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スペイン、サパテロ首相がETAの解散を要求 (BBC)

2005-05-12 14:10:33 | ヨーロッパ関連
スペインのサパテロ首相は、声明の中でETA(バスク祖国と自由)の解散を求めた。彼はまた野党勢力に、国際テロと戦うため、政府に協力するよう求めた。
社会党(PSOE)が政権についてから1年、サパテロ首相はスペインの健全な姿を示した。
スぺインは、ヨーロッパの中心に戻り、イラクに関してアメリカとは異なる道筋を示した、と彼は述べた。。
アスナール前首相が率いた国民党が、191名が死亡した2004年3月のマドリッドのテロ直後の選挙で政権を失い、サパテロ政権がスペイン軍をイラクから撤退させてからスペインと米国との関係は冷えている
サパテロ首相は、水曜に議会で選挙は大衆からの変革の要求の表明だったとし「だから私はイラクから撤兵した。今、我々の軍隊はスペイン国民が望むところにいる」述べた。
サパテロ首相は、また、「法治国家はテロに直面しても、その強さと優位性と論証することができる。テロリストたちもそのことを認識していて、これまで以上に暴力は恐怖と痛みを生み出すだけで、他に何も用を成さないことを実感している」と現政権がスペイン国内の暴力(ETAに夜30年にわたる闘争で800人以上が死亡している)の終結を目指し努力している。我々は、バスクの多くの人々が、かつてなかったほど、暴力を拒絶し平和を望んでいることを知っている。ETAの未来には一つの運命しかない。それは解散し、武装解除することだ。首相としてこのことを実現するのが私の義務だ」と述べた。 (BBCのサイトから)

ETAの解散は、バスクの分離独立問題に一定の道筋を示さない限り難しいだろう。ETAのテロ行為は非難されるべきだが、独立を認めるのか、自治権を拡大するのか、それとも現状維持なのか、そういった根本的な議論がなければ先に進まない。

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