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日々の気になるニュース。ただし某NGOのお仕事が忙しい時はしばらく更新されないことも…。

犠牲者2万人に迫る パキスタン地震 (各紙)

2005-10-10 11:57:16 | アジア・オセアニア関連
Mirpurに住むMuhammad Furqan Riazさんは、彼の町を襲った惨劇を以下のように語った。
「人々は、地震のショックによる恐怖のため路上に溢れ出し、道に座り込んで祈った。だが、誰もうまく逃げおおせたなかった。
私は、宗教学校の4人の生徒が、逃げる途中で崩れてきたミナレットの下敷きになってなくなったということを聞いた。他の子どもたちも同じようにして亡くなった。私は、これらの倒壊したモスクを訪ねてみて、これは真の恐怖であることを確認した。
地面に横たえられた、倒壊した建物から掘り出された遺体は、血にまみれほとんど誰なのかも見分けがつかないほど損傷している。
倒壊した建物の傍らで息子の行方がわからなくなっている女性が「息子の遺体がありさえすればいい。死んだということが分かるだけでもいい」と泣き叫んでいるのを見た。
ある少年は、コンクリートの塊で顔面がつぶれていて髪の毛だけで身元が確認された。彼は休憩時間にちょっと買い物に出たところだった」と彼の近親者は言っていた。これらの惨劇は人々に悲しみをもたらしている。
病院を訪れたところ、献血をする人々が列をつくっていた。私も献血を申し出たが、病院当局者は、ほとんどの献血希望者に血液が必要とされていないとして断っている。
多層階のアパートに住む隣人たちの中には、私の家が1階建てなので非難してきている者もいる。
人々は屋内で眠ることに神経質になっていて、それぞれの家の裏庭などの屋外で睡眠をとっている。
アッラーに、もっとひどくならなかったことを感謝する。私たちのために祈ってほしい。
(BBCのサイトから)

【イスラマバード西尾英之】パキスタン北東部を震源とするマグニチュード7.6のパキスタン地震は9日、各地の被災状況が明らかになるにつれ、死者数は2万人に迫った。被害はさらに拡大する可能性がある。パキスタンのムシャラフ大統領は同日、国際社会に緊急支援を要請した。被災地では救援活動が本格的に始まったが、豪雨や道路の寸断、余震などで難航している。 (毎日新聞のサイトから)

首都イスラマバードから直線距離で北に約50km離れたアボタバード。街の中心部のアユーブ病院の庭には、巨大テントが、いくつも設置され、その下にずらりと並んだベッドに負傷者が収容されていた。
テントの下は既に満員で、一部のベッドは木陰に置かれている。
テントの下では、マンセラ地区バラコートに住むマンズール・アフメドさん(40)が、倒壊した自宅の屋根で頭を強打した1歳半の娘、イマーン・グルちゃんを抱き続けていた。
別の病院で、緊急手術が必要と診断され、ここに来た。だが、何時間待っても何の治療も受けられない。アフメドさんは「医師は娘に注意を払ってくれない。いつになったら手術を受けられるのか、誰も教えてくれない」と嘆く。 (読売新聞のサイトから)

地震の死者数についてアジズ首相は、9日午後にシェルパオ内相が発表した1万9136人と変わらないと語ったが、さらに増えるとの見通しを示した。死者数を3万人以上と推定する政府当局者もいる。 (共同の配信記事から)

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