Watching

日々の気になるニュース。ただし某NGOのお仕事が忙しい時はしばらく更新されないことも…。

石原都知事、四男関与の事業脚本料を実は予算化 (読売新聞)

2006-12-28 10:22:33 | 日本
東京都の石原慎太郎知事の四男(40)の関与が批判されている都の文化振興施策「トーキョーワンダーサイト(TWS)」事業に絡み、目玉事業として企画された「能オペラ」公演で、石原知事の脚本料として100万円が予算化されていたことが27日、読売新聞の情報公開請求でわかった。
公演が作曲家とのトラブルで中止されたため、実際には支払われなかったが、脚本料ゼロとする知事の説明と食い違っている。
能オペラは能の表現方法をオペラに取り入れた現代歌劇。知事の四男らの発案で、都と都歴史文化財団などで実行委員会を組織し、2004年2月に都内で公開される予定だった。
石原知事は会見で「息子も参加したので、おれが本をただで書いてやった」などと述べている。しかし、能オペラ事業の実施経費執行計画には、総予算4350万円の中に知事への脚本料100万円も盛り込まれていた。
また、知事の四男がTWSのキュレーティングアーティスト(学芸員)として、約30万円の報酬をいったん受け取っていたこともわかった。支払われたのは03年12月で、この年の6~7月に計102時間、能オペラの舞台美術の打ち合わせなどをした対価という。
四男は全額を翌年3月までに返金したが、これも「無報酬で手伝っていた」とする石原知事の説明とは食い違っている。 (読売新聞のサイトから)

社会的弱者に鞭打つような発言や政策を繰り返す石原慎太郎もニート息子にはめっぽう甘い。ここでニート全体を見回して現代の経済と政治の矛盾をつかずに、自分の息子だけ庇護するのがこの暴言政治家の本質だ。
こんな親父を持ったばかりに、石原の四男が、芸術家としての公正な評価を得る機会を失ってしまっているのも気の毒といえば気の毒だ。たとえその作品が酷評されることになるにしても、親父抜きの評価はしてもらえそうにないのだから…。
それにしても脚本料100万円は、石原の文学的価値を考えるとボッタクリもいいところだ。事実は、「百万円払うからボクちゃんの脚本を使ってね。息子もこみで!」ではなかったのかと妄想。

最新の画像もっと見る