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日々の気になるニュース。ただし某NGOのお仕事が忙しい時はしばらく更新されないことも…。

ダカウ強制収容所解放60周年 (BBC)

2005-05-02 00:17:50 | ヨーロッパ関連
アメリカ軍によって解放されたダカウ強制収容所の生存者が、解放60周年を記念する式典を行った。ダカウ強制収容所はドイツ南部のミュンヘンに程近いところにある、ナチス・ドイツによって初めて建設された強制収容所だ。(BBCのサイトから)

今年は、第2次世界大戦が終結して60年になるので、各地で色々な記念式典が開かれるだろう。被害者を悼み弔うだけでなく、加害の歴史をしっかりと記録することも必要だ。大日本帝国が戦争に走ったことは、歴史的必然だったという論調が、年々強くなるように感じられるが、これは歴史的責任逃れというべきだろう。本来なら、加害も被害も歴史的痛みとして心にとめておかなければならないのだが、政治が国家主義的傾向を強く持つようになると、被害意識ばかりが強調され、加害者としての歴史的記憶は曖昧にされてしまう。
被害意識ばかりことさら言い募る政治家や評論家には注意すべきだ。先日の某深夜政治ショー番組で、ある政党の党首に「靖国に参拝に行け」を迫っていた老害評論家などいい例だ。

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