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日々の気になるニュース。ただし某NGOのお仕事が忙しい時はしばらく更新されないことも…。

猫騒動:木から降りられず、捕獲作戦は失敗 兵庫 (毎日新聞)

2006-12-07 03:17:34 | on Peace
兵庫県西宮市宮西町の夙川公園で、松の木に登った白い猫が降りられなくなった。通報を受けた西宮消防署は4日朝から救出を試みたが、猫はさらに高い枝へと逃げるばかり。高さ約16メートルの枝で身動きが取れなくなったため、レスキュー隊員が6日午後6時半ごろ、自力で降りるのを期待して枝に網を張った。
レスキュー隊員は4日朝、5日夜、6日昼に高さ約10メートルのはしごから網などで捕獲を試みたが、猫は「ハー」と威嚇して枝から枝へと逃げた。よく太った成猫で、元気な様子。(毎日新聞のサイトから)

がんばれレスキュー隊! ニャンコも木から落ちるな!

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1 コメント

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八つ当たり (うさこ)
2006-12-07 16:27:40
日本人は、こういうニュースが大好きである。私も、かなり好きである。やっぱりこの国の人間には「人情」(私の辞書にはなさそうな語彙だが・・・。人生で使用したのは、もしかして今が初めて?)があるんだなあ。あー、しみじみ・・・と、感じることが、きっとみんな好きなんでしょう。
テレビでは頭の悪そうなタレントが(こう書いたからといって、私の頭がいいというわけじゃないけど、私の頭が良くなくたって、そういうタレントの頭が悪いという事実に変わりはないんだから、別に構わないだろう)ズラっと並んで、感動実話の再現フィルムを見て、グスグス泣いている。それを見て、きっと全国のお茶の間(よくよく見てみれば、この「お茶の間」という単語にはすごい思想が隠れていそうだ。しかし、私にとってこの単語のイメージは、まったく前述のような超安っぽさを帯びている単語に成り下がっている)でも、たくさんの人情味溢れる日本人が、やっぱりグスグス泣いているんだろう。
(全然関係ありませんが、突然いま、漱石の『三四郎』の中の、三四郎が劇場に『ハムレット』を観に行って、日本人の役者が『ハムレット』を演じていることに妙な違和感を持つ場面を思い出しました。はい。日本ってたぶん漱石の時代と、ほとんど変わっていません。だけど、たぶんいまの30代くらいから下は、かなり変わっている部分もあります。そして、この変わっている部分、人情が抜け落ちると、突然「人が死ぬということが(殺すということが、だっけ?)どういうことか知りたかった」という理由だけで、目の前の人を簡単に殺してみちゃったりするところに、ぶっ飛んだりします。)

えーと、話がずれました。高いところのネコは救ってほしいです。崖の犬も、救って欲しいです。
でも、ネコ1匹の救出劇にこれほどパチパチ拍手をして、(自分の「やさしさ」「心の清さ」の確認をし)喜んだ人たちが、ガス室の中で苦しみ抜きながら死んでいく(動物愛護センターで実際に働いている人の話によると、ガス室の壁をいくら厚いステンレスで作っても、苦しみ抜く犬たちの爪により、半年すると必ず穴が開くそうです。いくら厚くても、だそうです)、そして時には、予算不足のためガスが十分使用できず、まだ生きたまま焼かれ殺されていく(私はこれまでガス不足でガス室で死にきれず生きたまま焼かれているのは大型犬だけだと思っていましたが、呼吸数の少ない子猫も死にきれないそうですね。)全国一日1200匹の犬や猫たちの殺処分問題については、どれほど心を動かしてくれるのでしょうか。私はこういう猫の救出劇の話を聞くと、ついついそのうしろで無視され、きょうも殺されていった犬や猫たちのことを考えてしまいます。

だからといって、このサイトで、この手のニュースを取上げるなということではありません。私のミクシィのきのうの日記も、「ネコの無賃乗車」でした。どんどんやってください。
要するにこれは私の、サイト所有者(と呼ぶのだろうか?)に対する「八つ当たり」と、このサイトを勝手に利用しての、「犬猫殺処分問題」への世間の関心を高める広報活動なのでしょう。それでは、そろそろ終わりにします。