U設計室 web diary

建築つれづれ日記

「悲しい気持ち」

2003-07-14 | Cinema・TV
たいてい土曜日は打ち合わせが詰まっていて
午前、午後、夕方と打ち合わせが
トリプルヘッダーとなるときもあるのですが
12日の土曜日は午前中と午後一番の打ち合わせだけで
後は特に予定がなかったので気分転換をかねて
近くの下高井戸シネマに行って、映画を見てきました。
かねてより観たいと思っていた
「戦場のピアニスト」がかかっていたのです。
見終わった後、ずーと余韻が残るというのが
僕のいい映画の基準だけど、
これはよかったわあ。
ちょっとというか、とっても悲しい余韻が残る映画でした。
善悪の描き方も単純な二元論でなくて
バランスよく描いているのも好感が持てます。
とっても悲しくそして美しい映画でした。
でもなぜ、彼らは羊のようにおとなしく
何の抗議もせずにドイツ兵に殺されていくのか?
そして思考停止状態の人間の残虐さに暗澹たる気持ちになりました。
戦争の悲惨さと平和のありがたさ。
映画館を出た後もしばらくずーっと悲しい余韻を引きずっていました。
悲しいけれどやっぱりとってもいい映画でした。
忙中閑あり。観に行ってよかったです。