宇宙時間 ソラノトキ

風樹晶・かざきしょう

勝手に趣味ブログ
のんびりしようよ

家庭菜園2 ゴーヤの花

2008-10-05 21:25:32 | 家庭菜園
 ゴーヤの花です。
 ゴーヤ・苦瓜、夏の定番の筈がまだ花が咲いています。実自体は、ほとんどならなくなっていますが、根性でまだまだ頑張っています。
 本当にこの夏お世話になりました。

 定番のゴーヤチャンプル、おひたし、サラダ、てんぷら
 
 産地直送って、おいしい です。


   2008/10/05 撮影
 
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リーフ 31

2008-10-05 21:12:04 | 小説 リーフ
 そして、その事件は、四日目の夜に起きた。
 その日は、満月。妖界の門が開く夜である。
 門が開くと言うことは、道が開くと言うことで
「あぁ、やっぱり、来たわ」
 レムは、昨日協会で仕入れてきたそれを見て、ため息をついた。
「何それ、どうしたの?」
 買い物から帰ってきたカルが、テーブルに荷物を置いてそれを覗き込む。
「あぁ、これ? エネルギー測定石よ。この周りに魔力や妖力の力場・リキバがあるかどうか調べられるの」
 レムが言って、鎖の先についている白と黒のまだらになったそれを、目の前で揺らして見せた。
 それは、一見すると透明な石であるが、強い魔力や妖力触れれば黒く、霊のエネルギーであれば白く、聖力や清力では輝くというものである。他にも染まる色によって、相手の性質を見極めることが出来ると言う優れものもある。しかし・・・。
 ぴしっ・・・・。
 桁違いに、強い力を受けると
   ぱりぃ   ん
「われた、・・・ね」
「割れたわね」
 割れてしまうのである。
    くっすん、高かったのに・・・・。
「   ってことは、その    」
 割れたそれを指差して、カルが顔を引きつらせる。それに対しレムは、
「いるわね。山ほど」
 きっぱり、言い切った。こういう場合、
「良かったわね、カル。面白い体験が出来るわよ。はじめてでしょ、こういうのは」
「あ、ははっは・・・・、あははは」
「・・・・・・あはははっは」
 もう、笑うしかない。
「ところで、それは、なに?」
 笑って笑って笑いまくった後、テーブルの上に袋の中身を出し始めたカルに尋ねるレムに
「これ? 塩 だけど」
「うん。それは、わかる」
 塩の詰まった袋、小皿、コップ、なにやら液体の入った小瓶、大きな厚手の布。
 一体何?  意味の分からないレムは、首を傾げるしかない。
「どこまで効果があるか分からないんだけど、・・・。あと、聖油か香油、じゃなければお香があると良いんだけど」
 塩を盛った小皿を部屋の四隅と入り口の両側に置く。
「ねぇ、レムちゃん。ここ衝立とかないんだっけ?  う・・・ん。これで、間に合うかな」
 衝立の代わり、ということだろうか? 大きな布を広げて椅子を持ってきて入口・ドアの前に吊るした。
 まったく、意味不明のカルの行動に
「ね、ねぇ、カル。何やってんの?」
 そう、聞いたレムに
「うん。結界のつもりなんだけどね。方法が良く分からなくて」
 結界  どこが?
「塩って、お清めなんかに使うから、そこに置いてみたんだけど」
 え、そうなの?
「本当は、朝日を浴びた塩のほうが良いんだけど、今からじゃ間に合わないしね」
 ぶつぶつ言いながら、コップに酒(匂いからすると米酒だわ)とビンに入っている液体をそれぞれ注いでいく。
「それじゃ、これは?」
 レムが指差したのは、液体が入ったコップ。一見すると水のようだが・・・・。
「うん。それ、水だけど」
 をい。
「っていっても、聖堂に湧いていた水もらってきたんだけどね。聖水とはいかなくても、ただの水よりは効果があると思って」
 言いながら、カルは、酒と水の入ったコップを塩と同じ四隅と入り口に置いていく。
「で、何だって、こんな事やるわけ?」
「だって、レムちゃんが、ここ妖道が通っているって言ったから、・・・塩も水もお酒もお清めに使うでしょ。それで、入り口と四隅を固めれば、少しは場を保てるかなって思ったんだけど。・・・・・どうかなぁ」
 何とも頼りないカルの台詞に
「そうなの?」
 と更に頼りないレムの台詞に、今度はカルが固まった。 
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家の庭1 コスモス

2008-10-05 16:58:25 | ウチの庭
今回は、いつもの小説と違う内容のものを…。


 庭の入り口に咲くコスモス。
 現在は、自分の身長と同じくらい。世話しているのは両親で、気が付いたらコスモスが満開、になっていました。

 コスモス 秋桜

 ・・・秋だなぁ。


  2008/10/05 撮影
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リーフ 30

2008-10-05 15:02:21 | 小説 リーフ
 注 ゴメンナサイ。後ろに文章追加しました。


 協会から宿に戻ってきて、レムは荷物を放り出しベッドに飛び込む。その隣でカルは、靴を脱いでからベッドに登った。
 カルは、どういうわけかベッドに乗る時、必ず靴を脱ぐのだ。
 本人いわく“靴を脱がないと、休んだ気にならない”そうである。
「はぁ、やっと、一仕事終わったって感じね」
 レムが、大きく息を吐いて、ごろんとベッドに横たわる。
 魔道士協会の受付で散々待たされて支部長との面会予約が取れたのが、一週間後。そのほかに、滞在中の魔導士としての活動許可も出た。
 最初、十日後にもう一度来てください。と言われたのが、カルの旅券を見せたところ、一週間後に試験を受けられるように手配をしてくれたのだ。
 通常ではこんな風にはいかない。まず、協会に手紙を出して返事が来るまで早くて数日、今度はその面接の日までひたすら待つ。ひどいときは一月もの間、足止めを食う事もあるという。
 地道に学校へ行って昇級試験を受け、という方法もあるがそれには早くて3年、場合によっては十数年。試験に受からなければ、落第だ。
 やっぱり、マリーヌの名前は偉大だわ。その威力の大きさに、改めて感心するレムであった。
 
 ベッドの上でレムがこれからの計画を練る。
 しばらくは、のんびりと市内見物でもして(折角宿に落ち着いたのだから、洗濯もしたい)、旅の疲れを取りたい。ただ、この宿を紹介してくれた協会の事務員の意味ありげな視線が気になると言えば、気になる。
 まぁ、その時はその時で、・・・・何とかなるでしょう。その前に
「カル、どっか食べに行こう。おなかすいた」
 とっくに正午は過ぎている。カルを誘って、宿を出た。

 のんびり休む、・・・はずが、
 どこで誰に聞いたのか、この宿に現役魔導士が泊まっているといううわさを聞きつけた近所の人たちが、とっかえひっかえ宿に押しかけてきたのである。 うせもの探し・行方不明の人探し・怪我人や病人の治療、中には何を勘違いしたのか、死んだご先祖の霊を呼び出してほしい。などというものまであった。
 そのたびレムは、アドバイスしたり様々な専門所“探偵所・病院、あるいは魔道士協会等”に行くように指示したり、簡単な事なら実際に魔術を使って助け(勿論仕事として、がっちり謝礼を取るのは忘れない)たりもしたが、しまいに切れた。
「あたしは、魔導士であって、医者でも占い師でも交霊士でもないのよ。頼むから、的外れな依頼を持ってこないで」
 簡単に言えば、いい加減にしてくれ。という気分であった。

 問題発言があったのは、三日後だった。
 やはり、腰が痛いだの体がだるいだのと言う的外れの依頼を持ってきた相手をカルにさせ(初日にマッサージをしたところ、毎日通ってくる様になってしまったのだその人は)、レムは、荷物の整理をしながらその人物の話をなんとなく聞いていた。
「それにしても、よくこの部屋を借りましたね。やっぱり、魔導士ともなると普通の人とは違うのでしょうかね」
 その、台詞に“一体、どういうことよ”と詰め寄ろうかとも思ったのだが、レムは、なんとなくその意味の検討はついていた。
 どういうことかというと。
 まず、部屋が暗い。部屋の南側にドアと窓、東側と北側にも窓があり、光は十分入ってくる。それなのに、なぜか、部屋が暗い。
 その上、この部屋に入ってから二人して訳の分からない夢は見るわ、おかしな音はするは、変なものが見えるわ、金縛り(これは、レムだけだが)にはあうわ。カルはカルで、部屋の中が煙くさい。と言い出す始末。
 どう考えても、変である。
 宿のおかみさんに聞いた所で、そうそう素直に教えてくれるとは思えない(魔導士協会からの紹介と言ったら、宿の本館ではなくわざわざこの離れに案内してくれたのも、おかみさんだし。協会とグルだったんだな)。
 そこでレムは、それとなく辺りに探りを入れ、近くの教会や魔道士協会で調べてみると、案の定、ここがとんでもない場所であることが判明した。
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家庭菜園1 とまとの花

2008-10-05 12:20:29 | 家庭菜園
もう、季節外れになりつつあるトマト。まだがんばって、花をつけています。


   2008/10/05 撮影
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