上田ゆう子のあやせブログ

日々のでき事への私の思いをお伝えしながら、
政治のこと、社会のことを、ごいっしょに考えていきたいと思います

基地があるがために標的になる危険-議員全員協議会より(2)

2006年08月22日 | 平和と安心
「武力攻撃を受けた場合に備える」といってつくられた国民保護法。それに基づいて、綾瀬市でも「国民保護計画」づくりが進められています。議員全員協議会でその概要が説明されました。
私がひっかかったのは、「厚木基地が所在するという地域特性に配慮した」という点。「地域特性に配慮するっていったいどういうこと?」と質問しました。
部長の答えは、「基地があるがために、標的になりやすいと認識している」というものでした。
米軍が日本を守ってくれているとおっしゃる方もいますが、私はつねづね、米軍基地があることで、日本は攻撃される危険を背負い込んでいると考えてきました。万が一戦争になった場合、通常、まっさきに相手の基地を攻撃してその機能を停止させようとするだろうと思うからです。日本には油田などの資源がありませんから、米軍基地さえなければ、攻撃される可能性はゼロに近いのではないでしょうか。
綾瀬市ではこれまで、厚木基地があるから災害時に援助してもらえる等々、基地があることをメリットとして描く風潮がありました。でも今回、公式に、「基地があるがための危険」が明言されたのです。
「国民『保護』計画」といいながら、私たち綾瀬市民に、攻撃される危険を受け入れ協力しろというのでしょうか……。
この計画については、9月5日から市民の意見募集(パブリックコメント)が行われます。ぜひみなさんの思いを寄せていただきたいと思います。