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日々の気になるニュース。ただし某NGOのお仕事が忙しい時はしばらく更新されないことも…。

体内被爆の女性 苦しみの60年語る (毎日新聞のサイト)

2005-08-06 18:01:13 | on Peace
岸さんの母は、子どもを授かったことを夫と喜んだばかりだった。その夫は外出先で無残に被爆死したが、母は無傷だった。「奇跡」と思われた。まさか、おなかの中の子どもに、体には感じない無数の透明な凶器が突き刺さっていようとは、知るよしもなかった。

「胎内被爆がどんなもんか、誰もわかってないでしょう。私の顔も名前も新聞に出していいけえ、ちゃんと伝えてね」。ほほえんで言った。
部屋の卓上カレンダーの8月6日の欄いっぱいに、「原爆60年」の文字が書かれていた。岸さんが、実名で詳しく自らの原爆小頭症について語ったのは初めて。生まれる前から負わされ、死ぬまで続く原爆の人間破壊。岸さんの目は、それを広く伝えるよう私に託していた。口調は穏やかだったが、決して昔話を語る風ではなく、ずしりとこたえる話だった。そして、最後に言った。
「8月6日は忘れちゃいけん日。原爆が憎い」 (毎日新聞のサイトから)

今日はどのメディアも原爆とヒバクシャを取り上げている。
ヒバクシャの健康被害と「思い」は、いったい誰がどのようにして引き受けるべきなのか、引き受けることが出来るのか?
秋葉市長は、今年の平和宣言でアメリカの軍拡政策を厳しく糾弾し、原爆の碑から「過ちは繰り返しませぬから」を引用し、平和への決意を語った。
コネズミは…、誰かに書かせた原稿を棒読みでたどたどしく読んだだけだった…。
世界の平和に立ちはだかるものはたくさんあるが、ブッシュ政権はその中でも最大規模の障害だ。


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