カンヌで開催中の第58回カンヌ国際映画祭で、コンペティション部門に出品された小林政広監督の「バッシング」が公式上映された。
同作品は、中東で人質になった後、解放され帰国した主人公が、社会からバッシングされる様子を描いている。
同映画は、イラクで人質となった高遠菜穂子さんをめぐる事件にヒントを得たものだが、記者会見で小林監督は、高遠さんが日本でバッシングを受けた理由を説明するのは難しいと述べた。
ただ、同監督は、人質問題に対する小泉首相の姿勢や、保守的な日本のメディアにより、そうした世論が形成されたとの見方を示した。また、弱者を攻撃する傾向があり、日本社会は病んでいるのかもしれないとの考えも示した。(ロイターのサイトから)
「弱者を攻撃する傾向があり、日本社会は病んでいるのかもしれない」には全面的に賛成だ。
尼崎脱線事故で、事故が起きてまだそれほど時間が経過していない時点で、運転士は明らかに標的になっていた。そして、標的はJR西、JR西の社員、記者会見で暴言を吐いた記者へと次々に移り変わっていった。これはメディア主導のイジメの対象探しとも言うべきで、メディアの役割りはイジメの対象の提示ではないかと思えるほどだ。
そして、ハート社員の齊藤昭彦さんの事件で、家族を引っ張り出すメディアのやり方は、イジメのお先棒担ぎ以外の何者でもない。
今の日本社会は、常にイジメの対象を探している。小林監督が日本社会を病んでいると言っているのは正しい。
同作品は、中東で人質になった後、解放され帰国した主人公が、社会からバッシングされる様子を描いている。
同映画は、イラクで人質となった高遠菜穂子さんをめぐる事件にヒントを得たものだが、記者会見で小林監督は、高遠さんが日本でバッシングを受けた理由を説明するのは難しいと述べた。
ただ、同監督は、人質問題に対する小泉首相の姿勢や、保守的な日本のメディアにより、そうした世論が形成されたとの見方を示した。また、弱者を攻撃する傾向があり、日本社会は病んでいるのかもしれないとの考えも示した。(ロイターのサイトから)
「弱者を攻撃する傾向があり、日本社会は病んでいるのかもしれない」には全面的に賛成だ。
尼崎脱線事故で、事故が起きてまだそれほど時間が経過していない時点で、運転士は明らかに標的になっていた。そして、標的はJR西、JR西の社員、記者会見で暴言を吐いた記者へと次々に移り変わっていった。これはメディア主導のイジメの対象探しとも言うべきで、メディアの役割りはイジメの対象の提示ではないかと思えるほどだ。
そして、ハート社員の齊藤昭彦さんの事件で、家族を引っ張り出すメディアのやり方は、イジメのお先棒担ぎ以外の何者でもない。
今の日本社会は、常にイジメの対象を探している。小林監督が日本社会を病んでいると言っているのは正しい。
マスコミは安易に答えを求めすぎるような気がします。「悪いのはこいつだ」と、誰かを叩いてこそジャーナリストの醍醐味と言わんばかりに…驚く事に、その矛先は被害者側だったり。
自分自身も、決してメディアに流されないとは言い切れないですが、
>メディアの役割りはイジメの対象の提示ではないかと思えるほどだ。
とは、同感です。たまに気持ち悪くなってしまうくらいに…。