NPO酒蔵環境研究会
2011/4/23 0:10 ネタリカ
今回の震災における被災地の惨状を受け、様々な復興支援が行われているのは皆様もご存知の通りだと思います。
そして「NPO酒蔵環境研究会」(東京都国分寺市)でも、独特の方法で支援活動を実施しているという。それは、飲み手が被災した地域のお酒を飲み、その酒蔵の支援をする活動のこと。「お酒を呑んでボランティア」を略してネーミングされた、その名も「呑みボラ」の参加者を、現在募集しているのだ。
同研究会には東北の酒蔵の方々も会員として登録しており、その中で被災にあわれた酒蔵も多い。そこで「呑みボラ・東北編」の第一弾では、会員の中でも被害の大きかった「大木代吉本店」(福島県・矢吹町)を支援する。
同店で作られた2種類のセットが、今回の「呑みボラ」では用意されているそうだ。Aセットには、同店の看板商品『自然郷 一貫造り 純米吟醸』1本と、業界に先駆けて昭和40年代に発売された純米酒のパイオニア『自然郷 純米酒』1本の、計2本を。
Bセットには、京都の有名料亭でも使われている料理酒『こんにちは』2本と、『きゅうりと瓜の粕漬け』各1袋(計2袋)を、それぞれラインナップ。
同店の大木雄太さんからは、
「震度6強の大地震によって、明治時代の初めに建てられた酒蔵の壁が壊れました。しかし、大切な社員家族に怪我はありませんでした。大事なお酒も守れました。復興に向けてみんな元気に頑張っています。応援してください!」
と、力強いコメントが寄せられている。酒蔵にとっては、そのお店のお酒を飲むことが一番の支援になるのだ。
そして「呑みボラ・東北編」の第二弾として受け付けられているのは、「男山本店」(宮城県気仙沼市)が作る『蒼天伝』の純米酒と純米吟醸の2本セット。
「今回の震災で本社事務所と資材倉庫が全壊しましたが、酒蔵とびん詰工場はほとんど無傷で元気に操業を開始いたしました。一日も早くみんな笑顔で酒を酌み交わせる日が来ることを信じて、おいしいお酒造りに励んでいきたいと思います」(同店・菅原昭彦社長)
こちらの酒蔵も、前を向いて力強く歩き始めている。
実は、「呑みボラ」という活動自体は2007年から始まっている。そして、この試みは能登半島地震がきっかけだった。
「義援金を送っても必要なところにすぐには届かない」と考えた同研究会が、即効性のある支援として、能登の酒蔵のお酒を支援者に直接販売。そんな経緯で、この試みはスタートしたのだ。
そして今回の「呑みボラ・東北編」は、東日本大震災が起きてから一週間後にはプロジェクトとして動き始めているそう。
「酒蔵復興には次の仕込みができるよう、お酒を買ってタンクを空にすることが大切なんです」(酒蔵環境研究会・世古一穂代表幹事)
お酒の注文が入れば、酒蔵にとっても目に見える形でお客さんの存在がわかり、復興へのモチベーションとなるというわけだ。
興味をお持ちの方は「NPO酒蔵環境研究会」へ、お電話(TEL:042-208-3320)もしくはEメール(ticn@mui.biglobe.ne.jp)でご連絡を。
ちなみに、同研究会では「呑みボラ」以外の支援活動も計画中。集まった支援金で基金を作ったり、他の被災地の酒蔵のお酒を楽しむオフ会も予定されている。
“自粛”の風潮もある、この昨今。しかし、一杯やって楽しむことも支援の1つになる。覚えておいて損はない、そんな活動だと思うのですが。
(寺西ジャジューカ)
そして「NPO酒蔵環境研究会」(東京都国分寺市)でも、独特の方法で支援活動を実施しているという。それは、飲み手が被災した地域のお酒を飲み、その酒蔵の支援をする活動のこと。「お酒を呑んでボランティア」を略してネーミングされた、その名も「呑みボラ」の参加者を、現在募集しているのだ。
同研究会には東北の酒蔵の方々も会員として登録しており、その中で被災にあわれた酒蔵も多い。そこで「呑みボラ・東北編」の第一弾では、会員の中でも被害の大きかった「大木代吉本店」(福島県・矢吹町)を支援する。
同店で作られた2種類のセットが、今回の「呑みボラ」では用意されているそうだ。Aセットには、同店の看板商品『自然郷 一貫造り 純米吟醸』1本と、業界に先駆けて昭和40年代に発売された純米酒のパイオニア『自然郷 純米酒』1本の、計2本を。
Bセットには、京都の有名料亭でも使われている料理酒『こんにちは』2本と、『きゅうりと瓜の粕漬け』各1袋(計2袋)を、それぞれラインナップ。
同店の大木雄太さんからは、
「震度6強の大地震によって、明治時代の初めに建てられた酒蔵の壁が壊れました。しかし、大切な社員家族に怪我はありませんでした。大事なお酒も守れました。復興に向けてみんな元気に頑張っています。応援してください!」
と、力強いコメントが寄せられている。酒蔵にとっては、そのお店のお酒を飲むことが一番の支援になるのだ。
そして「呑みボラ・東北編」の第二弾として受け付けられているのは、「男山本店」(宮城県気仙沼市)が作る『蒼天伝』の純米酒と純米吟醸の2本セット。
「今回の震災で本社事務所と資材倉庫が全壊しましたが、酒蔵とびん詰工場はほとんど無傷で元気に操業を開始いたしました。一日も早くみんな笑顔で酒を酌み交わせる日が来ることを信じて、おいしいお酒造りに励んでいきたいと思います」(同店・菅原昭彦社長)
こちらの酒蔵も、前を向いて力強く歩き始めている。
実は、「呑みボラ」という活動自体は2007年から始まっている。そして、この試みは能登半島地震がきっかけだった。
「義援金を送っても必要なところにすぐには届かない」と考えた同研究会が、即効性のある支援として、能登の酒蔵のお酒を支援者に直接販売。そんな経緯で、この試みはスタートしたのだ。
そして今回の「呑みボラ・東北編」は、東日本大震災が起きてから一週間後にはプロジェクトとして動き始めているそう。
「酒蔵復興には次の仕込みができるよう、お酒を買ってタンクを空にすることが大切なんです」(酒蔵環境研究会・世古一穂代表幹事)
お酒の注文が入れば、酒蔵にとっても目に見える形でお客さんの存在がわかり、復興へのモチベーションとなるというわけだ。
興味をお持ちの方は「NPO酒蔵環境研究会」へ、お電話(TEL:042-208-3320)もしくはEメール(ticn@mui.biglobe.ne.jp)でご連絡を。
ちなみに、同研究会では「呑みボラ」以外の支援活動も計画中。集まった支援金で基金を作ったり、他の被災地の酒蔵のお酒を楽しむオフ会も予定されている。
“自粛”の風潮もある、この昨今。しかし、一杯やって楽しむことも支援の1つになる。覚えておいて損はない、そんな活動だと思うのですが。
(寺西ジャジューカ)