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ある牧師から

ハンドルネームは「司祭」です。

あの日から10年

2011年01月26日 | 日記

(新大久保駅に張られているプレート)

新大久保駅線路に転落した男性を助けようとして、カメラマン関根史郎さんと韓国人留学生李秀賢(イ・スヒョン)さんが命を落とした日から今日で10年。
신오오꾸보역 선로에 전락한 남성을 도우려고 해서, 카메라맨 세키네 시로씨와 한국인유학생 이수현씨가 목숨을 잃은 날부터 오늘로 10년. 

実は私はこの時、この後続の何本目かの電車に乗っていた。池袋駅と目白駅の間でその電車が止まり、「新大久保駅で人身事故が起こり、次の目白駅で電車が止まっていて動けない」という放送があった。ずいぶん長い時間停止していたように記憶している。やがて電車は動き出したが、私は目白駅で降りてしまい、詳細を知ったのは後日になってからであった。そんな事からも印象深い出来事。

当時は韓流ブームの前である。韓国人に対する日本人の意識を変え始めた出来事の一つであったようにも思う。今日は偲ぶ会が行われるようだ。

追記

KBS(韓国公営放送)の全国ニュースから。釜山市の母校にある、イ・スヒョンさんの記念碑の前で26日行われた追悼式。ニュースを見る限り、彼には「義人」という称号がつけられている。日本語で言ったら「英雄」くらいの意味か。日本で推し量る以上に、韓国では慕われているのだろう。

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