U設計室 web diary

建築つれづれ日記

マジメの話(2)

2003-07-04 | About
大学を卒業してすぐの頃
夏休みに悪友3人でカヌースクールに行ったことがあります。
一人乗りのカヤックという渓流下りを楽しむカヌーです。
勿論初めから川下りなど出来る筈もなく、
湖で、「パドル」という櫂を使った舟の漕ぎ方や
沈したときの立て直し方
それが出来ないときの脱出の仕方などの講習を受けました。
でも教わったとおりにパドルで舟を漕いでも
まっすぐに進んでくれないのです。
先生に、どうしてまっすぐ進まないのか?
漕ぎ方がおかしいのかお聞きしました。
すると先生に「君はまじめな人なんですね」
と言われてしまいました。
「まっすぐに進まないのだったら、進路を修正しながら漕げばいいんですよ」
右腕と左腕とは力も違うし、風に流されることもあるし、
まっすぐにはなかなか進まないですよね。
今ならそう思うけれど、
当時は、教わった通りにやればまっすぐ進むものだと思っていたんですね。
まじめというか、単純というか。
でも、先生の言った「まっすぐ行かないのだったら、修正しながら行けばいいんですよ」
という言葉に、カルチュアショックをうけました。
なんか、肩の力が抜けたというか、とても楽な気持ちになれました。
やっぱり、マジメだったんだなあ。

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