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日々の気になるニュース。ただし某NGOのお仕事が忙しい時はしばらく更新されないことも…。

名古屋で白血病治療を受けたアッバースくん、帰国後急死(毎日新聞)

2005-02-12 14:06:54 | on Peace
悪性血液疾患のため名古屋大学付属病院で治療を受け、イラクに帰国したアッバース・アリ・アルマルキー君(6)が今月上旬に急死していたことが11日、主治医のフサーム・マフムード・サーリフ医師から名古屋市の市民団体セイブ・イラクチルドレン名古屋」(小野万里子代表)に送られた電子メールで判明した。
小野代表によると、アッバース君は帰国後も元気に過ごしていたが、5日夜に突然発熱。翌6日朝に父親の手で病院に運ばれた時には意識はなく手の施しようがなかったという。詳しい死因など不明だが、悪性血液疾患の再発ではなく、感染症の疑いがあるという。(毎日新聞のサイトから)

日本における小児白血病の治癒率は80%超だが、イラクで子どもが白血病を発症した場合は、ほとんど助からない。助からないのは、治療に必要な薬が十分にないことと病院の設備が白血病の治療をするには不十分だということが大きい。
第1次/第2次湾岸戦争で大量に使われた劣化ウラン弾が、イラクの子どもたちだけでなく、従軍した多国籍軍/有志連合の兵士たちやその子どもたちの健康を蝕んでいる。
劣化ウランによる健康被害について、WHOや各国政府などの公的機関は責任逃れをせず、正面からしっかりと向き合うべきだ。

劣化ウラン廃絶キャンペーンは、明日、下記の集まりをもちます。ぜひ参加してください。

劣化ウラン廃絶キャンペーン一周年記念イベント

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鎌仲ひとみ監督と見る
『イラク 劣化ウラン弾被害調査-ドイツ人医師13年の足跡』
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▼ 日時:2月13日(日)午後6時~8時
▼ 会場:APPF事務所 (神田淡路町1-21静和ビル2階、B号室 総評会館裏
最寄駅:地下鉄都営新宿線 小川町、東京メトロ千代田線 新御茶ノ水、東京メトロ丸ノ内線 淡路町、JR中央線 御茶ノ水)
▼ 参加費:500円
▼ 参加される方は、なるべく事前にメールでご連絡をお願いします。
▼ 連絡先 peace21st@ybb.ne.jp

□『イラク 劣化ウラン弾被害調査-ドイツ人医師13年の足跡』の上映
□ 1月27日、神戸市立藤原台小学校で行われたワークショップの報告

●『イラク 劣化ウラン弾被害調査-ドイツ人医師13年の足跡』
先日NHKで紹介された劣化ウランについての番組イラク 劣化ウラン弾被害調査~ドイツ人医師13年の足跡~』(ドイツ制作)が大きな反響を呼んでいます。イラクで凄まじい増加を見せている子供達のガンや白血病の原因を、まさに命を賭けてこの問題を告発したドイツ人医師の行動を通して、劣化ウラン兵器へと絞り込んで行くスリリングな展開。
この番組のビデオを、早くからこの問題を取材し、「ヒバクシャ-世界の終りに」で世界の各賞を総なめにした鎌中ひとみ監督とともに見てみませんか?

劣化ウラン廃絶のために今一番必要なことは、真実を伝えることです。

劣化ウラン廃絶キャンペーンは、昨年産声を上げて以来、イラク拘束事件という荒波を超えて大きな一歩を踏み出そうとしています。

ぜひ、新たな仲間たちとの出会いを広げる機会にしたいと考えております。


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