NPT(核拡散防止条約)再検討会議は25日、すべての委員会で最終合意文書草案をめぐる交渉が決裂したことを受け、失敗に終わることが確実となった。エジプト、イランなど非同盟諸国が米国をはじめとする核保有国への根深い不信を背景に、実質議論の妨害に動いたことが引き金となった。さらに米国が、強引に合意文をまとめようとして反米的な機運が高まることを懸念し、指導力を発揮しなかったことも大きい。 (毎日新聞のサイトから)
今回のNPT再検討会議は、始まる前から決裂が懸念されていたが、現実のこととして示されると、やはり虚しいものだ。
核兵器保有国のエゴに世界中が振り回されている。こんな不条理な話はない。エゴは核兵器を持つ国だけではない。核の「平和利用」を目指す国も少しも譲歩しようとしない。
核の問題は平和の問題であるが、経済の問題でもある。核開発が経済活動の中に組み込まれているという事実が、NPTが停滞する大きな原因になっている。アメリカ経済も日本経済もNPTを忌避している。社会主義国が崩壊して15年。全世界的規模で考えれば、資本主義経済も一部の富める者以外にはうまく機能していないことがわかる。ここ数年の世界の不安と緊張は、一部の富める者たちのエゴのせいではないのか?
今回のNPT再検討会議は、始まる前から決裂が懸念されていたが、現実のこととして示されると、やはり虚しいものだ。
核兵器保有国のエゴに世界中が振り回されている。こんな不条理な話はない。エゴは核兵器を持つ国だけではない。核の「平和利用」を目指す国も少しも譲歩しようとしない。
核の問題は平和の問題であるが、経済の問題でもある。核開発が経済活動の中に組み込まれているという事実が、NPTが停滞する大きな原因になっている。アメリカ経済も日本経済もNPTを忌避している。社会主義国が崩壊して15年。全世界的規模で考えれば、資本主義経済も一部の富める者以外にはうまく機能していないことがわかる。ここ数年の世界の不安と緊張は、一部の富める者たちのエゴのせいではないのか?
