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日々の気になるニュース。ただし某NGOのお仕事が忙しい時はしばらく更新されないことも…。

『ヤラセ』と『シカト』 教育改革TM (東京新聞 特報)

2006-12-14 14:21:59 | 日本
昨年三月五日。松江市のくにびきメッセで「教育改革タウンミーティング イン島根-考えよう、義務教育」が開かれた。参加者は約四百三十人で満席。会場はブロックに分けられ、計十二人が発言した。
 「Cブロックの人」。司会者の呼び掛けに木村衣月子(えつこ)さん(58)は懸命に手を伸ばした。木村さんは地域でいじめや不登校問題に取り組む「子どもの人権オンブズパーソン」の代表を務める。が、結局、当てられなかった。
 「いじめ自殺の現状を文部科学大臣にどうしても伝えたかった。でも、会場からの発言は一人二分に限られ、十二人だけ。三時間ほどの間、ほとんどが国の施策などの説明で、国民の声を聞くなんて建前では」と木村さんは振り返る。

前出の木村さんも「国民の声を聞いた、論議を尽くしたとしつつ、実際の声は届かない仕組みになっている」と話し、こう訴えた。「結局、国民はばかにされている。私たち自身もいいかげん、どう操作されているかに気が付かなくては」 (東京新聞のサイトから)

朝刊1部百円の東京新聞の正義感は心地よい。特に「特報」は、まいかいなかなか力が入っていて読む方も楽しみだ。今日の特報はTMのやらせ問題。大新聞もこれぐらい書けと言いたい。

聞く耳持たない小泉政権は、大衆操作の達人であった。タウン・ミーティングを考え出したのが誰かは知らないが、偽装民主政治の小道具としては実に優れたものだった。
ここまで民主主義をコケにした政権は滅多にない。小泉-安部の流れを断ち切らないかぎり安心して眠れる夜はやってこない。

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