促せばよいと思います。取り組みを認めながら、承認欲求を満たしながら自信を持てるように指導できればよいと思います。
2学期、3学期はまたその時期に詳しく示してみたいと思います。よろしくお願いします。
◎教育活動の目標
教育の活動は、学校の中で子どもたちにいろいろな体験を持たせ、その中で考えさせたり、感じさせたりしながら、人間性の成長を図る活動だと思います。
1年間、子どもを担任したり、授業や部活の中で覚醒との特性を把握し、それぞれの生徒との人間関係を持ち、各生徒のよさを一層伸ばしたり、逆に、そのままの特性では生徒にとってマイナスの影響があったり、集団にとっても負の影響があるような点を、例えば自己中心性が強すぎる等を可能な限り改善して次の年度に渡すことであると思います。
今日では、社会の変化や豊かさの広がりの中で、本来ならそれぞれの年令で経験してほしいことや、親の口出し手出しによって年令に応じた発達上の課題を克服できていない生徒も見られます。発達的に未熟な生徒も多くなっています。特に共感性が十分に育っていないために他者の気持ちが理解できない生徒、自分の考えや気持ちを上手に適切に表現できない自己表現力の乏しい、対人関係能力の低い生徒が多くなってきているのが現状だと思われます。
担当した生徒が、教員との出会いやふれあいの中で、人間的に成長していくことができるように、時期や特性に応じて、生徒指導や教育相談の考え方や技法は生徒の成長を促すのに大いに役立つと思われます。
1年間の生活を生徒指導・教育相談の実践期間ととらえ、その中で、教育相談の考え方や技法を活用して生徒の成長を援助していく活動を行うための基本的な例を表にしてみました。(表は掲載できないので文で参照してください)
同じ年齢で同じ時期にある生徒たちは、共通する課題を持っていることが多いので、課題克服の援助として、時には個別指導を行い、時には集団活動を行っていくのがよいと思います。
表の中にある実践項目は、筆者がこれまでの教育職の中で実施して、自分なりに良い成果を得られたものを中心に、わずかなものはこれを実践してみるのも良いのではないかという試案も記述してあります。
◎一年の初めに
はじめに適応指導と特性把握及び信頼関係をつくる。
年度の初めは、生徒が、学校、学年、学級になるべく早くなじみ、「心の居場所」を得られるように適応指導を行います。その中で、各生徒とかかわりを持ち、それぞれの特性把握や理解に努めながら、生徒との人間関係を形成し深めて信頼関係を形成することに努めます。具体的な活動については表の参照をお願いします。
個別の生徒に必要なかかわり、指導を行います。教育の活動は、やはり信頼関係がある程度形成されていないとなかなかうまく行きません。先生に対する反感、不信感等が強すぎると、教師が何を言っても生徒は受け入れません。受け入れない場合が多くあります。また、教師の言うことが教師の都合や一方的な思いこみによる場合も、生徒の共感を得られ
ず、話しが伝わりません。やはり信頼関係が基本で大切です。
中には信頼関係が形成しにくい生徒もいるので、生徒指導・教育相談の基本的な技法を活用しながらねばり強く、時間がかかっても信頼関係をつくる活動を行う必要があると思います。生徒を肯定的に見て、心情を受け入れ、配慮することが大切です。悪い状態であってもこれまでの事情の中でそうなっているだけであり、どの生徒も変容するし成長する力を持っています。また、そう思ってやることが大切だと思います。
関係がある程度できたら、まずは生徒のよさを指摘してやることが大切だと思います。この活動、集団での活動を利用しながら生徒の成長や変容を促します。これはやはりある程度時間がかかることなので、2学期の活動になるかも知れませんが継続的に行う必要があると思います。
◎2学期は学校生活の深化と発展の時
学年、時期で多くの生徒に共通の課題があるので、それを明確に意識しながら克服を援助するための技法を活用します。具体的な内容は表を参照してください。
表には、1学期に、あるいは違う学年で示されていても、実態や必要に応じて、違う時期や学年で、あるいは毎年行っても当然よいと思います。
2学期においては、それぞれの生徒の特性を活用しながら、各生徒の個の伸長を図る活動を行います。
◎3学期は総まとめと次のステップへの意識を育てる時
3学期は期間も短く入試の影響等もあって、あわただしく過ぎる時期であると思います生活リズムをきちんと維持させたいと思います。この時期には、ここまで順調に伸びてきた生徒はそのまま成長して行けると思いますので、次のステップに移行するための各生徒の学年の課題を示してやればよいと思います。
順調な成長を示すことができなかった生徒、教師から見て十分に成長を促すことができなかったと思われる生徒に対して、時間は短いですが、もう一度これまで行ってきたことを再点検しながらやってみるのがよいと思われます。
年の初めの計画、意識をつくる指導から始めて、各生徒が自分の現状を自覚できるような指導を行いたいと思います。特に、集団で各生徒に年初の思いを表現させるのがよいと思います。それぞれ表現して、相互に学ぶことが多いと思います。
指導をしながら生徒の内面に入っていき、関係をつくりたいと思います。関係ができれば言葉のやりとりができますので会話し、次年度の課題をはっきりと示してやり、取り組みを促せばよいと思います。取り組みを認めながら、承認欲求を満たしながら自信を持てるように指導できればよいと思います。
2学期、3学期はまたその時期に詳しく示してみたいと思います。よろしくお願いします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます